女神様はガチャ石を貰いました。

花石雫

女神様はガチャ石を貰いました。(脚本)

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〇山中の滝
ミューシャ「・・・」
ミューシャ「・・・これは」
ミューシャ「新しい鉱石・・・」
ミューシャ「これは、女神様に献上しないとですね・・・!」

〇幻想空間
  宝石の精霊のお仕事は祈り各地に宝石を産み出すことです。
  何の鉱石が産まれるかは産まれるまで精霊にも分かりません。
  不思議な輝きを持つこの石は・・・果たして何の石なのでしょうか?

〇神殿の門

〇謁見の間
ミューシャ「宝石の精霊ミューシャが、女神フィリス様にご挨拶申し上げます」
女神フィリス「宝石の精霊ミューシャに、女神の加護を与えましょう」
女神フィリス「よく来ましたね、ミューシャ」
女神フィリス「それで、今日はどんな新しい鉱石を産み出したのですか?」
ミューシャ「はい、こちらになります」
女神フィリス「まぁ・・・これは美しい宝石ね!」
女神フィリス「偉いわ、ミューシャ!」
ミューシャ「ありがとうございます!」
女神フィリス「エルノア、これを鑑定してちょうだい!」
エルノア「はいはーい!エルノアとピヨリーヌ三世にお任せですよ~!」
エルノア「むむっ!?これは見たことのない宝石ですね!」
エルノア「うーん?」
エルノア「おお~っ・・・」
エルノア「なるほど~・・・」
エルノア「鑑定完了です!!凄いの出ましたよ!!」
エルノア「これは、所謂ガチャ石と呼ばれる召喚石ですね!」
ミューシャ「ガチャ石・・・?」
女神フィリス「なぁに、それ?」
エルノア「説明しましょう!」
エルノア「ガチャ石・・・召喚石とは、所謂異世界の者をこちらに呼び出す石の事です!」
エルノア「呼び名は異世界のそーしゃるげぇむ、から来ているみたいですね!」
エルノア「なお、ピヨリーヌ三世からの情報なので悪しからずです!」
女神フィリス「まあまあ!とても凄い石なのね!偉いわミューシャ!」
ミューシャ「あ、ありがとうございます・・・!」
エルノア「さっそく回してみます?」
女神フィリス「回す?」
エルノア「異世界では召喚石を使うことを回すと言うみたいです!」
女神フィリス「そうなのね~!」
女神フィリス「ちょうど小間使いが一人欲しかったし、さっそく回してみましょう!」
女神フィリス「え~い!」

〇幻想空間
  渚砂「私の名前は渚砂。普通の女子高生だけど、これからよろしくね!」

〇謁見の間
渚砂(なぎさ)「・・・・・・・・・」
渚砂(なぎさ)「って、何今の・・・」
渚砂(なぎさ)「って言うかここ何処!?」
渚砂(なぎさ)「私の三種のベリーとマスカルポーネのフラペチーノはっっっ!!?」
女神フィリス「ふらぺちぃの?」
渚砂(なぎさ)「ってうわ!!?なにそのコスプレ!?」
女神フィリス「こすぷれ?」
渚砂(なぎさ)「って言うかここ何処?貴女誰?」
女神フィリス「ここは私、女神フィリスの神殿で、貴方はガチャ石で呼ばれた異世界人ですね!」
渚砂(なぎさ)「・・・異世界召喚されたって事?」
女神フィリス「そうなりますね!」
渚砂(なぎさ)「えっ、マジで!?」
渚砂(なぎさ)「じゃあ、私も何か凄いスキル使えたりしちゃう!?」
女神フィリス「さあ?」
渚砂(なぎさ)「魔王を倒しに行ったりとかは!?」
女神フィリス「魔王ちゃんとはお友達ですよ!」
渚砂(なぎさ)「え、じゃあ、のんびりスローライフ系?」
女神フィリス「いえ、私の新しい小間使いとしてお呼びしただけですが?」
渚砂(なぎさ)「・・・小間使い・・・?」
渚砂(なぎさ)「ないわ。帰る」
女神フィリス「お帰りになられるんですか?」
渚砂(なぎさ)「うん。小間使いとか無いから。帰して」
女神フィリス「・・・どうやって?」
渚砂(なぎさ)「どうやってって・・・知らんけど?」
女神フィリス「・・・」
渚砂(なぎさ)「・・・・・・」
渚砂(なぎさ)「えっ、帰して貰えない奴!?」
女神フィリス「召喚なので、そこら辺は聞いてないですねぇ~」
渚砂(なぎさ)「いやいやいや!!ふざけないで貰えます!?」
女神フィリス「ふざけてないですよ~、そもそもガチャ石を回したのも初めてですし~」
渚砂(なぎさ)「私ガチャで喚ばれたの!?」
渚砂(なぎさ)「え、それはコモン扱いなの、レア扱いなの・・・」
渚砂(なぎさ)「普通初回はSSR確定とかよね?」
渚砂(なぎさ)「あーでも、一番最初だと・・・え、やだ、私もSSR級がいい・・・」
女神フィリス「なんだかよく分かりませんけど~、とりあえずお部屋とか用意させるので休みます?」
渚砂(なぎさ)「え、いいの?」
女神フィリス「お疲れでしょうから~、お仕事は少しずつ覚えていただければいいですよ~」
渚砂(なぎさ)「いやしないけど」
渚砂(なぎさ)「あ、でも『召喚されたけど還れないので、女神様の元で小間使いしてます』とか・・・」
渚砂(なぎさ)「それはそれでラノベの主人公っぽくていいかも・・・!」
渚砂(なぎさ)「うん、凄くいい!」
渚砂(なぎさ)「よ~し!還り方が分かるまでお世話になります!」
女神フィリス「えぇ、よろしくお願いします~」

〇山中の滝
ミューシャ「はぁ・・・ガチャ石、凄かったなぁ・・・」
エルノア「そうですね~、凄かったですね~!」
ミューシャ「エルノアさん!?」
ミューシャ「ど、どうされたのですか!?」
エルノア「いやぁ、私も部下が欲しいな~って思いまして!」
エルノア「やっぱり、石が産まれた場所が、出やすいでしょう?」
ミューシャ「そうですね、その傾向は強いみたいです」
エルノア「研究しがいのある資材ですし、出来れば何個か欲しいんですよね~」
ミューシャ「エルノアさん?」
ミューシャ「・・・石の悪用はダメですよ?」
エルノア「しっ、しないですよ~!」
ミューシャ「ならいいですけれど」
ミューシャ「女神様に怒られるようなことはしないで下さいね?」
エルノア「それはしないですよ~!」
ミューシャ「では・・・ちょっと調べてみますね・・・」
ミューシャ「・・・そうですね・・・」
ミューシャ「ここら辺にあるようですよ」
ミューシャ「と言っても、掘り出さないといけないと思いますけど・・・」
エルノア「そこはピヨリーヌ三世に任せてくださーい!」
エルノア「ピヨッ!!」
ミューシャ「ピヨリーヌ三世さん、凄い・・・!!」
エルノア「ガチャ石GETです!」
ミューシャ「お見事です!」
エルノア「これを研究して、より優秀な人材を召喚出来るようにしますね!」
ミューシャ「それが女神様のお力になるのなら、私も嬉しいです」
エルノア「私とピヨリーヌ三世にお任せてください!では!」
ミューシャ「はい、さようなら、エルノアさん!」
ミューシャ「・・・」
ミューシャ「・・・・・・・・・大丈夫かなぁ」

〇幻想空間
  その後、エルノアさんの研究で様々な異世界からの英雄の召喚が可能になります。
  しかし、それはもう少し先のお話。
  今はまだ、じょしこーせーの渚砂さんが居るのみです。
渚砂(なぎさ)「慣れれば神殿暮らしってのも面白いわよね~!」
渚砂(なぎさ)「そのうち何かのスキルに目覚めたりするかも知れないしね!」
渚砂(なぎさ)「『女神様の元で小間使いをして居たら超絶スキルに目覚めた件』」
渚砂(なぎさ)「うんっ、有りかもしれないわねっ!」

〇幻想空間
  おしまい

コメント

  • 女神様とかエルノアとかミューシャとかみんな可愛いけど、結局一番すごい力を発揮するのはピヨリーヌ三世さんでしたね。抱っこされてたけど。ガチャ石の力でピヨリーヌさんがこの世界に来てくれないかなあ。

  • ソーシャルゲームの中の世界、確かにどうやって石と呼ばれるものを集めているのか、中の世界に入ってみないとわからないかもしれませんね!たぶん私がガチャキャラになったらノーマルキャラかもしれません…笑

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