魔法学園にて(脚本)
〇大学の広場
「ここは・・・国立魔法学園」
ユウキ「うぉぉおりゃぁ!!!!!」
キラリ「・・・ニヤリ」
ユウキ「なんだとっ!?俺の”フレイムオーラ”を防ぎやがった・・・だとっ!?」
キラリ「フンっ!これだからアンタは甘いのよ!」
キラリ「いけっ・・・”ウォーターガーデン”!!」
ユウキ「うわぁぁぁ!?」
ユウキ「ゲホッ・・・ゴホッ・・・」
ユウキ「やめろよ!ちょっと水飲んだじゃないか!!」
キラリ「あーっはっはっはっ!!おっもしろーい!!」
ユウキ「舐めるなよ・・・お前がその気なら・・・ やってやるよ!!」
キラリ「面白いわね・・・受けて立つわ!!」
ユウキ「”ドメイン・フレイン・ルージュ・フレイム”!!!!!!」
キラリ「”ウォーター・エキストラ・ミート・スイム”!!!!!!!」
「うわぁぁぁぁ!?!?」
〇大学の広場
「・・・キセキの魔法が、2人の魔法を防いだ」
「・・・キセキ!!!」
キセキ「だから、学校内で魔法を使うのは危ないって言ってるのに・・・」
「ご、ごめんなさい・・・・・・・・・」
キセキ「全くもう、謝るなら学長にしてよね・・・」
「わかったよ・・・」
キセキ「・・・ほら、2人は学長に謝りに行ってね」
「はーい・・・」
キセキ「・・・はぁ・・・」
カナハ「・・・えっと・・・」
キセキ「ああ、カナハちゃん」
カナハ「私は・・・どうすれば・・・」
「カナハは、箒から降りて少し酔っていたのでベンチで休んでいた」
キセキ「えっと、まず僕達も学園に挨拶に行こうね」
カナハ「うん!」
〇大広間
キセキ「ここが学長室だよ」
カナハ「え・・・っ!?広っ!?」
学長「こんにちは」
キセキ「学長!」
カナハ(誰・・・って・・・この人が学長!?)
学長「そう。私が学長だよ」
カナハ「こ、こんにちは・・・」
学長「どうも、こんにちは」
キセキ「学長、こちらがスカウトしてきた・・・日暮カナハさんです」
カナハ(なんで私のフルネームを知ってるの・・・? 私、名乗ったっけ・・・?)
カナハ「日暮カナハです!よろしくお願いします!」
学長「元気があっていい子じゃないか。改めて、私はこの魔法学園の学長をやっている、 イチョウだ」
カナハ「イチョウ・・・学長・・・」
学長「でもみんなは学長と呼ぶから、カナハさんも学長と呼んでもらって構わないよ」
カナハ「わかりました!学長!」
学長「では、君もこの学園に合うように・・・」
カナハ「わっ!?」
カナハ「この・・・服は・・・」
学長「そう。さっき女子生徒が来ていた服だよ。 ・・・あ、見た目で性別が判断されないような服もあるけど・・・?大丈夫かい?」
カナハ(優しいんだな、この人・・・)
カナハ「いえ!大丈夫です!お気遣いありがとうございます!」
学長「そうかい。じゃあ良かったよ。 後で寮を紹介するから、ここで待っててね・・・」
カナハ「学長が・・・消えた!?」
キセキ「あれはワープだよ。かなり高度な呪文。 学長くらいになると、詠唱なしで発動出来るようになるんだ」
カナハ「すごいなぁ・・・」
キセキ「カナハちゃんも練習したら出来るようになるよ」
カナハ「そうかな・・・?頑張ろう!」
〇大広間
ルーイ「すみませーん・・・学長・・・いますか・・・」
キセキ「学長なら、さっき出ていったよ」
カナハ(誰・・・?可愛い・・・女の子・・・?いや男の子にも見える・・・どっちだろう・・・)
ルーイ「・・・ありがとう」
ルーイ「ボクの名前は・・・朝霧ルーイ・・・ よろしく・・・ね・・・」
カナハ「よろしくね!私は、日暮カナハ!」
カナハ(この子ずっと無表情でなんか怖いなぁ・・・)
ルーイ「カナハ・・・ちゃん・・・」
ルーイ「ああ・・・キセキからよく聞く・・・」
カナハ「えっ!?キセキくん!?」
カナハ(「よく聞く」?それだと、ずっと前からキセキくんが私のことを知ってるみたい・・・?)
キセキ「ご、誤解だよ!!」
ルーイ「・・・キセキ・・・照れ・・・てる・・・」
キセキ「照れてないって!!!」
ルーイ「・・・」
カナハ「とっとにかく、これから宜しくね!」
ルーイ「うん・・・よろ・・・しく・・・!」
カナハ(ちょっと笑った!!かわいい!!!)
ルーイ「かわい・・・くは・・・ない・・・よ」
カナハ「えっ!?人の心が読めるの・・・?」
ルーイ「・・・うん・・・」
カナハ「すごいねー!!」
ルーイ「すごく・・・は・・・ない・・・かな・・・」
ルーイ「・・・」
カナハ(怒らせちゃった・・・?)
キセキ「そろそろ学長が来るんじゃないかな?」
ルーイ「そう・・・だね・・・」
カナハ「まだかなぁ・・・」
まさに王道のファンタジー作品になりそう… カナハちゃんがかわいいです。