第一話(脚本)
〇まっすぐの廊下
宮間花恋「やばいやばいやばい!!」
宮間花恋「遅刻不可避回避不可避でやばい!!」
私は宮間花恋。高校三年生。まあ見ての通り、遅刻寸前なのだ。
宮間花恋「今回遅刻したらあの風紀委員ヤローに指導されるって言われてたの忘れてた!!頼む間に合え!!」
???「こらぁああああああああ!!!」
宮間花恋「うげええええ!」
最原壱実「うげええとはなんだうげええとは。 それより貴様!!!今日も遅刻か!」
宮間花恋「うるさい!まだ遅刻じゃない!!」
こいつは最原壱実。風紀委員だ。一年のころからこんな風に突っかかって来る。
──キーンコーンカーンコーン・・・
「あっ・・・」
「・・・」
最原壱実「よし、貴様今日の四時ごろに家な。 場所はここに書いてある」
宮間花恋「・・・」
宮間花恋「いやだああああああああああああ!!」
最原壱実「あっ、おい!逃さんぞ!!!」
こうして、私の激動の一日は最悪な形で幕を開けた。
〇教室の教壇
宮間花恋「はあ〜、朝からついてないなぁ~」
???「大変だね~」
宮間花恋「優愛・・・」
宮間花恋「うう・・・。なんで私だけ・・・。優愛だって制服改造してたり髪染めてたりしてるのに・・・」
神崎優愛「あははw制服改造してんのは認めるけど~、髪染めてんのはお互い様でしょ?」
宮間花恋「でも〜」
神崎優愛「あの風紀委員君、あんたのこと好きなんじゃね?」
宮間花恋「ええ〜やだよあんな真面目〜」
神崎優愛「夜の指導って襲われちゃうかもよ~?」
宮間花恋「やめてよもう・・・」
神崎優愛「ま、頑張りなよ~」
宮間花恋「優愛も一緒に来てよ~!」
神崎優愛「絶対嫌だ」
優愛の制服改造が改造のレベルを超えてて笑。主人公がなんでも話せる悪友って感じでいいですね。タイトルが「君と、」じゃなくて「君と。」なのが気になります。
確かに何かと突っかかってから人は何かしらの感情を抱いていることは多いですよね。
恋愛感情然り、母性本能ってやつもあるのかもしれませんね。
いいですねー、ベッタベタなラブコメ展開の導入って大好きです!この素敵なお約束シチュエーションからの展開が楽しみになります。