始まり(脚本)
〇森の中
俺は今、妖に追われている。
少しミスをしてしまった。
全ては此奴の脚が速いのが悪い!
零「ハァッハァ」
妖「待てぇぇぇぇ」
零「ッ 此処らで良いか・・・」
零「悪しき者よ 我の名のもとに封印されよ!」
妖「ギャァアアアア!!」
零「はぁ・・・今回は少し大変だったなぁ」
まぁここまで見たら分かると思うけど、 俺は祓い屋だ。
廃業寸前だった家を継いだ。
人からは恐れられている。
いや・・・疎まれていた。
友達なんて出来たこともない。
学校なんて以ての外だ。
はっきり言って、人は嫌いだ。
でも、いつか妖と人間が解り会える日が来ると信じている。
錫杖 華月「あ、零じゃん」
錫杖 華月「お前何処行くの?」
零「あぁ 華月か」
零「家に帰るんだよ」
こいつの名前は錫杖 華月。
まぁ学校の友達だな
錫杖 華月「変な壺持って?」
零「あぁ」
忘れてた。
下手に触って封印が解けでもしたら・・・
また仕事が増える。
零「少し急いでるんだ」
零「またな」
錫杖 華月「おう」
〇広い玄関(絵画無し)
立華 翔「いい加減にしろ!」
立華 翔「あの子をどうにかしろと言っているだろう!」
立華 紗夜「あんな子知らないわよ!」
零「・・・」
立華 紗夜「い、今のはなんでもな・・・」
零「もう良い」
零「お望み通り消えてやる」
俺は扉を開け、家を出ていった。
零「・・・今から1時間位でつけるか?」
錫杖 華月「零?」
走るか