〇田舎の学校
　　※このお話は作者の日記のようなもので、
　　本編とは一切関係ありません
　　ウ･･･ウゥ･･･
「ウワア━━━━━ッ!!」

〇雷
綾（あや）「ギャ━━━━━ッ!!」
優子（ゆうこ）「ど･･･どうかした、綾!?」
綾（あや）「これ･･･これを見て･･･」
優子（ゆうこ）「ん？　タップノベルのサイトが、 どうかしたの？」
優子（ゆうこ）「ハッ！」
優子（ゆうこ）「こ･･･これは━━━ッ!?」

〇教室
綾（あや）「第１回『第１話でエントリーする長編ゲーム大賞』の･･･」
綾（あや）「予選を通過したよー！ ※22年８月９日」
優子（ゆうこ）「ちょっ、踏んでる踏んでる！」
優子（ゆうこ）「『少年ドリルは廃刊です！』を、 踏んでるよ!!」
珠美（たまみ）「やめろ･･･！」
　　タマちゃんは、
　　ドリルの大ファンなのだッ！
綾（あや）「ギャ━━━━━ッ!!」

〇教室の教壇
綾（あや）「ワ━━━━━ッ!!」

〇白い校舎

〇白い校舎
綾（あや）「イテテ･･･」
優子（ゆうこ）「大丈夫、綾!?」
綾（あや）「ギャグの世界じゃなかったら、 わたし死んでたよ･･･」
優子（ゆうこ）「てかさ、喜ぶのは良いんだけど･･･」
優子（ゆうこ）「連載、２話目で止まってない？ ※22年８月９日時点」
珠美（たまみ）「早く続きを書け･･･」
綾（あや）「わたし･･･」
綾（あや）「作品を完結してくれる魔法を、 探してくるね〜」
優子（ゆうこ）「そんな魔法あるわけないだろ！ 逃げるな━━━ッ！」
珠美（たまみ）「二度と帰ってくるな･･･」

〇霧の立ち込める森
　　それから約１ヵ月後──
珠美（たまみ）「トイレ行きたい･･･ どこかに無いかな･･･」
優子（ゆうこ）「エー･･･　さすがに、 魔界に公衆トイレは無いでしょ･･･」

〇村に続くトンネル
　　あ･･･

〇草原の一軒家
珠美（たまみ）「あった･･･」
優子（ゆうこ）「なんでこう都合良くあるかなぁ〜･･･」

〇公衆トイレ
優子（ゆうこ）「中は案外、普通だね･･･」
珠美（たまみ）「トイレ･･･トイレ･･･」
ヒヨコ「やーやー、待っていたよ君たち･･･」
ヒヨコ「ギャ━━━━━ッ!!」
珠美（たまみ）「ん･･･？　なんか踏んだ･･･？」
ヒヨコ「足をどけてーッ！　潰れちゃう〜！」

〇個室のトイレ

〇公衆トイレ
優子（ゆうこ）「それで、なんでわたし達の事を、 知ってるんですか？」
ヒヨコ「まだ説明してなかったな」
ヒヨコ「ここは公衆トイレじゃあない･･･ 本当の正体は･･･」

〇草原の一軒家
　　“タップノベル魔界支社”だ！
ヒヨコ「んで、オイラはここの責任者である！」

〇公衆トイレ
優子（ゆうこ）「へぇ〜、魔界にもタップノベルあるんだ」
ヒヨコ「こっち側にもスマホの電波が飛んでることに気付いてな、」
ヒヨコ「ユーザー獲得のために進出した訳よ！」
珠美（たまみ）「それはいいが、 なんで会社がトイレなんだ･･･」
ヒヨコ「･･････」
ヒヨコ「ここしか買えなかった･･･　コンテストと素材の提供で資金が底をついちまって･･･」
優子（ゆうこ）「世知辛いな〜･･･」
ヒヨコ「んなこたぁ〜、どうでもいい！ 君たちに伝えたい事があるんだ！」
優子（ゆうこ）「伝えたい事、とは･･･？」
ヒヨコ「それは･･･」

〇SNSの画面
ヒヨコ「長編コンテストの受賞作品が、 決定しました〜！ ※22年９月15日」
ヒヨコ「知りたかっただろ君たちィ！ んじゃ発表するぞ･･･」
　　ちょっと待ったー!!

〇公衆トイレ
ミケ猫（作者）「ハアハア･･･どうも作者です！ チャリで来た！」
ミケ猫（作者）「自分にもその話、聞かせ･･･」
珠美（たまみ）「セイッ！」
　　ニﾞャんでだよ━━━ッ!?
珠美（たまみ）「ったく、チャリは着るものだろ･･･！」

〇空
ミケ猫（作者）「乗るもんだよ━━━･･･」

〇公衆トイレ
珠美（たまみ）「一度に４体も集まると、キャラの切り替えがめんどう･･･　これで楽になった･･･」
優子（ゆうこ）「そんな理由で丸太、投げたんだ･･･」
ヒヨコ「なんかジャマが入ったけど･･･」
ヒヨコ「結果が知りたくてウズウズしてるだろ！ 仕切り直して、発表するぞ！」
優子（ゆうこ）「ソウデスネ、早ク教エテ･･･」
珠美（たまみ）「知リタイ、知リタイ･･･」
ヒヨコ「エ〜、なんで興味なさげ･･･ 結果を知りたくねーの･･･？」
優子（ゆうこ）「受賞どころか最終候補にも挙がらなかったんでしょ　知ってる･･･」
珠美（たまみ）「スマホでとっくに読んだ･･･」
ヒヨコ「そうか･･･　電波きてんだから、直接説明する必要なかったか･･･」
優子（ゆうこ）「それでは、先を急ぐんで失礼します」
珠美（たまみ）「あばよ･･･」
ヒヨコ「んじゃ、オイラも仕事すっかね〜･･･」
ヒヨコ「ん？」
ヒヨコ「何これ？　あいつらが置いてったのか？」
ヒヨコ「食いもんかなぁ〜？　ツンツン･･･」

〇草原の道
優子（ゆうこ）「ん？　なんの音だろ･･･」
珠美（たまみ）「気にしない、気にしない･･･」
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