エピソード4(脚本)
〇広い公園
叔母?「・・・と、いうわけで。 私とかずまさんは晴れて結ばれ、結婚して、嵐ちゃんという、かわいい男の子を授かったのでした♪」
「なんか、一本のドラマか映画見てるような話だった・・・・・・」
叔母?「うふふ。でしょ?大恋愛だったんだからぁ〜。私とかずまさんの馴れ初めは❤️」
「・・・ところで、叔母さん。さっきから、気になってたんだけど・・・」
叔母?「うん?なあに?らんちゃん」
「叔母さんはさ・・・・・・、オレの、母さん・・・・・・だったりするの?」
叔母?「え、ど、どうしてっ?」
「・・・なんとなく・・・・・・なんだけど・・・・・・、なんか、そんな気がして・・・・・・」
叔母?「・・・・・・」
「ねえ、本当のこと、教えてくれない?・・・叔母さんは、オレの、」
叔母?「・・・・・・」
叔母?「・・・もう隠すのは、無理みたいだね・・・」
「・・・え・・・」
〇空
嵐ちゃん
「?」
美羽「少しだけだったけど、話せて嬉しかったよ」
美羽「またこうして、話せたらいいな♪じゃあね。体に気をつけて。嵐ちゃんは私に似て体弱いから。ね?」
「!!!待って・・・!母さん!!ちょっと待ってよ・・・!お、オレ、オレ・・・!!」
美羽「・・・じゃあ、最期に。 嵐ちゃんに言いたかったこと、伝えるね」
美羽「ごめんね、お別れが突然で。今はちょっと寂しいけれど。これは悲しみじゃない。いつか、ちゃんと想い出になる。だからね、約束」
〇幻想2
美羽は、その美しい羽根を羽ばたかせ、嵐を抱いて優しく言った。
美羽「お願いはひとつだけ。 生きて、生きて。どんなときにもなげてはダメよ?」
美羽「生きてることは、何よりも、チャーミングなことだから。ね?」
「・・・かあ、さん・・・・・・」
美羽「それじゃあね、嵐ちゃん。約束破ったら、今度は化けて出ちゃうからね♪」
美羽「なぁーんて、ね♪」
〇広い公園
嵐「・・・・・・」
「おーい!嵐ーー!」
里渡 裕「聞いたぞー!またお前、今日の病院の検診サボったんだって〜?一体、サボって何してたんよ〜?」
嵐「・・・何だ。裕か」
里渡 裕「"何だ。"とは、ずいぶんなご挨拶だな、おい」
緑の鳥「トゥートゥー!」
里渡 裕「ほら見ろ!トゥートゥーだって、"そうだそうだ!"って言ってんぞ!」
嵐「あー悪ぃ。で、なんだっけ?」
里渡 裕「だからー、病院、」
キザクラ「嵐。今日の病院サボった分の代償、きちんと償ってもらうからな」
嵐「うげ。キザクラ・・・・・・」
キザクラ「明日、朝一番でお前の家に迎えに行く。誰か付き添いがいないと、お前はすぐサボるからな」
嵐「え〜、そこまでせんでも・・・・・・」
キザクラ「そこまでしなくては、お前はすぐどっか行くだろうが!!!この根性なしが!」
里渡 裕「根性なしって、最近聞かねぇなあ」
嵐「ひ〜!逃げろ〜!」
キザクラ「あ!待てこら!走るな!!」
里渡 裕「あ!ねえねえ!二人ともー!今からさー、お菓子買って、買い食いしなーい?」
―Fin