ゾンビと彼女と空気な俺

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ゾンビ、襲来(脚本)

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〇清潔なトイレ
ゾン娘「・・・あのさ」
???「なんだ?」
ゾン娘「いや、なんでトイレに入ってくるの?」
ゾン娘「鍵もかけたし、入ってるって返事もしたのに」
???「ゾンビがトイレにいること自体おかしくないか?」
ゾン娘「ゾンビもトイレ行くんだよ! ほら、さっさと出てけ!」
???「うわっ!」

〇部屋の扉
「・・・って、追い出されて今に至るんだ」
一般 神子「それは自業自得だよ・・・」
一般 神子「・・・」
一般 神子「ゾンビがトイレに!?」
???「反応遅っ!」
一般 神子「いや、ちょっと理解ができなくて・・・・・・」
ゾン娘「・・・トイレの前で騒ぐなっ!」
一般 神子「ホントにゾンビだっ!」
???「くっ・・・倒すしか無いか・・・!」
ゾン娘「え、ちょっとちょっと」
ゾン娘「私痛いの嫌だからそういうのは・・・」
一般 神子&???「痛いの嫌いなゾンビ!?」
ゾン娘「そうやってゾンビだからって攻撃されるし・・・」
ゾン娘「こんな見た目だから友達もいないし・・・」
ゾン娘「トイレも覗かれるし・・・」
ゾン娘「可哀想だとは思わないの!?」
一般 神子「・・・」
???「いやでもゾンビだs」
一般 神子「うぅ・・・・・・! そんな過去が・・・・・・!」
???(えぇ・・・・・・・・・!)
一般 神子「うぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・・」
一般 神子「・・・決めました!」
一般 神子「私、ゾンビさんの友達になります!」
ゾン娘「良いの・・・?こんな見た目だよ・・・?」
一般 神子「見た目なんて関係ありません!」
ゾン娘「で、でも、ゾンビなんだよ?」
一般 神子「そんなことで私達の友情は切れません!」
???(さっき出会ったばかりでは・・・・・・?)
ゾン娘「・・・そこまで言ってくれる人は初めてよ」
一般 神子「ゾンビさん・・・!」
ゾン娘「・・・ゾンビさんじゃなくて、名前で読んでほしいな」
一般 神子「ゾンビさんのお名前、教えて欲しいですっ!」
蘇湖羅 變「私の名前は、蘇湖羅 變(そこら へん)よ」
一般 神子「蘇湖羅さん・・・・・・ 私は、一般 神子(いっぱん じんこ)です!」
一般 神子「改めて、これからよろしくおねがいします!」
蘇湖羅 變「・・・よろしく!」
  かくして。
  トイレで用をたしていたゾンビと俺の知り合いが友人になった。
  ・・・いい話だな

〇部屋の扉
一般 神子「あ、まだ終わってませんよ?」
蘇湖羅 變「私のトイレ覗いたこと忘れたとは言わせないよ?」
???「あー、えっと・・・・・・」
???「すみませんでしたぁぁぁぁぁ!」
一般 神子「・・・(ニコッ)」

〇空
  ・・・思いっきり殴られて、宙を舞う俺。
  うん、いい天気だ。
  ・・・あ、終わりです。今のがオチですよ
蘇湖羅 變「最後ぐらいビシッとしめて終わらせろよ・・・・・・」
  〜完〜

コメント

  • 作者さんがコメント返信で「何も考えずに作ったなんて言えない」と何回も言っているのが一番面白いです。何も考えてないと言いながら、蘇湖羅變っていうネーミングは画数の多い漢字にしようと考えた努力の跡が見られますね。

  • いいですねー、ゾン娘さんの異質な存在と、それを許容する物語展開がとても長閑で。こういう穏やかな日常の1コマっていいですよね、非日常な存在が含まれているのは置いておいて、、、

  • 最近考え事が多くて煮詰まっていた頭が、読みながらふわーっと軽くなった気がします。人種や世代を越えて誰かとフィーリングがバチっと合うときって本当に素敵ですよね。彼女たちのネーミングもよかったです!

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