episode 7 襲撃(脚本)
〇森の中
フレア「・・・」
フレア「よーしできた」
フレア「ルナーナはどこいったかなぁ・・・」
フレア「ん?」
フレア「・・・」
フレア(こんな枝落ちてたか?)
辺りを見渡すと枝が四方八方に落ちているのにフレアは気づいた。
フレア「・・・」
フレア「辿っていくか」
〇牢獄
親方「良かった・・・本当に・・・」
ルナーナ「・・・」
ルナーナ「あ、あの・・・」
親方「は!」
親方「し、失礼しました。取り乱してしまい・・・」
ルナーナ「あ、貴方は一体・・・」
親方「覚えていないのも無理は無いですよ」
親方「私はジャッツ騎士団長の配下に就いていた者です」
ルナーナ「私の・・・父さん・・・」
親方「ええ」
親方「あの事件以来私は貴方様を探していたのです」
ルナーナ「・・・」
ルナーナ「・・・なんで私なんかを・・・」
親方「・・・それは──」
「親方ァァァ!!」
ひったくり犯「た、大変です!兄貴が!」
親方「どうしたんだ?」
ひったくり犯「あ、兄貴がこの前報告した奴にボコボコにされてます!!」
親方「何ぃ!?」
親方「すぐ行く!!先に行ってろ!!」
ひったくり犯「は、はいでやんす」
親方「すみません、すぐ戻ります」
ルナーナ「・・・」
〇黒
「・・・」
「・・・どうしよう・・・」
〇洞窟の深部
少し前の洞窟では
フレア「おい」
盗賊「!?」
盗賊「お前・・・どうしてここにいるだ!?」
フレア「ルナーナはどこにやった」
盗賊「おい!話を聞いてるのか?」
フレア「お前らがルナーナを攫ったと断定したからだが?」
盗賊「そうか、成程な」
フレア「言わないなら・・・」
盗賊「ぐはぁ!!」
フレア「攻撃するだけだが」
盗賊「ゼェ・・・ゼェ・・・」
フレア「で、ルナーナはどこだ?」
盗賊「い・・言わねぇよ・・・」
フレア「はぁ・・・」
フレア「ならもう1発喰らうか?」
「待ったァァァあ!!」
親方「大丈夫か?」
盗賊「えぇ・・・なんとか・・・」
フレア「お前は・・・こいつの上司か?」
親方「そうだ・・・」
親方「よくも俺の部下を可愛がってくれたな・・・」
盗賊「親方・・・コイツ・・・」
親方「もう喋るな、とりあえず離れてろ」
盗賊「・・・分かりました」
親方「お前・・・強いな」
フレア「・・・はぁ」
フレア「お前から来い」