アリス満員電車

バニバニ王子

アリス満員電車(脚本)

アリス満員電車

バニバニ王子

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アリス満員電車
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〇電車の中
アリス「アリスしかいない満員電車に 乗りたいと思ったことはない?」
アリス「あれ? 自分だけ?」
アリス「自分しか乗りたいと思わないなら 自分だけが アリス満員電車を独占できる」
アリス「お得じゃん」
  プルルルルルル
  次は 涙の池駅に 
  停車します

〇電車の中
アリス「どんどんアリスでごった返してくる うふふふふふ」
アリス「アリスでぎゅう詰め」
アリス「右もアリス 左もアリス」
アリス「アリスの気が漂ってるから 上もアリス 下もアリスだわ」
アリス「パニエが詰まって膨らんだドレスが ぶつかって弾き飛ばされそうなのが たまらない」
アリス「かすかに匂う アリスの清潔な香りがたまらない」
アリス「あたし  香水はきらいなの 柔軟剤もね」
アリス「お茶会帰りかしら? 焼き菓子の香りもするわ」
アリス「勇気を出して 近くのアリスに話しかけたいけど 私はコミュ障のアリス」
アリス「話しかけず 何も知らない ミステリアスなアリスのままで 眺めるのも一興ね」

〇電車の中
  プルルルルルルル
  次は
  チェシャ猫前にとまります
アリス「ああ つぎで 降りなければ」
アリス「アリスしかいない空間で ものすごく癒やされたわ」
アリス「また乗りましょう アリス満員電車」

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