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八条ろく

アイドルにならない?(脚本)

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〇豪華な社長室
  ここはStarcapital☆schoolの校長室。
  校長と生徒が向かい合ってソファーに座っている。
本所瑛「それで、用って何ですか? 伯父さん」
本所の伯父「朝早くに 呼び出して悪かった 実はお前に黙っていたんだが、今日からモデル科からアイドル科に移動してもらう」
本所瑛「え・・・・・・いや、許可して無いんですけど・・・・・・」
本所の伯父「アイドル科はまだ新しく、活気が今ひとつなんだ そこでお前に盛り上げてもらおうと思ってな」
本所瑛「そんな無茶ぶりな・・・・・・」
本所の伯父「まぁ、深く考えるな! ユニットメンバーを探して私に1度紹介してくれ」
本所瑛「はぁ・・・・・・」

〇清潔な廊下
  校長室を後にした生徒は廊下をとぼとぼと歩く。
本所瑛(伯父さんいつも急過ぎるんだよ・・・・・・)
  本所 瑛(ホンジョ アキラ)
  
  今日からアイドル科に所属する事になった1年生。
  生活、学業共に伯父にお世話になっている。
盤渓奏汰「お、アキちゃんじゃん おはよー 朝から浮かない顔してどうしたの?」
本所瑛「盤渓か。 朝から元気が良いな」
  盤渓 奏汰(バンケイ カナタ)
  北海道出身で本所のクラスメイト
盤渓奏汰「で、朝から何か嫌なことでもあった?」
本所瑛「それが、校長にいきなりモデル科からアイドル科に移動させたと報告を受けてな・・・・・・」
盤渓奏汰「えぇ!まだ5月だよ!? 流石にモデルに向いてないとかの判断早くない!?」
本所瑛「なんでもアイドル科を活気付けたいらしくってな・・・・・・ユニットを誰かと組めと言ってきたんだ」
盤渓奏汰「ふーん・・・・・・で、ユニットを探してるんだ」
盤渓奏汰「なんか楽しそうだしオレ、アキちゃんとユニット組もうかなぁ!」
本所瑛「え? でもお前他の奴とバンド組むんじゃないのか?」
盤渓奏汰「最初はそうだったんだけど、V系で組んでる人があんまいなくてさぁ だからアキちゃんとユニット組んだ方が面白いかなって」
本所瑛「そうか、じゃあ俺とユニット組んでくれ」
盤渓奏汰「任せて〜」
本所瑛(首の皮が繋がった感じだな・・・・・・あと3人くらいは欲しいな・・・・・・)
盤渓奏汰「ねぇ、寮の同室の先輩にも声掛けていい? 最近漫才コンビ解消してフリーみたいなんだよねぇ」
本所瑛「え、でもその人って芸人科の人だろ?」
盤渓奏汰「きっと誘えば来てくれるよ オレ仲良いし」
本所瑛「じゃあ、任せる」
盤渓奏汰「OK〜 あ、そろそろ予鈴鳴るし教室に行こうよ」
本所瑛「そうだな」
盤渓奏汰「放課後は寮に行くから空けておいてね」

〇学生寮
  放課後 学生寮前
盤渓奏汰「お待たせ〜」
本所瑛「いや、俺も今来たばかりだ」
本所瑛「それで先輩は?」
盤渓奏汰「この通り連れて来たよ!」
平針伝馬「盤渓、話ってなんだ〜?」
盤渓奏汰「先輩この人が俺のクラスメイトの本所瑛くん」
盤渓奏汰「アキちゃん、この人が俺の同室の先輩の 平針伝馬先輩だよ」
平針伝馬「ふーん、よろしゅう〜」
本所瑛「あ、はい こちらこそよろしくお願いします」
平針伝馬「ほんでな、話ってなんだ?」
盤渓奏汰「先輩 最近漫才コンビ解消したんでしょ? オレたちとアイドルやらない?」
本所瑛(いくらなんでもストレートすぎでは?)
平針伝馬「構わへんよ」
本所瑛(OKした!?)
盤渓奏汰「やった〜 先輩ありがとう!」
本所瑛「いや、でも築いてきたキャリアとかあるでしょ?」
平針伝馬「キャリア・・・・・・なぁ・・・・・・ 実は下積み時代ってやつでキャリアもクソもあらへん」
平針伝馬「あぁ、ならコンビ組んでた奴も誘うか」
本所瑛「それ、気まずいんじゃ・・・・・・」
平針伝馬「まーまー、任せておきなさい」
平針伝馬「じゃ、そいつ探してくるわ」
盤渓奏汰「ね、言ったでしょ?」
本所瑛「あぁ、凄いなお前」
盤渓奏汰「あとは平針先輩に任せておくとして・・・・・・ そろそろアキちゃん門限じゃない?」
本所瑛「と、そうだな! また明日も頼む」
盤渓奏汰「おまかせあれ! じゃあまたね〜」

〇おしゃれな教室
  翌朝
  本所達のクラス 1年2組
本所瑛「あれから平針先輩はなにか言ってたか?」
盤渓奏汰「無事に勧誘出来たって〜 今日のお昼に紹介したいから中庭に来いだってさ」
本所瑛「そうか、良かった」
本所瑛「とこで、そのコンビを組んでた先輩の事 盤渓は見た事あるのか?」
盤渓奏汰「あるよ なんかチャラチャラしてる先輩 たしか大阪出身って言ってたかな? 部屋に来る度に飴ちゃんくれるんだよね」
本所瑛「な、なんかコテコテな人だな」
盤渓奏汰「うんうん、コテコテもコテコテ でも悪い人じゃないし、喋るの得意だからMCとかに向いてると思うんだよね」
本所瑛「そうか、まぁ昼にあってみてだな」
  予鈴がスピーカーから鳴り響く
盤渓奏汰「お、先生くるから席に戻るね! したっけね〜」
本所瑛(したっけ?)

〇大学の広場
  昼休み
  学校の中庭にあるベンチにて
此花実「伝馬〜 アイドルになったら女の子にモテモテになれるん?」
平針伝馬「本当本当 モテモテのモテモテよ(棒)」
平針伝馬「てか、そこの寡黙なゴツイ兄さん誰なん?」
此花実「ん? あぁ、こいつは」
盤渓奏汰「すみません、遅れました〜」
此花実「おぉ、伝馬と同室の柴犬くんやないか」
平針伝馬「盤渓な」
此花実「柴犬かわええやん」
盤渓奏汰「此花先輩の隣の人だれですか?」
此花実「あぁ、同室のやつや 諸岡雄嵩言うねん」
諸岡雄嵩「よろしく」
盤渓奏汰「よろしくお願いします」
本所瑛「それで、平針先輩 コンビ組んでた方の返答はどうでしたか?」
平針伝馬「ん? あぁ、ええって」
此花実「女の子にぎょーさんモテるやろ? やらん手はないって」
本所瑛「いや、それは保証し兼ねるというか・・・・・・ ご自身次第ではあるんですが・・・・・・」
此花実「俺、顔ええから大丈夫やで〜」
平針伝馬「お世話になっとった芸人さんからも 此花くんは顔ええんだから芸人以外でもやってけるがね言われてな」

コメント

  • 初めまして!!
    わちゃわちゃと楽しそうな雰囲気だったので、読ませて頂きました。
    まだ始まりで、これからが楽しみですね!!期待してます、頑張ってください👍

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