分岐1-3:ひさこはクロゼットに向かって歩き始めた(脚本)
〇部屋の扉
ひさこは
音が聞こえてくるクロゼットに向かって
歩き始めた・・・
ひさし「ひさこ、 ホントに何もないって・・・」
ひさこ「ひさし・・・ もしかして焦ってる?」
ひさし(いや、そんなことはないけど・・・)
ひさこ「ひさしってほんっっっとに わかりやすいよね」
ひさし「だからそーゆー問題じゃないから」
ひさし「そこまで言うなら調べたらいいじゃん 今までだって入ってるでしょ?」
ひさこ「じゃ、開けるわよ」
ひさし「え? あぁ、どうぞどうぞ」
ひさこはクロゼットの扉を全開にした!
・・・
ひさこ「・・・ 何これ?」
ひさし「・・・ ブ、VRゴーグルですけど?」
ひさこ「だからこれで何するのよ?」
ひさし「いや、俺が何するわけじゃなくて 次世代膝枕の開発に使えるかなって・・・」
ひさこ「あー、ゴーグルつけて膝枕に頭預けたら モニターの向こうからお姉さまが 優しく囁いてくれるくれるみたいな?」
ひさし「おぉっ!それもいいかも アイデア貰い〜!」
ひさこ「お一人様専用にしてね 奥さんの前でそれされたら 絶対引くから」
ひさし「・・・やっぱり?」
ひさこ「結婚・・・やっぱり考え直そうかなー」
ひさし「ごめん!わかったから! このアイデアは久本のだから!」
ひさし「「先輩、彼女いないからさみしいっしょ?! これと膝枕で寂しい夜とオラサバっすよ」 とか言いやがって押し付けてきたんだよ」
ひさこ「アハハハハハハハ」
ひさし「笑うなよ」
ひさこ「ごめんごめん で、試したの?」
ひさし「一応な」
ひさこ「ご感想は?」
ひさし「アイツがマトモな映像入れてくるわけが ないだろ?!」
ひさし「ゴリラだよ!ゴリラの群れの中に 放り込まれたんだよ!」
ひさこ「アハハハハハハハハハハハ」
ひさし「ウホウホ吠えてるから落ち着かなくて すぐにやめたわ」
ひさこ「ダメだよせっかく用意してくれたのに ちゃんとモニターしてあげないと」
ひさし「ああ、ちゃんとした素材作れって突き返したよ」
ひさこ「突き返したって・・・ 映像のモデルになってくれる娘 いるのかなぁ?」
ひさし「頭の中にはいるかもだけどなー!」
「アハハハハハハハハハハハハハハハ」
ひさこ「ひさし酷い〜w 朝会社で会ったら言ってやろー」
ひさし「ダメダメ! また変な映像送ってくるからマジ勘弁」
ひさこ「えー、今度見せてよ」
ひさし「嫌だよ、 第一膝枕してもらいたかったら ひさこがいるじゃん!」
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)
面白かったです
続きが気になります!