本当はこわいかもしれない膝枕

さんがつ亭しょこら

分岐1-1:ひさこは音の事をひさしに聞いてみた(脚本)

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〇一人部屋
  episode 02
  ひさこは部屋から聞こえてくる音が
  気になったのでひさしに聞いてみた
ひさこ「・・・今の音・・・何?」
ひさし「え?何か聞こえた?」
ひさこ「うん、なんかカタカタって・・・」
ひさし「いや、聞こえなかったけど・・・」
ひさこ「そう?気のせいか・・・」
ひさこ「ひさし、今日仕事は?」
ひさし「あ、今日は代休、」
ひさし「膝枕のプロジェクトも ひと段落ついたからね、 これ以上残業すると 産業医の検診なんだってさ」
ひさこ「私はあと二時間くらいしたら出るけど・・・」
ひさこ「夜外で一緒に食べる? いろいろと聞きたいこともあるしw」
ひさし「いいけど、お手柔らかにお願いします・・・」
  ・・・
ひさし「ねぇ・・・」
ひさこ「ん?・・・」
ひさこ「きゃぁ!」
ひさこ「だめだよw そろそろ出かける準備しないと・・・」
ひさし「ごめん、」
ひさし「すこしだけ膝枕してもらっても・・・ いいかな?」
  ・・・
ひさこ「仕方ないなぁ・・・」

〇部屋の扉
  出勤の準備をするひさしは
  クロゼットに向かって
  何かを呟いているようだった・・・
  彼女はクロゼットの中から僕たちを見ていた・・・
  半年前からずっと・・・
  ひさこの膝に頭を預けている裏で、
  僕は彼女の膝枕に溺れていた・・・
  彼女は・・・
  
  僕が創ったもう一人のひさこだ・・・
  腰から下の部分だけで
  構成されている彼女は
  膝枕をするためだけの機能しか
  持っていない。
  頭を預ける者の要望に沿って
  膝周りのやわらかさ暖かさを学習して
  望みのままの膝枕を実現するために、
  僕はひさこの膝にその答えを求めた。
  ひさこもまた・・・
  
  クロゼットに目をやりながら
  
  何か呟いているようだった
  クロゼットの中から誰かが見ている、
  いいえ、聞いていることは気づいていた。
  それが何なのかも私にはわかっていた。
  
  見たこともないのに・・・

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コメント

  • すごく面白くてどんどん引き込まれます。

  • 2を選んだので次を読みましたが、次の選択は長い!
    3を読みたいけど、頑張って我慢します😩
    …しかし、ヒサコがグラマーで❤️

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