In My Dream 〜 続きは夢で 〜

暁愁

エピソード13(脚本)

In My Dream 〜 続きは夢で 〜

暁愁

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〇古い大学

〇散らかった研究室
根岸辰蔵「こんなことが本当に・・・」
浅枝まひる「本当なんです」
浅枝まひる「私の夢の中で、ないとは生きてるんです」
根岸辰蔵「・・・・・・」
浅枝まひる「普通では考えられないけど、教授ならきっと理解してくれるって」
浅枝まひる「それから・・・」
根岸辰蔵「ん?」
浅枝まひる「ないとが、教授にお願いがあるって」
根岸辰蔵「何だね?」
浅枝まひる「共同で研究を進めませんかって」
京坂康介「!」
浅枝まひる「こっちと連携を取れば、もっと研究は進むはずだって」
根岸辰蔵「・・・・・・」
京坂康介「教授、俺からもお願いします!」
根岸辰蔵「・・・・・・」
京坂康介「俺、昔からこいつのこと知ってますけど、嘘じゃないと思います」
根岸辰蔵「・・・・・・」
京坂康介「だって、こいつがこんなこと思いつくわけないですもん」
浅枝まひる「なんか、その言い方傷つく!」
根岸辰蔵「・・・ふふ」
「?」
根岸辰蔵「わっはっは」
京坂康介「教授?」
根岸辰蔵「わからないものだな」
根岸辰蔵「引退を前にしてこんな出来事に遭遇するとは」
浅枝まひる「・・・・・・」
根岸辰蔵「いいだろう。 ちょうど手が足りなかったところだ」
浅枝まひる「じゃあ」
根岸辰蔵「ああ。向こうの結城君と手を組もう」

〇名門の学校

〇講義室
浅枝まひる「ここは現実っと。うん、完璧」

〇古い大学

〇明るい廊下

〇散らかった研究室
根岸辰蔵「浅枝君」
浅枝まひる「?」
根岸辰蔵「私からも、向こうの結城君に伝言を願いたいのだが」
浅枝まひる「はあ。何でしょうか?」

〇明るい廊下
結城ないと「どうしたの?」
浅枝まひる「ねぇ、本当に行くの?」
結城ないと「行くさ。だからここに来てるんだろ?」
浅枝まひる「だって、ここが夢だってこと人には言うなって言ったの、ないとの方だよ」
結城ないと「あの二人なら大丈夫さ」
結城ないと「それに、こっちの教授の力も借りようって提案してきたのは根岸教授本人でしょ?」
浅枝まひる「そうだけど・・・」
結城ないと「こっちの教授にも協力してもらえるなら百人力だよ」
浅枝まひる「でも、こっちの教授は何も知らないし・・・」
結城ないと「そりゃそうだけど、あの人ならすぐに理解してくれるよ」
浅枝まひる「はぁ」
浅枝まひる「また教授と最初からやり直しかぁ」
結城ないと「ん? 現実の方で教授と何かあったの?」
浅枝まひる「何もないけど・・・」

〇散らかった研究室
京坂康介「おはようございます結城さん」
京坂康介「お、まひるもおはよう」
京坂康介「って、え? まひる? なんで?」
根岸辰蔵「その子は確か・・・」
結城ないと「はい。彼女は浅枝まひる」
結城ないと「僕の・・・婚約者です」
京坂康介「ええっ!」
  椅子から転げ落ちる京坂。
京坂康介「そこまで進んでたんすか! いつのまに!」
浅枝まひる「この前式場も決めてきました。 卒業式の翌日に式をあげます」
京坂康介「卒業式の翌日って、もう半年もないじゃないすか!」
根岸辰蔵「そうか。それはおめでとう」

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