恋するパワード! まほろちゃん!

平家星

#7 涼くんの気持ち知っちゃった!(脚本)

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〇繁華な通り
城田まほろ「>+<#」
城田まほろ「(ミサイル全弾ロックオン・・・)」
宇宙人「+@$&」
宇宙人「(何やら武装してるようだけど、地球程度のテクノロジーに我々が負けるわけないのね)」
城田まほろ「%%$$!」
城田まほろ「(ファイヤァ!)」
  まほろの号令と同時に、パワードスーツから、宇宙人に向けて大量のミサイルが発射された。
宇宙人「*+@」
宇宙人「(バリア起動なのね)」
  宇宙人の前にバリアが現れ、まほろのミサイルはことごとく防がれてしまう。
宇宙人「#<>%」
宇宙人「(無駄無駄。このバリアは破れないのね)」
城田まほろ「%%$$!」
城田まほろ「(ファイ・ファイヤァ!)」
宇宙人「#*+@・・・」
宇宙人「(すごい撃つじゃん・・・)」
城田まほろ「%%$$!」
城田まほろ「(ファイ・ファイ・ファイヤァァァ!)」
宇宙人「=¥*%?」
宇宙人「(あれ、まだまだ弾がなくならない感じなのね?)」
  まほろのミサイルはやまず、遂に宇宙人 のバリアが点滅し始める。
宇宙人「&@+*==」
宇宙人「(さすがのバリアも、ヤバいのね? こんなにあっけなくやられて、盛り上がる? 大丈夫・・・?)」
城田まほろ「+*@」
城田まほろ「(ノープロブレム!)」
宇宙人「@@@!」
宇宙人「(ぎょ、ぎょええ!)」
  ついに、まほろのミサイルが宇宙人に到達し、UFOごと大爆発を起こした。
丸藤のり子「す、すご・・・」
町田満男「宇宙人が焦げて、魚介類のような、いい香り・・・」
町田満男「いやいや、そんなこと言ってる場合じゃねえ!」
城田まほろ「&%#」
城田まほろ「(涼くん!)」
丸藤のり子「救急車、呼んだ! もうすぐ到着すると思うんだけど・・・」
城田まほろ「=&%!」
城田まほろ「(待ってられない!)」
  まほろは背中からウイングを出し、涼を抱いて飛び立つ。
町田満男「は、はえぇぇ・・・!」
丸藤のり子「私たちも、病院に向かわなきゃ!」

〇空
  まほろが涼を抱きかかえ、超高速で飛んでいる。
城田まほろ(涼くん、絶対に、絶対に死なせないんだから・・・!)

〇病院の廊下
丸藤のり子「まほろ!」
町田満男「涼は・・・?」
城田まほろ「@=&%」
城田まほろ「(今、緊急手術が始まったとこ・・・)」
町田満男「まさか・・・俺のせいで死んじまったのか!? りょ、涼っ・・・!」
丸藤のり子「あほ! 状況見ればわかるでしょ! 手術中なのよ!」
  のり子が指差した先、「手術中」のランプが点灯している。
  しかし、次の瞬間、ランプが消える。
丸藤のり子「えっ? 手術もう終わった?」
城田まほろ「&%$・・・」
城田まほろ「(早すぎる・・・)」
医師「あ、あの・・・」
城田まほろ「&%$$&!?」
城田まほろ「(先生、涼くんは!? 涼くんはどうなんですか!?)」
医師「・・・あの青年ですが・・・その・・・血が通って無くって・・・」
城田まほろ「&%$!?」
城田まほろ「(何それ!?)」
医師「しかも、体にメスが通らないんです」
町田満男「おいおい、話についていけないぞ・・・」
医師「それで、調べましたら・・・彼・・・全身が機械でできているみたいなんです」
医師「その・・・つまり彼は、ロボットですね。はい」
城田まほろ「!?」
丸藤のり子「涼くんが・・・」
町田満男「ロボット!?」
丸藤のり子「何があっても動じないあの性格・・・そして水族館でまほろの爆発に巻き込まれても、ビクともしなかった頑丈さ・・・」
丸藤のり子「・・・確かに納得だわ」
町田満男「涼にはロボットっぽいところはたくさんあったけど・・・ビックリだな」
城田まほろ(涼くんが、ロボット・・・?)
医師「ロボットの蘇生は・・・我々にはどうにもこうにも・・・」
城田まほろ「&%#」
城田まほろ「(涼くん!)」
  まほろは手術室にかけていった。

〇手術室
城田まほろ「&%$」
城田まほろ「(涼くん、起きて!)」
  まほろは、手からケーブルを出し、涼の 口に差し込んだ。
城田まほろ「@&%$」
城田まほろ「(私のエネルギー、全部あげる・・・)」
  まほろの全身が赤く光る。
城田まほろ(涼くん・・・もっともっと、私をキュンキュンさせて・・・お願い!)
  まほろのパワードスーツにヒビが入る。
丸藤のり子「まほろ! スーツが壊れそう!」
町田満男「なんか、めっちゃ危なそうだって!」
城田まほろ「==&%$!」
城田まほろ「(涼くんが起きるなら、どうなってもかまわない!)」
  手術室が光に包まれ、真っ白になる。
町田満男「ま、まぶしい・・・」
  光が収まると、まほろのパワードスーツは壊れてぱっかりと真っ二つに割れた。
  数ヶ月ぶりに、中にいたまほろが出てくる。
丸藤のり子「あんなに脱げなかったパワードスーツが、壊れた・・・」
城田まほろ「涼くん! 涼くんっ!」
島本涼「・・・んっ」
城田まほろ「やった・・・やったぁ!」
丸藤のり子「涼くんが生き返った!」
町田満男「涼・・・ゴメンよぉ・・・俺をかばったばっかりに、こんなことになって・・・」
島本涼「・・・俺がロボットだってこと、みんなに知られちゃったんだ」
城田まほろ「・・・うん。びっくり仰天だったよ」
町田満男「ま、一件落着って感じかな! みんなで締めのラーメンでも・・・」
丸藤のり子「満男くん、今は黙る!」
町田満男「は、はい・・・」
丸藤のり子「まほろ、普通にしゃべれるようになって良かったね。・・・ガンバ。 私たちは外にいるから」
町田満男「え? なんで?」
丸藤のり子「いいから!」
島本涼「・・・正体、隠していてごめん」
  のり子は満男を引っ張って、手術室から出ていった。
城田まほろ「ロボットか人間かなんて、ほんのちょっとの違いだよ」
城田まほろ「涼くんあのね・・・今日、伝えようって決めてたことがあるの」
島本涼「・・・なに?」
城田まほろ「あたし・・・涼くんのことが、好きなんです」
城田まほろ「涼くんのことを思うと、頭が沸騰して爆発して、ぶっ壊れそうになります。 いや、たぶんもう、ぶっ壊れてると思うの」
島本涼「・・・・・・」
城田まほろ「こんな私と、これからも一緒にいてくれませんか。 できれば、その・・・恋人として!」

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