長編コンテスト対策講座

編集長

最終審査に残るために(脚本)

長編コンテスト対策講座

編集長

今すぐ読む

長編コンテスト対策講座
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇森の中の駅
編集長「これまで、B評価となった作品までについてお伝えしてきました」
編集長「本日は、A評価とS評価となった作品についてお話したいと思います」
編集長「A評価は下読みから一定の評価を獲得し、審査員の一部は高い評価をしているが予選通過には至らなかった作品」
編集長「S評価は下読みと審査員から一定の評価を獲得しているが最終審査には至らなかった作品です」
編集長「尚、今回の長編コンテストでは、最終審査に進んだ作品は14作品でした」
編集長「ですので、A評価となった作品は20作品、S評価となった作品は26作品となります」
編集長「A評価とS評価は、予選を通過したかどうか、つまりは予選枠の都合によるものです」
編集長「指摘は似通っているため、まとめてお伝えいたします」

〇バスの中
編集長「さて、前回までで、D評価の作品は基礎的な部分によるもの、」
編集長「C評価とB評価は基礎的な部分はクリアしているけど、作品を楽しませることができていないものだとお伝えしています」
編集長「A評価以上の作品は、基礎的な部分はクリアしており、誰かをしっかりと楽しませることができている作品だと言えます」
編集長「実際、下読みや審査員にもしっかりと評価されている作品であり、まず第一に”自信を持ってください”とお伝えしたいです」
編集長「では、なぜ最終審査に進めなかったというと、それは審査項目で加点が少なかったためです」

〇田舎のバス停
編集長「今回のコンテストでは、審査項目を事前にお伝えしております」
編集長「①イントロダクションに惹かれるものがあるか(≒その作品を読みたいと思うか)」
編集長「②主人公の行動線は明確か(≒第1話でどんな話なのか理解できるか)」
編集長「③主人公に感情移入できるか(≒主人公がやろうとすることに共感できるか)」
編集長「④引きが作れているか(≒第2話を読みたいと思うか)」
編集長「それぞれの項目の詳細については前のエピソードを参照ください」
編集長「審査項目を公開しているので、当然ながらその項目に沿って審査が行われます」
編集長「審査員は、それぞれの審査項目に対して加点していく形となりますので、」
編集長「審査を進むためには、それぞれの項目でしっかりと得点を取得していく必要がございます」
編集長「審査員は多くの作品を読みます」
編集長「審査員の脳裏に強烈な印象を残せるくらい、審査項目を意識して作品を磨き込み、高得点を狙いに行きたいものですね」

〇田園風景
編集長「今回お伝えしたことは、当社以外のコンテストにも言えることです」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

コメント

  • いまさらながらこのアドバイスに気がついて、一通り読んだところです。次回の長編コンテストに参加するかはまだ検討中なのですが、大変参考になりました。ありがとうございます。

  • こんばんは。聞きたいことがあります。自分の作品を表紙をイラストのせずにポスターとして貼り出して読んでくださいっていうことは違反しているのですか?教えて下さい

  • 予選通過はできなかった者ですが、とても参考になりましたし勉強になりました!
    確かに読み返してみると、設定がありきたりすぎたなぁと気付きました。もう少し斬新で、読みやすい作品を考えていつかリベンジします!
    改めて、解説をしてくださりありがとうございました!

コメントをもっと見る(4件)

ページTOPへ