〇オフィスのフロア
松井 孝太郎「今日は何を教えてくれるんですか？」
七霧 凛「そうね、いよいよ本題に入るわ」
松井 孝太郎「じゃあ投資を？」
七霧 凛「ええ。 まず何からにしようかしら」
松井 孝太郎「株ですか？ 投資信託？」
七霧 凛「そうね」
七霧 凛「本日のお題は 投資信託でいくわ」
七霧 凛「最近、よく広められてるし、 私もこれをメインにしているから」
松井 孝太郎「お願いします」
七霧 凛「投資信託は、 大勢の人の資金をプロが運用する って話は確かしたわよね」
松井 孝太郎「はい」
七霧 凛「その資金はなんと、 100円からもできるの」
七霧 凛「まあ、さすがに100円だけから 儲かるのは厳しいだろうけど・・・」
七霧 凛「100円・・・。 まあ、1000円くらいなら入門として ちょうどいいでしょう？」
松井 孝太郎「それくらいなら ちょっと節約すればできますね」
七霧 凛「じゃあ松井くん。 さっそく購入準備をしましょう」

〇オフィスのフロア
七霧 凛「投資信託を購入する設定は 証券会社ごとにことなるけど」
七霧 凛「１、購入する投資信託を選ぶ ２、購入する額を入力 ３、積み立てる日を選ぶ」
七霧 凛「などかしら」
松井 孝太郎「それなんですが先輩」
松井 孝太郎「投資信託もたくさんありますよ？ どれにすればいいんですか？」
七霧 凛「最終的には自分で選んでほしいけど・・・」
七霧 凛「全米や全世界のインデックス型が よく人気に挙げられるわね」
松井 孝太郎「インデックス型？」
七霧 凛「投資信託は運用の仕方によって 『インデックス型』と『アクティブ型』 に分けられるの」
七霧 凛「インデックス型は 市場平均に近い動きをするの」
七霧 凛「アクティブ型は 市場平均よりも動きが大きいわ」
松井 孝太郎「じゃあ場合によっては アクティブ型の方が大きく儲かるんですか？」
七霧 凛「そうなんだけど・・・ 初心者はインデックス型の方がいいわね」
七霧 凛「大きく動くということは 下落も大きいということ」
七霧 凛「あと、インデックス型の方が 手数料が安いことが多いわ」
松井 孝太郎「なるほど・・・」
七霧 凛「絶対にひとつを選ばないといけない訳じゃ ないから」
七霧 凛「余裕があるならいくつか選んで 買うといいわね」
松井 孝太郎「・・・じゃあ、 全米インデックスと 全世界インデックスと」
松井 孝太郎「あと、日本のインデックスも買おうかな」
七霧 凛「最初はそのくらいで 慣れてきたらもっといろいろ調べて買っても いいかもね」
松井 孝太郎「はい。 えっと、ひとつ1000円ずつの 3000円から始めます」
七霧 凛「うん、無難な線ね」
松井 孝太郎「積み立て日は月の真ん中の15日にしようかな」
松井 孝太郎「確定！」
松井 孝太郎「できました、先輩！」
七霧 凛「お疲れ様、松井くん！」

〇ファミリーレストランの店内
七霧 凛「教える順番が逆になっちゃったけど・・・」
松井 孝太郎「はい？」
七霧 凛「投資信託をメインにするなら オススメの制度があるの」
七霧 凛「つみたてNISAよ」
松井 孝太郎「NISA・・・ 名前くらいは聞いたことあるような」
七霧 凛「NISAは ただのNISAとつみたてNISAがあるんだけど」
七霧 凛「今回は投資信託に関係するつみたてNISAを 教えるわ」
七霧 凛「普通の投資は 儲かったときにも税金がかかるの」
七霧 凛「でも、つみたてNISAは 20年間は利益に税金がかからない制度よ」
松井 孝太郎「それはすごいですね」
七霧 凛「そのかわり限度額が 年40万と決まってるんだけど」
七霧 凛「とりあえず今の松井くんは大丈夫ね」
七霧 凛「今回はこれくらいかしら」
七霧 凛「また続きを楽しみにしていてね」