エピソード1(脚本)
〇渋谷のスクランブル交差点
20☓☓年、日本
謎の組織が、人体実験の末に産み出した兵器「怪人」を用い
日本を蹂躙
ヒーロー・ブラックフィストと警察は協力し
日々、怪人と戦っていた
「ぐっ!」
ブラックフィスト(堅豪怪人メルビレン。初めて拳を交わしてから3か月)
(この寡黙で屈強な武人と戦う中で)
(不思議と互いの気持ちが伝わるような気がする)
(今日、アイツは俺との決着を望んでいるに違いない!)
「決着をつけるぞ、強敵(とも)よ! トリプルフュージョンフィストー!」
(あ、あれ?)
「反撃はどうした!」
「・・・」
「案の定だんまりか。だがわかるぞ。お前、切り札を隠しているな」
「卑怯は似合わんぞ!」
「俺がすべて受け止めてやる! こい!」
ブラックフィスト(どう出る!)
堅豪怪人メルビレン「・・・」
堅豪怪人メルビレン「・・・」
堅豪怪人メルビレン「好きです」
堅豪怪人メルビレン「貴方のことが好きです」
堅豪怪人メルビレン「・・・」
ブラックフィスト「・・・」
ブラックフィスト「なっ」
ブラックフィスト「なにっ」
堅豪怪人メルビレン「・・・」
堅豪怪人メルビレン「初めて拳を交わした3ヶ月前からァ!」
「ちょっ」
堅豪怪人メルビレン「ずーーーーっと気になってた!」
ブラックフィスト「待って」
堅豪怪人メルビレン「でも言えなかった!普段喋んないキャラだし」
堅豪怪人メルビレン「いつも「今日こそ拳じゃなくて、言葉を交わすぞっ!」思ってたんだけど、勇気が出なくて・・・」
堅豪怪人メルビレン「激憎悪虐拳! 九連刹!」
ブラックフィスト「ぐああー!」
ブラックフィスト「待ってくれ!待って、ストップ」
ブラックフィスト「マジで」
ブラックフィスト「メンタルの防御が追い付かない。こんな技初めてだ。キャパオーバー」
堅豪怪人メルビレン「全部受け止めるって言ったじゃん」
ブラックフィスト「言ったけど」
堅豪怪人メルビレン「凄い動揺してるね」
ブラックフィスト「うるさい」
堅豪怪人メルビレン「私、貴様のこと拳でしか知らない」
堅豪怪人メルビレン「私は怪人で貴様はヒーロー。悪と正義。闇と光」
堅豪怪人メルビレン「真逆の立場でも武を高め合う関係ならいいやって」
堅豪怪人メルビレン「自分に言い聞かせてた」
堅豪怪人メルビレン「でも「決着だ!」って言われてダメだった」
堅豪怪人メルビレン「拳だけの関係で終わりたくない!」
拳だけの関係
ブラックフィスト(嫌な響きだなぁ)
ブラックフィスト(これは罠に決まってる。倒そう。ヒーローは即断即決!)
堅豪怪人メルビレン「だから今日は私の思いを──」
ブラックフィスト「超必殺奥義! クワトロフュージョンファイナルフィスト!」
堅豪怪人メルビレン「ぐあーーーっ!」
ブラックフィスト「どんなもんだ!」
ブラックフィスト(でも、なんかモヤモヤするな)
ブラックフィスト(もし罠じゃないとしたら)
ブラックフィスト(そんなはずはない)
真田刑事「やあやあ!ついに強敵を倒したなー」
真田刑事「おめでとう!」
ブラックフィスト「サナさん、ども」
真田刑事「存外冷静だな。そういえば、私には聞こえなかったが、奴と何か話していたな」
ブラックフィスト「それが・・・」
ブラックフィスト「いえ、何でもないです。俺は帰りますんで、あとはよろしくお願いします」
真田刑事「おう、公権力に任せなさい!」
ブラックフィスト「お疲れっした」
〇オタクの部屋
玉川裕樹「今日は疲れた・・・」
玉川裕樹「正義のヒーロー・ブラックフィストも、家に帰れば25歳独身・玉川裕樹に早変わり、か」
玉川裕樹「修行の成果がこのオタク部屋とは、なかなか寂しいな」
玉川裕樹(彼女ほしっ)
〇渋谷のスクランブル交差点
堅豪怪人メルビレン「好きです」
〇簡素な部屋
玉川裕樹(厄介な置土産だ・・・)
〇お祭り会場
数日後
高校生「怪人だー!」
テキ屋のおじさん「警察に連絡を!」
ブラックフィスト「そこまでだ!!」
「黒い拳が唸りを上げて、悪の野望を打ち砕く!」
ブラックフィスト「正義の戦士・ブラックフィスト参上!」
高校生「かっけ~!」
テキ屋のおじさん「頑張れー!」
ブラックフィスト「行くぞ!」
???「・・・」
ブラックフィスト「見切られた!?これはどうだ!」
ブラックフィスト「また防がれた!」
???「ギシャア!」
ブラックフィスト「こいつ、強い!」
ブラックフィスト(でもこの攻撃、この痛み、この衝撃、覚えがある)
ブラックフィスト(まさか)
ブラックフィスト「待て!」
ブラックフィスト「お前のその、拳でわかってしまった、何となく、察してしまった」
ブラックフィスト「さては」
ブラックフィスト「お前、メルビレンだろ!」
髑髏怪人メルビレン「やっと気づいた!」
髑髏怪人メルビレン「うれしいから100億点!会ってすぐ褒めてくれたら150億点だったな!」
ブラックフィスト「イメチェンのレベルじゃないよ!そもそも倒したはず!」
髑髏怪人メルビレン「脳を新しい肉体に移植したんだよ!」
ブラックフィスト「こわっ!復活したなら再び倒す!ヒーローは即断即決!」
髑髏怪人メルビレン「ぐああーーー!」
ブラックフィスト「執念深い奴だ・・・」
〇見晴らしのいい公園
また数日後
???「ギシャア!」
ブラックフィスト「念のために訊くがまさか」
大蠍怪人メルビレン「アシメどう?似合う?」
ブラックフィスト「それをアシメと言うか~?」
ブラックフィスト「うーん」
ブラックフィスト「クワトロフィスト・改!」
大蠍怪人メルビレン「ぐあああーーー!」
ブラックフィスト(なんなんだ本当に・・・)
〇湖のある公園
鉄凱怪人メルビレン「湖めっちゃキレイ!でも今の私は生体金属ボディだから泳げないなぁ。ねぇ、貴様は泳げ・・・」
ブラックフィスト「ブラックスラッシュ!」
鉄凱怪人メルビレン「ぐぎいーーーっ!」
〇古本屋
さらにさらに数日後
炎躯怪人メルビレン「本屋デート、アリ派?ナシ派?」
ブラックフィスト「本が燃えるでしょうが!」
ブラックフィスト「ネオバーストブラック!」
炎躯怪人メルビレン「ぎぎいーーっ!」
〇大衆居酒屋
真田刑事「疲れてるな、タマ」
玉川裕樹「実は・・・」
真田刑事「それで困ってるのか」
玉川裕樹「罠か本気かわからなくて」
真田刑事「タマは彼女いたことないもんな~」
玉川裕樹「どーせ彼女も友達も皆二次元ですよ!」
真田刑事「ごめん、ごめん!」
真田刑事「私は彼女でも友達でもないってか」
玉川裕樹「ん、今なにか・・・」
真田刑事「それはそうと、面白いことにね」
真田刑事「タマが”告白”されてから、怪人の犠牲者が出てないの」
真田刑事「そもそも怪人に悪意がなく」
真田刑事「タマに会いたくて現れているから・・・だとしたら?」
真田刑事「彼女、本気なんじゃない?」
真田刑事「本心を知るために」
真田刑事「コミュニケーション、取ってみたら? 拳はしまって、ね」
玉川裕樹「コミュニケーション・・・」
真田刑事「デートでも誘ったら?まずはご飯よね」
真田刑事「店、用意しとくわ。公権力に任せなさい!」
〇Bunkamura
武威怪人メルビレン「ガァッ!」
ご婦人「ひい!」
スタッフ「皆さん落ち着いて!」
ブラックフィスト「ブラックフィスト、参上!」
武威怪人メルビレン「今日は早かったね」
武威怪人メルビレン「私痩せたの、わかる?あ、自分で言っちゃった(笑)」
武威怪人メルビレン「どうせ今日も戦うんでしょ?来なよ」
ブラックフィスト「いや」
ブラックフィスト「あの」
ブラックフィスト「飯でもどう?」
ブラックフィスト「いや、全然断っていいし、俺そんなお腹空いてないし別のタイミングでも全く 構わんけど」
武威怪人メルビレン「え(笑)行くが?(笑)」
ブラックフィスト「なんでお前が余裕ある感出してんだよ」
武威怪人メルビレン「ふふへっ」
ブラックフィスト「じゃ・・・行きます、か」
ご婦人「ヒーローと怪人が仲良くしてる?」
スタッフ「信じられん!」
真田刑事「ま、そんなこともありますよ」
真田刑事(どーなることやら)
〇オタクの部屋
玉川裕樹「ただいまー」
玉川裕樹(今日は楽しかったな)
〇立ち飲み屋
意外と共通点が多かったんだよな
強さを求めるあまり、友達がいなかったり
オフの日はアニメや本に逃げたり
今まで恋人がいたことなかったり
居酒屋メシが好きなのも意外だったな・・・
昔読んだWEBサイトでは「デートで立ち飲み屋はありえない」って書いてたけど
あいつはこういう店の方が楽しいって・・・
〇オタクの部屋
玉川裕樹「話してみないとわからないこと、たくさんあるんだな!」
〇秘密基地の中枢
「ご機嫌ですなぁメルビレン」
Dr.カラス「今度の身体はお気に召したか?フフフ」
武威怪人メルビレン「・・・」
Dr.カラス「貴方の行動、上が気にしていますよ」
Dr.カラス「歴戦の勇士とは言え、何度も新しい肉体を使い捨てされちゃあね・・・」
Dr.カラス「と仰っておりました(笑)上が(笑)」
Dr.カラス「あの”告白”も心理作戦なんでしょう?」
Dr.カラス「我々異形が人間とレンアイなど、滑稽だ」
武威怪人メルビレン「・・・また、頼めないか」
Dr.カラス「インテリの忠告は無視か。武人様はお偉いことで」
Dr.カラス「これがラストワン、同僚のよしみだ。どうしたい?」
〇立ち飲み屋
ブラックフィスト「好きなタイプ? うーん」
ブラックフィスト「気が強くて小さくてショートヘアの子かな~」
ブラックフィスト「守ってあげたいし、守られたいって感じかな!」
ブラックフィスト「なんというか、こう、一緒に人生を戦える人がいい!」
ブラックフィスト「「人生を戦う」っていいよな~!好きなバンドの受け売りだけど!」
〇秘密基地の中枢
武威怪人メルビレン「次は、擬態用のボディで頼む」
Dr.カラス「擬態用? 女性型か?」
Dr.カラス「何を考えているんだか・・・」
〇SHIBUYA109
玉川裕樹「オフの日はやることがないな~」
玉川裕樹「悪人ありきの人生ってのも、空しいもんだ」
???「貴方、ブラックフィストでしょ」
玉川裕樹「なぜ俺の正体を!」
???「えい!」
玉川裕樹「いてっ」
玉川裕樹「おまえメルビレンだろ!」
隠密怪人メルビレン(人間体)「正解!」
玉川裕樹「やっぱり!なんだその姿」
隠密怪人メルビレン(人間体)「貴様の好みに合わせて身体変えちゃったんだ」
Dr.カラス(・・・)
Dr.カラス(人間に擬態可能な肉体を所望した理由はそれか)
Dr.カラス(組織の貴重なリソースを使って敵と逢引きとはね・・・)
隠密怪人メルビレン(人間体)「どう? かわいいっしょ?」
玉川裕樹「う、うん」
隠密怪人メルビレン(人間体)「あとさ、メルビレンって呼ぶの止めて?」
玉川裕樹「何て呼べば」
隠密怪人メルビレン(人間体)「メル!」
玉川裕樹(可愛いのがきた!)
玉川裕樹「メ、メルぅぅぅ・・・」
メル「何照れてんの!」
〇センター街
玉川裕樹「・・・でさ、初めてフュージョンシュートを出せたと思ったら骨が50本折れてて!」
メル「ヤバ!折れすぎ!貴様も改造人間になればいいのに~」
玉川裕樹「それはヤダな~!」
玉川裕樹(こんなにかわいい子とデートしちゃってるよオレ)
玉川裕樹(でも不思議と緊張しないんだよな)
玉川裕樹(案外、悪くないかも)
〇見晴らしのいい公園
メル「今日はいっぱい話したね」
玉川裕樹「なー」
メル「あたし、色んな場所に出現したじゃん」
メル「お祭り、コンサートホール、湖、本屋、」
メル「全部、人間の頃デートで行ってみたかった場所」
メル「気づかなかったでしょ?」
玉川裕樹「・・・」
玉川裕樹「あのさ」
玉川裕樹「俺のこと、好きって言ってくれたじゃん」
玉川裕樹「聞きたいことがあって」
玉川裕樹「俺のどこを」
Dr.カラス「メルビレンさん、あなたを処刑しに参上しました」
メル「・・・」
玉川裕樹「処刑!?」
Dr.カラス「当たり前でしょ、使命を忘れて敵とよろしくやるなんて」
Dr.カラス「私を恨むなよ。上の指示通りやっているだけさ。行け、処刑獣人!」
処刑獣人マガウルフ「ヴルルル!」
処刑獣人グレゼンド「ム゛ゥン!」
玉川裕樹「ブラックチェンジ!」
ブラックフィスト「来い!」
処刑獣人マガウルフ「オレ ガ ヤル」
ブラックフィスト「やるな!」
処刑獣人グレゼンド「メルビレンさん、俺はあんたを尊敬していたが」
処刑獣人グレゼンド「外見も中身も腑抜けになって、哀しいよ俺は」
処刑獣人グレゼンド「引導を渡そう」
処刑獣人グレゼンド「何をためらっている!」
メル「ああっ!」
ブラックフィスト「なぜ変身しない!」
メル「怖いんだ、貴様の前で「怪人」になるのが・・・」
メル「ずっと辛かった・・・本気の言葉が伝わらなかったこと」
メル「やっと言葉を交わせるようになったのに」
メル「元の姿に戻ったら、また「怪人」扱いされるんじゃないか」
メル「また言葉が届かないんじゃないかって・・・」
メル「怖いんだ」
メル「もう、怪人になりたくないよ・・・」
ブラックフィスト「そんな気持ちを殺して」
ブラックフィスト「何度も俺に向かってきていたのか」
ブラックフィスト「今まで、すまなかった」
ブラックフィスト「お前が怪人だからって心からの言葉を疑い、傷つけた。本当に申し訳ない」
ブラックフィスト「メル、好きだ」
ブラックフィスト「メルがかわいいからじゃない」
ブラックフィスト「いや、正直それもある、めっちゃあるんだが」
ブラックフィスト「俺は、メルの心の在り方が好きだ!」
ブラックフィスト「武を極める向上心、諦めを知らない精神力、まっすぐな恋心」
ブラックフィスト「かっこよすぎるぜ」
ブラックフィスト「俺たち、命をかけて戦い続けてきたよな」
ブラックフィスト「ここで力を合わせれば、あいつらなんて敵じゃない」
ブラックフィスト「俺はメルと生き延びたい!」
ブラックフィスト「俺が惚れたメルはどんな姿でも関係ない!」
ブラックフィスト「メル!一緒に戦ってくれ!本当の姿で!」
メル「・・・言えるんじゃん、名前」
メル「うん」
メル「私も貴様と一緒に戦う」
ブラックフィスト「よく言った!」
ブラックフィスト「ついでに貴様呼びも卒業してくれ!」
ブラックフィスト「俺は玉川裕樹。親がくれた大切な名前を、呼んでほしい」
メル「裕樹・・・ふふっ・・・裕樹! へへ」
ブラックフィスト「メルも照れてるじゃないか!」
処刑獣人グレゼンド「殺して良いか?胸焼けがしてきた」
処刑獣人マガウルフ「フユカイ!」
ブラックフィスト「不愉快で結構!」
ブラックフィスト「待たせたお詫びだ、即断即決で葬ってやる」
メル「覚悟しなさい!」
隠密怪人メルビレン「闇より出でし尚武の戦鬼、メルビレン」
ブラックフィスト「黒い拳が唸りを上げて、悪の野望を打ち砕く!正義の戦士・ブラックフィスト!」
「行くぞ!」
「来い!」
処刑獣人グレゼンド「なんという連携!」
処刑獣人マガウルフ「スベテ、ミキラレル!」
処刑獣人グレゼンド「貴様らいったい何なんだ!」
隠密怪人メルビレン「交際スタート約3分!」
ブラックフィスト「拳と言葉で交わった」
「地上最強のカップルだバカヤロー!」
「ブラックフュージョン九連刹!」
「ぐああーーーーー!」
ブラックフィスト「やった!やったぞー!」
隠密怪人メルビレン「初めての共同作業!じゃん!」
Dr.カラス「なんという強さ」
Dr.カラス「上に詰められる・・・」
Dr.カラス「せいぜいお幸せに、クソども」
隠密怪人メルビレン「逃げた」
ブラックフィスト「今日はいいさ」
玉川裕樹「さっき聞こうと思った事」
玉川裕樹「俺のどこが好きなの?」
メル「裕樹が私を好きな理由と同じ」
メル「顔と心!」
〇ゆるやかな坂道
玉川裕樹「だいぶ遅くなったな」
玉川裕樹「あ、俺ん家こっちだ」
玉川裕樹「じゃあ、また・・・」
メル「私、帰る場所ないんだけど」
玉川裕樹「そっか」
メル「ねぇ」
メル「こういう時、ちゃんと言ってほしい」
玉川裕樹(そうか、俺も勇気を出さないといけないんだ)
玉川裕樹(ヒーローは即断即決、修行が足りないな)
玉川裕樹「・・・」
玉川裕樹「メル、今夜は」
玉川裕樹「今夜は」
玉川裕樹「俺んとこ来ないか?」
メル「・・・」
メル「ダッサ・・・」
メル「・・・」
メル「・・・うん、行く」
怪人とヒーローの恋愛と聞くと、怪人の方が男性でヒーローの方が女性戦士かと思いきや、その逆で恋する乙女怪人の設定が斬新でした。「拳だけの関係」とか「拳と言葉で交わった」とか、名言もたくさん飛び出して面白いやら感心するやらで忙しかったです。
なんだろう…このニヤニヤは…。
ヒーローと怪人?!って思いだったのに、最後は応援してました…。
末永く幸せになってほしいものです。
恋愛異次元空間にお邪魔したような感覚でした。人種も立場も何もかも超えて人を好きになる気持ちがどれだけ強くて清いものか、メルちゃんは教えてくれました。