エロ漫画異世界転生 助けてくれた人達と日常(脚本)
〇教室
山谷サヤ「おはよー!!」
月曜日、普段通りの朝を迎える。山谷は今日も笑顔だ。
山谷サヤ「英語の予習やった!?」
佐々木弱太郎「まあ、いちおう」
山谷サヤ「そっかー」
前に俺がうっかり予習を忘れたことを気にしてくれていたのだろう。こいつは普段は絶対に忘れないタイプみたいだし。
山谷サヤ「今日も頑張ろうね」
佐々木弱太郎「ああ、うん」
そうして一日が始まった。
〇学校の屋上
昼休み。山谷は部活の用事とやらで慌てて教室を出ていった。そこで、俺は二人と屋上で昼食を取ることにした。
古町モブ次郎「上手くいったようだな」
佐々木弱太郎「ん?」
古町モブ次郎「山谷さんのことだ。仲直りできたようで良かった」
佐々木弱太郎「そういうの、わかるんだ」
古町モブ次郎「佐々木の表情を見ればなんとなくな」
佐々木弱太郎「そっか・・・」
モブ谷エー吉「これでまた、モテない組は俺ら二人か」
古町モブ次郎「勝手に仲間扱いするな」
二人が笑う。俺と山谷はそんな関係じゃないと訂正しようかと思ったが止めた。
佐々木弱太郎「あのさ」
「ん?」
佐々木弱太郎「二人ともありがとう。これからも困った時は助けて欲しいんだけどいいかな?」
古町モブ次郎「なんだ急に」
モブ谷エー吉「照れるから止めろよ」
古町モブ次郎「でもまあ、助かるさ。友達だしな」
モブ谷エー吉「今回は俺ら何もしてないけどな!!」
佐々木は本当に良い友を持った。そう思った。
〇学校の廊下
屋上からの帰り、剛山と廊下で会った。隠しカメラを奪った相手なので緊張する。
佐々木弱太郎「こんにちは」
剛山達人「おう」
そして、そのまますれ違おうとして剛山に声を掛けられた。
剛山達人「おい、佐々木」
佐々木弱太郎「なんですか」
剛山達人「お前と同じクラスの。えーっと、山谷だったか? いるだろう?」
佐々木弱太郎「居ますけど」
剛山は白々しく分からないふりをして聞いてくる。
剛山達人「なんだ。そのウチの生徒が居酒屋でバイトしているという噂を聞いてな」
佐々木弱太郎「はあ・・・?」
剛山達人「いや、校則違反というわけではないんだが、色々トラブルが起こるかもしれないだろう?」
佐々木弱太郎「そうかもしれませんね・・・」
剛山達人「だから、そのうち見回りも兼ねてその店に飲みに行こうかと思ってな。お前、その店どこにあるか知らないか?」
佐々木弱太郎「そうですね・・・」
俺は考える。どうせもう山谷はその店でバイトしていない。だから教えても問題ないはずだ。
それに、剛山がその店に通うようになれば酒田と牽制しあって店の治安が良くなるかもしれないと思った。
佐々木弱太郎「いいですよ。たしか店の場所は────」
かくして、剛山は山谷のバイト先(旧)を手に入れた。
〇教室
放課後の空き教室。俺は雫川先輩と共にいた。
雫川綾乃「上手くいったみたいね」
佐々木弱太郎「はい。ありがとうございます、バイト先まで紹介してもらって」
雫川綾乃「全然、サヤは私の後輩だから守るのは当たり前でしょ」
佐々木弱太郎「これからもサヤのことよろしくお願いします」
雫川綾乃「貴方が守ってあげるんじゃなくて?」
佐々木弱太郎「それは・・・・・・」
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)