読切(脚本)
〇教室
学校(教室):休み時間
女子A「タカヒロくん、おもしろーい♪」
女子B「そうだ!今日みんなでカラオケ行こーよ♪」
タカヒロ「いいね!いこう!」
・・・
ソウスケ「うざっ・・アイツら爆発すればいいのに・・」
ソウスケ「うおぉっ!?本当に爆発した!!!?
」
女子A「タカヒロくん!!大丈夫!!?」
女子B「タカヒロくんが爆発しちゃった!!?」
タカヒロ「オォォオォ・・」
女子A「タカヒロくん、怪人になっちゃった!!」
女子B「そんなぁぁ、逃げないと!」
ソウスケ「先生!! タカヒロくんが、爆発して怪人になりましたー! どうしましょー??」
ユキ先生「残念だけど、駆除するしかないわね ソウスケくん、お願いね」
ソウスケ「はーい♪」
ソウスケ「よっしゃあぁっ! 今日は焼肉だぁー!」
タカヒロ「オオォォッ!!」
ソウスケ「じゃあなータカヒロー!」
ソウスケ「オラァァッ!!」
タカヒロ「オォ・・」
ソウスケ「弱すぎだろ」
ユキ先生「タカヒロくん・・ 新型怪人化ウイルスに感染してたのね」
ソウスケ「ユキ先生! 俺、怪人倒しましたよー!」
ユキ先生「がんばったね!」
ソウスケ「えへへ そうだ、怪人の首ゲット!! 換金してきていいですか!?」
ユキ先生「放課後に行ってきなさいね」
ソウスケ「はーい! おーい!トモヤ! 怪人換金した後、一緒に焼肉いこうぜ!」
トモヤ「いいねー!」
・・・
女子A「あいつら、最低よ・・ タカヒロくんを殺したのに 楽しそうにして!クラスメイトなのに!!」
女子B「うわあぁんっ タカヒロくんがぁぁ」
ソウスケ「怪人化してたんだ どのみち殺すしかなかったろ アホなのかあいつら?」
〇線路沿いの道
半年前
ソウスケ「怪人になっちまった・・」
ユキ先生「あなた、怪人なのに 意識が残ってるの?」
ソウスケ「あんた、怪人が怖くないのか?」
ユキ先生「あなたが望むなら「国家公認怪人」の申請を私がしてあげてもいいけれど、どうする?」
ソウスケ「国家公認怪人?」
ユキ先生「怪人になっても、普通に生活できる権利をもらえるわ」
ソウスケ「ほんとうか?頼んでもいいか!?」
ユキ先生「ええ、 そのかわり、少しだけお願い聞いてもらうわ」
ソウスケ「全然大丈夫!」
その後、ユキ先生は30分程度で手続きを完了させた。
そして、俺はユキ先生の生徒になり学校に通っている。
ユキ先生のお願いは、怪人討伐の手伝いだった。もちろん俺は承諾した。
そして、俺はユキ先生が好きだ!
〇焼肉屋
焼肉屋にて
ソウスケ「ランク1怪人でも、10万円もらえるから、 怪人狩りやめられねーよ」
トモヤ「そろそろ、ランク2も手を出していくか? ランク2は30万円だろ?」
ソウスケ「簡単にいうなよ! 戦うの俺だぞ!?」
トモヤ「戦闘以外の、サポートしてやってんだろ そろそろランク2狩ろうぜ! ソウスケなら余裕だろ?」
ソウスケ「わかったって! 今度、ユキ先生に許可もらうわ」
トモヤ「おう!」
〇川に架かる橋
帰り道
ソウスケ「焼肉美味かったー!」
トモヤ「帰るか!」
トモヤ「ん?なんだあれ?」
???「グバババァ・・・」
ソウスケ「静かにしろ・・ あれは、やばいって・・ 怪人ランク3はあるやつだ・・」
トモヤ「マジか!? あれ倒せば100万ってこと?」
ソウスケ「今の俺じゃ、絶対無理だ・・ ばれないように、逃げようぜ・・」
???「ガバババァァッ!!!」
トモヤ「無理みたいだぞ?」
ソウスケ「マジかよ・・・」
トモヤ「逃げろ!!」
ソウスケ「くそぉぉおっ!!」
???「バババァアァ!!!」
トモヤ「うわあぁぁっっ!!」
ソウスケ「トモヤ!! 大丈夫か!!」
???「ヴェェェッ!!」
ソウスケ「あ゛ぁあぁっ!!」
ソウスケ「くそ・・」
???「・・・」
ソウスケ「くるな・・」
ユキ先生「ソウスケくん、 何してるの? 戦わないと駄目じゃない」
ソウスケ「ユキ先生!? どうしてここに?? 危ないですよ!!」
ユキ先生「危ない? なら、あなたが 私を守ればいいじゃない」
ユキ先生「ほら、これ使って 差し入れ」
ソウスケ「なんですか?これ?」
ユキ先生「爆発メリケンサックよ 私が作ったの」
ユキ先生「あなたのためにね」
ソウスケ「・・・」
ソウスケ「わかりましたっ! やってみますっっ!!」
ユキ先生「がんばって!」
ソウスケ「うぉぉぉおっ!!」
ソウスケ「ユキ先生が俺の為に作った爆発メリケンサックをつけて・・・ うぉっ!?10個もある!?」
ソウスケ「とりあえず、一発いってみるか!! ウオラァァッ!!!」
???「グキャギャァァァァッ!!!?」
ソウスケ「ギャァァッ!!イテェェヨォォ!!! 腕があぁぁ!!? 腕が無くなったあぁ!!」
ソウスケ「ユキセンセェェ!! これ、やばいですよぉぉ!!? イテェェ・・」
ユキ先生「大丈夫。 あなたは、すぐに腕が再生するわ ほら、もう治ってるじゃない」
ソウスケ「でも、、めちゃくちゃ痛いですよぉぉ! もうイヤなんですけど・・」
ユキ先生「男の子でしょ! 我慢しなさい!」
ソウスケ「うぅ.. クソォォッ!!」
???「ギャァァァァ!!」
ソウスケ「ギャァァァァアアァッッ!! 両腕吹っ飛んだぁぁぁっっ!! イテェェ、、イテェェ!!!」
ユキ先生「ほら、あの怪人弱ってるわ 後二、三発で倒せるんじゃない?」
ソウスケ「あ゛ァァ゛アアァ゛ッッ゛!!!」
???「キュゥゥ..」
ソウスケ「ァァ゛アアァ゛・・」
ソウスケ「・・・」
ユキ先生「ソウスケくん、がんばったね ・・・ 聞こえてないか・・・」
ユキ先生「トモヤくんも、大怪我ね・・ 救急車・・・かな?」
ユキ先生「・・・」
〇病室
トモヤの病室
ソウスケ「トモヤ! お見舞いにきたぞ!」
トモヤ「おぅ!サンキューな!」
トモヤ「お前は大丈夫なのか?」
ソウスケ「ああ! 怪人と戦った記憶がぶっ飛んでるけどな!」
トモヤ「それ、大丈夫なのか?」
ソウスケ「大丈夫だけど、 何故かユキ先生と会うとビクビクするようになってしまったんだ・・」
ユキ先生「何の話してるの?」
ソウスケ「ひぃぃっ!!?」
ユキ先生「ソウスケくん・・ 私、傷ついちゃうよ・・」
ソウスケ「ごめんなさいぃ! いや、ユキ先生のこと大好きなんですけど、、条件反射で、何故かビビっちゃうんですよ!?」
ユキ先生「そっかぁぁ、 無理させちゃったもんね・・ ごめんね、ソウスケくん・・」
ユキは、ソウスケを抱きしめる
ソウスケ「ユキ先生・・ 大丈夫ですっ!! 大好きです!!」
ユキ先生「ふふっ ありがと!」
トモヤ「・・・」
ソウスケ「今ので、記憶が蘇ったぁぁ!! 全部思い出しましたぁ!! 爆発も全然問題ありませんっっ!!」
ソウスケ「腕が何度も吹き飛ぶのは、嫌だけど、、 俺、ユキ先生の為なら頑張りますっ!!」
トモヤ「・・・」
ユキ先生「何度も腕無くなるの・・ 嫌だよね・・ごめんね・・ 爆薬の量増やして、一発の威力あげてみるね?」
トモヤ「!?」
ソウスケ「ユキ先生・・ 俺の為に・・ 嬉しいっすっ!!」
トモヤ「!?」
ユキ先生「後、これ怪人討伐の報酬ね・・」
ソウスケ「あ、ありがとうございます! ん? 10万円?」
トモヤ「あれ?ランク3怪人なら、100万円じゃないのか?」
ユキ先生「トモヤくんの治療費と 爆発メリケンサック費を除いといたわ」
ソウスケ「・・・」
トモヤ「・・・」
ユキ先生「それじゃあね!」
ソウスケ「はーい♡」
トモヤ「・・・」
ソウスケ「・・・」
トモヤ(ヤバいだろ・・ あの女・・)
ソウスケ「ユキ先生・・可愛かったな」
トモヤ「!?」
トモヤ(こいつも、ヤバいわ・・)
〇ゆるやかな坂道
数日後・・
ランク2怪人「・・・」
トモヤ「ソウスケ! 目標の怪人がいたぞ!」
ソウスケ「あれが、ランク2怪人だな!」
トモヤ「油断するなよ!」
ソウスケ「わかってるって!」
ソウスケ「爆発メリケンサック改をつけて・・ いきますかぁー!!」
ソウスケ「オラァァァッッ!!!」
トモヤ「あぁ...!? ソウスケがっ、吹っ飛んだあぁ!!?」
完
これはユウスケが主役の物語と思わせて「サイコパスユキ先生と子飼いの怪人くん」がテーマのサイコホラーでは?ユキ先生はユウスケの他にも何人か飼っていて、爆発させたり燃やしたりして「ウフフ、アハハ」と楽しんでそうですね。
恐るべしユキ先生!両腕どころか身体ごと吹き飛んでしまった。それでもユウスケは生き返るのか?蘇ったユウスケは何か技を身につけるのか?次回が見たい!
トモヤくんだけがまともに見えました。笑
ユキ先生、なかなかのやり手ですね。
怪人でも爆発したら痛いですよね、って思いました。
読んでて楽しかったです!