お花戦隊カレンジャー

夕顔

お花戦隊カレンジャー(脚本)

お花戦隊カレンジャー

夕顔

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〇荒野
レッド「朝顔レッド!」
ピンク「昼顔ピンク♡」
イエロー「夕顔いえろー」
パープル「夜顔パープル・・・」
レッド「四人合わせて!」
レッド「お花戦隊カレンジャー!ちゅどーん!」

〇事務所
イエロー「・・・毎度思うんだけどさ」
レッド「どうした?イエロー」
イエロー「お花戦隊カレンジャーって、ダサくない?」
レッド「そうか?かっこいいと思うけど・・・」
ピンク「あ、それピンクも思ってたぁ。 絶妙にダサいよねぇ」
パープル「そうね、私も同意だわ」
レッド「え?!これってダサいの?!」
イエロー「うん、ダサい。 考えた人の気が知れない」
ピンク「たぶんだけどぉ 「思い付かないから適当でいっか☆」みたいな感じぃ?」
パープル「そうね、きっと考えもせずに決めたのだわ」
レッド「えっえっ、そんな感じなの?! こんなかっこいいのに?! 逆に天才じゃない?!」
イエロー「レッドは感覚ズレてるもんなあ まあ本人が良いなら良いんだけど・・・」
ピンク「ピンク思うんだけどぉ 最後のちゅどーん!もいらないよねぇ」
パープル「そうね、私もそう思うわ」
イエロー「効果音だしね・・・ 口で言うなよとは思ってた」
レッド「だ、だって! 爆発させる予算無いんだもん!」
ピンク「あー・・・ うちの事務所ってそんなカツカツだったんだぁ・・・」
パープル「そうね、株主がそもそも少ないものね」
イエロー「知りたくなかった事実・・・」
ピンク「ねえ、パープルさっきから同意しかしてなくなぁい?」
パープル「そう・・・えっ」
レッド「確かに!そして株主の情報は何処から?!」
イエロー「パープルの「そうね」は口癖だと思ってた」
ピンク「パープルぅ、そうね禁止で話してみてぇ?」
パープル「えっ、あ、いや、でも、その・・・」
レッド「パープル?」
イエロー「あ、やっぱり口癖だったのか」
ピンク「本当に「そうね」を挟まないと喋れなかったんだぁ・・・ ごめんねぇ?」
パープル「そうね、やはりこれが一番落ち着くわ」
レッド「・・・株主の情報源は?」
パープル「そうね、それは内緒よ」
ピンク「そういえばぁ」
レッド「ピンク、まだ何かあるのか?」
ピンク「イエローって仲間じゃないよねぇ?」
イエロー「え?私?」
レッド「どう言うこと?!え?敵のスパイ?!」
パープル「そうね、夕顔はウリ科だものね」
イエロー「あ、そういうことか」
レッド「どういうこと?!」
ピンク「夕顔の花ってぇ朝顔とかの花に似てるから 仲間だと思われがちなんだけどぉ」
パープル「そうね、私達はヒルガオ科で夕顔はウリ科なのよ」
イエロー「実になるのが、かんぴょうだね」
レッド「そうなの?! なんで皆そんなに詳しいの?!」
パープル「そうね、花も似ていると言われるけど ろうと状の繋がった花びらを持つヒルガオ科の花に対してウリ科は花びらが分かれているのよ」
パープル「全て名前に「顔」の文字が入るという共通点があるけれど、夕顔だけが仲間はずれなのよね」
イエロー「急にめっちゃ喋るじゃん・・・」
ピンク「だからぁ、ぶっちゃけ仲間じゃないよねぇ」
イエロー「抜けものにしないでよー、いいじゃん名前似てるし」
レッド「そうだぞ!夕顔だって大事な仲間! イエローいないと戦隊ものっぽくないし!」
パープル「そうね でも、そもそもブルーとグリーンいないじゃない」
イエロー「確かに色合い片寄ってるよね、色変える?」
ピンク「えー、ピンクはピンクがいいなぁ」
パープル「そうね、私もパープルは譲れないわ」
イエロー「だよねー」
レッド「予算的に・・・あと二人は雇えない・・・」
ピンク「悲しい現実だねぇ・・・」
イエロー「・・・あっぶな。 スパイなのバレるかと思った・・・」

コメント

  • 赤と青を混ぜたらパープルだから、パープルのパープルは譲れませんよね。いろんな中間色で「おネエ戦隊カレルキナインジャー」も作ってほしいです。全員が「そうね」とか「あらやだ」から始めるのでなかなか会話が進まなくなりそうですが…。

  • 「お約束」事項が多い戦隊モノで、そこを色々と崩して仲間たちが相互ツッコミを入れるスタイルは楽しいですね!ラストのイエローの告白でのオチも好きです!

  • お花戦隊カレンジャーのネーミングセンスは最高だと思いました。確かに戦隊モノは5人が定着してました。彼らの活躍を期待してます。

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