不同の果実

qicunyouzhen

シコリンの憂鬱(脚本)

不同の果実

qicunyouzhen

今すぐ読む

不同の果実
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇おしゃれなリビングダイニング
ヨシコ「相撲を取ろう!!」
緒河勇樹「す、相撲で決める気か?」
シコリン「これは困ったな・・・」
  シコリンは相撲を取りたくはなかった。
ヨシコ「勝った方が名乗って良いことにしよう」
緒河勇樹「のこったら寄り切るぜ!!」
ヨシコ「押し出すまで帰れません!!」
シコリン「敗者を踏んづけんなよ!!」
シコリン「うわっ!!ヨシコ・・・テッポウ強いな・・・負けたよ」
ヨシコ「だから・・・相撲で決めたのよ」
緒河勇樹「弱点克服だな・・・シコリン良い名前だよ。変えんなよ!!あっはっはっはっはーっ!!」
シコリン「勇樹サンクス!!」
ヨシコ「めでたしめでたしっと!!」

〇廃列車
シコリン「ヨシコのテッポウが強過ぎて、土手っ腹に痣が出来たんだ」
ヨシコ「悪かったよ。あの時はああするしかなかったんだよ」
シコリン「いや・・・そこは否定してないよ」
緒河勇樹「えっ?じゃあなんでわざわざこんな廃墟に呼び出したんだ?」
シコリン「そりゃ・・・痣が酷いこの土手っ腹を見せる為さ・・・ちょっと可笑しかったかな。ヨシコを担ぎたかったんだよ」
ヨシコ「担ぐなーっ!!」
緒河勇樹「担ぐなーっ!!あっはっはっはっはーっ!!シコリンならではの奇策だな。参ったよ。俺もマスオになりたいよ」
シコリン「勇樹は勝ち続けろ・・・」
ヨシコ「何でなの?やってらんないわ!!」
シコリン「見損なったぞ勇樹!!何がマスオだっ!!」
緒河勇樹「ま、待ってくれよ・・・っ!!俺は・・・どうしたら良いんだ」

ページTOPへ