上位50人の50番目でも1位になれるって本当ですか!?

のかの

エピソード1(脚本)

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〇おしゃれな教室
  ここは、国立魔法高校京都校。
  全人類が魔法を使い、魔法によって生活が成り立っている。勉学より魔法に重きを置く高校も多く、ここもその一つだ。
  その中でもここは国立。それだけでエリートと言えるのだが、全国各地に国立魔法高校があり、全国一律でテストが行われる。
  その内、成績優秀者上位50人がここ『京都校』に集められる。1学年1クラス10人の5クラスがある
  生徒一人ひとりに密着し、今後世界で活躍すべく、指導が行われている。そして今、ホームルーム中である。
晴香「これから1年A組の担任をします、三条晴香(さんじょうはるか)です」
晴香「皆さんにはこれから魔法の勉強をしてもらうのですが、今日は自己紹介や学校での勉強の仕方などを説明してから帰ってもらいます」
晴香「明日からは授業が始まるので、今日の間に必要なものがあれば買っておいて下さい」
晴香「くれぐれも、上位50人に入れたからといって油断はしないように」
晴香「そしてここ京都校では魔法の勉強だけでなく普通教科も授業があるので予習復習忘れずに」
晴香「では、名簿1番から。自己紹介」
一華「どうも、間之町一華(あいのまちいちか)です。よろしくおねがいします」
  必要最低限の事だけを言う自己紹介は、淡々と進んでいく。
朱雀「中野朱雀(なかのすざく)よ。私は皆の馴れ合う気なんてないから!せいぜいあんたらをライバルくらいにはさせてあげるわ」
「──!!」
  宣戦布告の様な挨拶は周りをおどろかせた。
杏璃(次私だ。こんなのの後とかどうしよう)
杏璃「どうも、錦小路杏璃(にしきこうじあんり)です。よろしくおねがいします」
  ────────
晴香「自己紹介は終わりましたね」
晴香「では、授業の説明を始めます」
  放課後──────
一華「あの自己紹介の後に自己紹介するの大変じゃなかった?」
一華「って名前も知らない人に言われてもか。私は間之町一華です。よろしくね」
杏璃「よろしく。私は錦小路杏璃ね。本当、あの後はしんどいよ」
開「それもそうだな」
「!!!!!!」
開「驚かせてしまったな。すまない。俺は高辻開(たかつじかい)だ。よろしく」
「よ・・・ろしく・・・」
開「それはそうと、中野のあの挨拶はすごかったなー。あいつは名門中野家の出身だもんな。そりゃ気も張るだろうな」
杏璃「そうだよね。小学校とか幼稚園の頃から魔法大会とか優勝してるもんね」
一華「そういえば、高辻君もそれこそ名門何じゃないかしら」
開「俺が言うのもなんだが、まぁあの高辻家だ。間之町は昔から魔法大会で中野と競っていたよな」
一華「そう、本当な強かったんだよなー。なんか格が違うってのを見せつけられてる気がしたんだよなー」
杏璃「そっかー。私はギリギリ50位だからあんまりわからないなー」
晴香「そこ3人そろそろ帰って」
杏璃「そうだ、3人で一緒に帰らない?」
一華「いいよ、一緒に帰ろ」
開「俺もいいぞ」

〇近未来施設の廊下
  校舎から徒歩5分という最高の通学路を通る。────
一華「────その時はね私も調子が良くて準決勝までは余裕だったんだけど、決勝で中野さんと当たってボロ負けだったの、」
一華「別に、調子が悪くなった訳でも無いし、これが格の違いなんだろうな、って思ったんだよね、」
杏璃「中野さんのお父さん魔法産業の有名企業の社長で、お母さんは、有名な魔法使いだもんね。血には抗え無いか」
  ────────
一華「ここの地下通路良いよね。天気関係無いし、」
杏璃「そうだよね!先生は魔法施設の防衛のウンタラカンタラって言ってたけど・・・」
開「そうだな!この学校にはたくさんの魔法施設があるからそれには機密情報があるらしいな!」
杏璃「なにそれ?!」
一華「それを言えたら機密情報じゃ無いでしょ」
杏璃「そうだよね」

〇学生寮
  ────────
開「じゃぁな!」
「じゃあね、また明日!!」
一華「そっか、あしたから勉強が始まるのか、」
杏璃「はわぁぁー!!!そうだったー!!一華様勉強を教えて戴けないでしょうかー。お願いしますー」
一華「いいよ、そんなの言わなくても」
杏璃「ありがとうございますー」
一華「いつまでそれをするつもりよ じゃあ、今から30分後に私の部屋ね!」
杏璃「ラジャ!」

コメント

  • 魔法という概念が市民権を得ていて、魔法高校や魔法産業が存在する設定がワクワクしますね。でも家柄や才能は魔法でもどうしようもないんだということも分かって面白い。勉強や試験にも魔法は使えないのか…。やっぱり人生甘くないですね。

  • 魔法が1番重要視される世界って、すごく面白いですね。どんな魔法を使うのかが気になります。これからの3人の成長が楽しみです。

  • 普通高校出身の私にとっては、こういう特殊技術コースの学校という設定がまず羨ましいです。彼らがどのようにその技を磨いていくのか、3人の友情も併せて楽しみにしています。

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