エピソード5(脚本)
〇街中の道路
俺も仕方なく、大輝と晴斗(初登場)とご飯に行くことにした。
こいつらとは小学校からの仲で、いつでも何があってもそばにいてくれた、大切な家族のようなものだ。
と言っても、ただの腐れ縁だが。
こっちはこっちで楽しくやろう!と思い、大輝の一押しのラーメン屋に向かった。
〇ラーメン屋のカウンター
食券を買い、いざ店主に食券を渡すと不意に凄く大事なことを思い出した。
骨男(俺ご飯食べれないやん)
やっちまったー!!何であの時気づかなかったんだー!
あのラーメン四天王の大輝のおすすめって事で浮かれてたらこのざまかよ。
骨男「そうえば思い出したんだけど、俺食べれない……………………」
凄く申し訳なさそうに言うと、
大輝「あ、そうじゃん、ご飯とか害悪なの提案しちゃってがちごめん!」
そこの続けて晴斗が、
晴斗「俺も気づけなくて、ラーメンスイッチ入っちゃったから止められなくて」
骨男「いいよ、俺も悪いわ、俺の分も食べていいよ」
こいつらクソいいやつやん。
たまに殺意が湧がな。
2人は、申し訳なさそうに俺の分のじゃんけんをしてご飯は進んだ。
まぁ、俺は後でトイレで腰椎をこれでもかとこするがな!
そんなこんなで、話は次に行く場所の話に変った。
〇ラーメン屋のカウンター
骨男「どこいくー?」
大輝「カラオケは?最近行ってないんだよねー」
骨男(ダメだ!カラオケは!こなみがいる!)
骨男「カラオケはダメだ!ボウリングにしよう」
大輝「スゲー食い気味やん、カラオケに親殺されたんか?」
くそつまんないなーと2人で鼻で笑った後に、
骨男「今日はこなみがカラオケに言ってるんだ、友達と。だから、その、なんだ?邪魔したくなくて……………………………」
2人は目を合わせて、
大輝「それならしょうがないな、よし!ボーリングにしよう」
晴斗「だな、ラーメンの反省も兼ねてそうするか」
俺はその返事にほっとしていると、何故か2人が不快な笑みを浮かべている。
骨男(俺なんかしたか?いやなんもしてないな。)
自分で謎に納得していたら、
大輝「最近彼女とどーなんよ?」
大輝がスゲーだるがらみをしてきた。
晴斗「そーよそよ、彼女の事考えてるとか、めちゃ意識高いやん」
骨男(当り前だろ。)
彼女居るのに俺サッカーに命賭けてるーとか言ってデートいかない奴とは違うんだよ。
晴斗「まー大事にしろよ。あんな美少女に惚れられてるんだからさ」
大輝「そーだよ、羨ましいったらありゃしない」
骨男「分かってるよ」
と、照れて下を向くと2人のラーメンが目に入った。
骨男「お前ら・・・」
ラーメンをガン見している俺を見て、2人も目線を合わせると
大輝「うわっ!!」
晴斗「めちゃくちゃ伸びてるやんけ」
そのラーメンはこれ以上もないくらいスープを吸っていた。
そして、2人は苦笑いをしながらそのラーメンをすすった。