愛天使世紀 ウェディングアップル

ウェディングアップル・シナリオ制作チーム

第14話 強敵! 悪神ダーブラック!②(脚本)

愛天使世紀 ウェディングアップル

ウェディングアップル・シナリオ制作チーム

今すぐ読む

愛天使世紀 ウェディングアップル
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇ビルの裏
  ダーブラックは愛天使を見つけるため、街の路地裏にやってきた。
ダーブラック「愛天使、必ず見つけてみせる」
ヤンス「ダーブラックさまーーっ!」
ダーブラック「お。ヤンス、どうだった?」
ヤンス「ご報告するッス!」
ヤンス「上からも探したッスが、それっぽい奴はいなかったでヤンス!」
ダーブラック「さて・・・どこから探そうか?」
バビルン「ダーブラック様! こっちにいらしてたのですね!」
ダーブラック「バビルン。いいところに。 愛天使がどこに隠れてるか知らない?」
バビルン「わかりませんが、よく結婚式場に出てきますね・・・」
ダーブラック「結婚式場か。行くぞヤンス!」
バビルン「ああッ、そうじゃなくて、結婚式場で魔霊が現れれば出てくる──」
バビルン「・・・って、行っちゃった」

〇教会の控室
黒岩優斗「まったく。急病のモデルの代役か」
黒岩優斗「・・・あやめさんの頼みじゃ仕方ないか」

〇教会の中
朝陽林檎「えっ、新郎のモデル、もう見つかったんですか!?」
雪代椿「どんな、どんな方ですの!?」
霧乃あやめ「ふふ。秘密。・・・すぐわかるわ」
朝陽林檎「カッコいい人なのかなぁ・・・」
雪代椿「きっと素敵な方ですわ・・・」
霧乃あやめ「ほら、すぐ撮影始めるわよ! 林檎、控え室まで新郎さん迎えに行って」
朝陽林檎「あっ。はーい、喜んで!」

〇綺麗な教会
ダーブラック「・・・ここにもいない。 愛天使め、いったいどこに隠れている!」
ヤンス「相当な手練れッスね」
ヤンス「ダーブラック様! あれ! あれを見てくださいッス!」
ダーブラック「ん?」
  ヤンスが指をさした方向に、ウェディング姿の椿がいた。
ダーブラック「あのドレス・・・」
ヤンス「愛天使に間違いないッス!」
ダーブラック「確かに! ついに見つけたよ、愛天使! 行くぞ!」
ヤンス「がってんでヤンス!」

〇教会の中
朝陽潤一郎「それじゃあ、先に新婦の写真から始めますよ」
朝陽潤一郎「椿さん、笑って──」
朝陽潤一郎「いいね。では行きます。はい・・・」
  ドゴーン!

〇教会の中
  突然、大きな爆発音とともにチャペルに土煙が立ちこめた。
  土埃の中に、黒いオーラを纏った人影が浮かび上がる。

〇結婚式場の廊下
朝陽林檎「え、何!?」
朝陽林檎「今の音、まさか・・・」

〇教会の中
霧乃あやめ「・・・ば、ばけもの!?」
雪代椿「私の趣味ではございませんわ・・・」
ダーブラック「愛天使! 見つけたぞ!」
  ダーブラックの全身から妖気が放出されると、チャペル内のガラスが砕け散った。
霧乃あやめ「あぁ・・・っ」
朝陽潤一郎「ううぅ・・・」
  妖気を受けたスタッフたちが、次々と気を失って地面に倒れる。
雪代椿「ううっ・・・あ、あれは・・・!」
  ダーブラックの身体を巨大な妖気が包む。
  妖気の塊はダーブラックを包むと、みるみる巨大化していった。
ダーブラック「悪神、ダーブラック!」
雪代椿「か、怪物・・・です、わ・・・」
  椿も激しい妖気を受けて、耐えきれずに気を失った。
ダーブラック「フッ、妖気だけで倒れるなんて弱い! 弱すぎるよ!」
朝陽林檎「やっぱり魔霊!」

〇水玉2
朝陽林檎「マニフェスティション・オブ・ラブリィ・エンジェル・アップル!」

〇教会の中
ダーブラック「これが愛天使? てごたえがなさすぎる」
ダーブラック「・・・とどめだ。ボクは女子供でも容赦しない、冷酷な男だからね!」
ヤンス「いよ、極悪非道! 悪の中の悪!」
???「待ちなさい!」
アップル「その人は、愛天使ではありません!」
ダーブラック「な、なに?」
アップル「お望みならこの愛天使ウェディングアップルが相手をしてあげましょう!」
ダーブラック「え、人ちがい!? お前が本物の愛天使?」
アップル「そうよ! 愛を蝕む魔霊は許せない!」
アップル「このウェディングアップルが不滅の愛を・・・」
ダーブラック「愛天使! 死ねぇ!」
アップル「!?」
  ダーブラックはアップルの言葉を待たずに彼女に殴りかかった。
  反射的に攻撃を避けるアップル。

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:第15話 強敵! 悪神ダーブラック!③

コメント

  • 強敵出現…果たして林檎達の命運や如何に⁉︎

成分キーワード

ページTOPへ