私異世界に飛ばされて男の子を膝枕しちゃってます

めんま

3 話 私、役に立ちたい(脚本)

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〇美しい草原
  隣町の冒険者ギルドに向かっているルーデウス一行
ルーデウス「二人共もう少しで敵が現れる場所です」
遠藤美咲「緊張する」
マリア「美咲さんとルーデウスは私の後ろに下がっていて!私が相手をする」
  その時、草むらから一人の男が現れた
ゼノス「ど〜も、御三方。 お初にお目にかかれます。私はゼノスの申します。どうぞお見知りおきを」
ゼノス「ゲノム様よりあなた達を捕獲するように命じられて参りました」
ゼノス「最初の刺客は倒せたようですが、私はそう簡単にいかないですよ」
ルーデウス「マリア!相手はイエローリボンです。 気をつけてください」
マリア「何!? 分かった!」
マリア(ルーデウスが言うには、魔法の攻撃をするらしい。 夢では余りハッキリ見えてなかったと言っていた)
マリア(やはり、ルーデウスの異能はルーデウス自身が意識を高めないとうまく出来ないらしい)
ルーデウス「ごめんなさいマリア 僕がしっかり異能を使えないから マリアに頼ってしまうばかりで」
マリア「気にするな 私は私のやることをやるだけだ」
ルーデウス「ありがとう!」
マリア「それじゃ始めようか! お前を倒してここを通らせてもらう」
ゼノス「私を見くびらないで下さいね。 こう見えてもイエローリボンなんですから」
マリア(先手必勝! 相手の懐に入り込んで斬る!)
マリア「何!?」
  マリア斬撃はゼノスの体を擦り抜けた。
ゼノス「今度はこっちだよ!」
マリア(風魔法)
ゼノス「ただの風魔法じゃないよ 風の中に斬撃の魔法を仕込まさせた。 突っ立てると体が刻まれちゃうよ」
マリア(それだと防ぎれない)
遠藤美咲「マリアさんこっち!」
遠藤美咲(お願い!発動して!)
ゼノス「ほぅ、それが報告にあった盾の魔法ですか。だがそれは発動者の周りにしか展開出来ないみたいですね」
マリア「ありがとう美咲さん」
遠藤美咲「大丈夫ですか?マリアさん。 相手強そうですけど」
マリア「大丈夫よ 私は負けないから」
ゼノス「無駄だよ、私に斬撃は効かない」
マリア「はぁぁぁぁぁ!」
  マリアはもの凄い斬撃の数をゼノスに切りつけた。
遠藤美咲(マリアさん)
遠藤美咲(あれ?)
  その時ゼノスの体から光、玉のようなものが美咲に見えた
遠藤美咲(もしかして!アレが斬撃を擦り抜けている原因?)
遠藤美咲「マリアさ〜〜ん! ゼノスの体に光る玉のようなものがあります。それを破壊すれば突破口が見えるかもしれません」
マリア「光る玉?」
ゼノス(どうしてバレた!? バレないように体のいろんな所に動かしてるのに)
マリア「それがお前の弱点か」
ゼノス「それが分かってもどこにそれがあるか分からないだろ!」
ゼノス「死ねぇ!」
マリア(雷魔法 これは避けれる)
  マリアは攻撃を避けながら斬撃を続けた
  斬撃をしたその時!
  マリアの目に小さな光の玉が見えた!
マリア(見えた!)
マリア「はぁ!」
  その時ゼノスの体から小さい玉が割れるものが見えた
ゼノス「くそ! 嘘だろ、おれのトリックを破るなんて!」
マリア「これで無敵状態じゃなくなったみたいだな」
ゼノス「ヒッ!」
ゼノス「た、助けて下さい 私はゲノムに命令されてやっただけなんです。 命だけ助けて頂ければもう悪さはしません」
マリア(終わりか)
  マリアは剣を鞘に納める
遠藤美咲「やった! マリアさんが勝った!」
遠藤美咲(私もマリアさんの役に立ちたかったな)
ゼノス(くそぉ〜 私が、イエローリボンの私が負ける訳がない! 背中を見せた瞬間電撃を与えてやる)
ゼノス(今だ!)
遠藤美咲「嘘!マリアさん!」
ゼノス「死ねぇーー!」
マリア「しまった! 避けられない!」
遠藤美咲「だめーー!」
  電撃が当たる瞬間、美咲の盾がマリアの周りを包んだ
ゼノス「何!? お前の異能、遠隔に使えたのか!?」
ゼノス「ぐわ〜〜」
ゼノス「負けた?私が負けたのか? イエローリボンの私が・・・・・・」
  ゼノスは魔法陣に包まれ、消えていった
ルーデウス「ありがとうマリア、おかげで助かったよ」
遠藤美咲「マリアさんありがとう」
マリア「お礼を言うのは私の方だよ美咲、 最後あの盾が無ければ私は負けていた。 本当にありがとう」
遠藤美咲「そんなことはないよ 私も必死だったから覚えてないけど、 マリアさんを守りたかったから」
遠藤美咲「それにしてもマリアさん、服が・・・」
ルーデウス「ボロボロだね」
マリア「大丈夫な範囲だ 問題ないよ」
遠藤美咲「駄目です 女の子なんですから、ちゃんと身だしなみはしないと!」
マリア「でもどうする? 生憎服あまり持ち合わせていないんだ」
遠藤美咲「そこは問題ありません マリアさんこっちへ来てください ルーデウス君はここで待っててね」
ルーデウス(美咲さんすごい楽しそうだったな)
  美咲はマリアを連れて草むらの中へ入って行った

〇美しい草原
遠藤美咲「お待たせ、ルーデウス君」
ルーデウス「はい!」
ルーデウス「え?マリア!?」
ルーデウス「その格好って修道服?」
遠藤美咲「そう! マリアさんの戦闘服って修道服っぽいなぁ〜って思って作ってみた」
ルーデウス「いつの間に?」
遠藤美咲「昨日だよ ルーデウス君が寝た後、私の作った衣装のあまりの生地を使ったの」
マリア「作った時間もすごいが 私のサイズ教えてないのにピッタリという所が驚いた」
遠藤美咲「あ! それは昨日の宿でマリアさんと一緒にお風呂入ったじゃないですか その時にサイズを計らせてもらいました」
マリア「見ただけで?」
遠藤美咲「はい! いや〜サイズ合って良かったです」
(・・・・・・・・・。 天才肌だ)
遠藤美咲「ルーデウス君も いつか作ってあげるね!」
ルーデウス「い、いえ 僕は大丈夫です」
遠藤美咲「遠慮しないで! お姉ちゃんに任せなさーい」
ルーデウス「結構でーす〜」
  二人は駆け出していった
マリア(いきなり異世界に飛ばされて心配したけど美咲さんは問題ないみたい)

〇魔法陣のある研究室
  ゲノム研究所
研究者「ゲ、ゲノム様! 大変です、イエローリボンのゼノスが負けました」
Dr.ゲノム「ッヒヒヒ!ッヒヒヒヒ! そうですか、それは良かった」
研究者「良かったですか?」
Dr.ゲノム「え〜 私が育てたモルモット達があんなイエローリボンに負けるはずがありません。 これでまた新しいデータを集められます」
Dr.ゲノム「ですが、これ以上大切な私の計画を潰されるのは嫌ですね」
Dr.ゲノム「マグマとシグマを向かわせなさい」
研究者「マグマとシグマってイエローリボン二人を向かわせるんですか?」
研究者「流石に捕獲対象を殺してしまいますよ!」
Dr.ゲノム「それならそいつらはそこまでだったということです。 よろしくお願いしますね」
研究者「わ、分かりました」
Dr.ゲノム「ぶっヒヒヒ! さぁどうなるか楽しみですね。 ねぇ、ルーデウス君」
  第三話
        私、役に立ちたい
                    完

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