エロ漫画異世界転生 彼の家のことについて(脚本)
〇男の子の一人部屋
日曜日の朝。今日は夜、出かけるのでそれまで大人しくしていようと思う。
今すぐには山谷サヤの寝取られ対策でできることはない。とは言え、やることはある。それは元の世界への戻り方を探ることだ。
方法がわからないので、とりあえずこの家を探索することにする。こいつと俺の共通点が見つかれば糸口が見つかるかもしれない。
それに、糸口が見つからなくてもこいつのフリをする上でこいつの家のことを知っておくのは有効だ。
〇おしゃれなリビングダイニング
顔を洗って着替えるとまずは台所を漁る。
今まで朝ごはんはシリアル。晩御飯も適当なもので済ませてきたが、やはりこいつ自身は料理上手なようだ。
冷蔵庫には下処理を終えた食材がジップロックのに仕舞われた状態で冷凍されてるし、レシピ本も大量にある。
次にリビングの机やその周辺を探る。机の上には家族写真が乗っている。背景は異国の風景が写っていた。
近くの棚を覗くと手紙が大量に仕舞われていた。その手紙はこいつの両親からの手紙だった。どうやら両親は海外にいるらしい。
佐々木弱太郎「それで一人暮らしなのか・・・」
俺は手紙を仕舞うと、朝食兼昼食の準備に取り掛かった。
〇男の子の一人部屋
とりあえず分かったことは、こいつと俺には特別共通点がないということだ。
年齢と性別が同じなぐらいだ。
佐々木弱太郎「そうなると、やはり漫画が原因か・・・」
ここが読んでいたエロ漫画の世界だとするならば戻り方も同じかもしれない。
つまり、この世界で俺の世界について書かれた漫画を見つけて読み、交通事故に遭うのだ。
佐々木弱太郎「でもな、失敗すれば死ぬだけだぞ」
やはり、リスクは高い。もう少し安全な方法で元の世界とやり取りできればいいのだが。
俺は考えながらベットに転がる。その内に眠ってしまった。
〇男の子の一人部屋
起きると夕方だった。休みを有効に使えないとどこの世界でも少し憂鬱になるようだった。
〇おしゃれなリビングダイニング
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