エピソード1(脚本)
〇おしゃれな住宅街
相澤 桃花「「春ちゃん、おはよう」」
横山 春一「「おはよう、桃。あれ、亮は?」」
相澤 桃花「「亮ちゃんから寝坊した!先に行っててと連絡入ってたよ」」
横山 春一(「ということは!? 数年ぶりの桃と2人だけの登校!!」)
相澤 桃花「「高校に入学してすぐだから部活忙しいのかな」」
横山 春一「「そっ、そうだね」」
横山 春一(「今このチャンスを逃すな俺! 時間がないんだ!」)
横山 春一「「もも、あのさ前から想ってたんだけど・・・俺、桃のことが好きだよ」」
相澤 桃花「・・・!!」
相澤 桃花「「・・・春ちゃん、私も好きだよ」」
相澤 桃花「「だって私達──」」
走ってくる、中峰 亮
中峰 亮「「おーい! 桃、春! おっし、追いついた」」
相澤 桃花「「追いつくなんて流石、足が早いねえ」」
中峰 亮「「だてに毎日バスケで走りこんでないからな。2人で何の話をしてたんだ?」」
相澤 桃花「「ふふっ、春ちゃんがね。私のこと好きって言ってくれたの」」
中峰 亮「「おお!? 良かったな。まあ、オレも当然桃のこと好きだけどな。」」
相澤 桃花「「ありがとう。私も春ちゃんと亮ちゃんのこと好きよ。」」
中峰 亮「「オレももちろん、春のこと好きだぜ」」
相澤 桃花「「だって私達親友だもんね」」
相澤 桃花と中峰 亮 が右手の人差し指と中指にある2つの指輪をお互いに見せ合う
中峰 亮「「この親友指輪がその証だもんな。当たり前のことを言葉にしてくれて嬉しいぞ」」
横山 春一「「ハハハハッ……ありがとう2人共」」
〇見晴らしのいい公園
横山 春一「「はぁーー、親友かあ。こんな指輪がなければな。桃と付き合えるかも知れないのに。あーっ外したい!」」
木野下 実乃梨「「それ、外すの?」」
横山 春一「「うわっ!」」
クラスメイトの木野下 実乃梨が立っていた
木野下 実乃梨「「指輪を外そうと長時間奮闘してたじゃない?」」
横山 春一(「ヤバい! 親友に恋愛感情抱いてるなんて気持ち悪がられる」)
横山 春一「「はぁ?親友指輪を外そうとする奴なんていないだろ」」
木野下 実乃梨「「外したら誰かと付き合えるとか言ってなかったけ」」
横山 春一「「ウッ! そんなこと言ってない。喧嘩して外したくなる時ぐらいあるだろ?」」
横山 春一「「木下さんだって経験ぐらい・・・」」
横山 春一「「!? 指輪をつけていない!!」」
木野下 実乃梨「「そ、あたしないの親友指輪」」
横山 春一「「えっ、でも学校ではつけてたよな?」」
木野下 実乃梨「「アレはフェイク。つけてないと周りが騒ぐから。」」
横山 春一(「高校生にもなれば指輪をつけているのが当たり前・・・」)
横山 春一(「2個目の指輪相手を探しをする奴が大半なのに。1個も指輪をつけてない奴がいるなんて」)
木野下 実乃梨「「その悶々とした悩みあたしに相談してみない?」」
横山 春一(「確かに、この相談はこんな人にしか出来ないか」)
親友指輪って発想おもしろいですね。
ただ、なぜかそれに束縛感を覚えるんですよね。
つけてない彼女の気持ちもわかる気がします。
親友指輪とは斬新で、面白かったです。この世界でのスタンダードが気になります。親友指輪をしている相手を好きになるのはタブーなのでしょうか?この先の物語がとても楽しみです。
親友指輪っていう発想が楽しいです。現実に存在していたら、中高生で流行りそうですね。この作品のように親友から恋愛に発展させるのが大変になりそうですけどね。