新入生合宿(その3)(脚本)
〇おしゃれな食堂
新入生合宿最終日の朝だった。
山下紀夫「朝ごはんが終了したら、各自荷物を持参して出発しますので、忘れ物がないようにしてくださいね」
井口文「それでは、せーの!」
いただきます!
江川和樹「朝食後は富士五湖めぐり、写真撮影、お土産購入して学校に帰ることになるね」
江川和美「そうね」
天谷ほのか「新入生合宿でいい思い出ができたわ!」
高橋瞬「だな」
江川和美「後で荷物の最終チェックね!」
江川和樹「そうだね」
〇華やかな寮
朝食後、一同はセミナーハウスを後にした。
山下紀夫「全員いますね?それでは、バスに乗りますよ?」
メンバーは、バスに乗り込んだ。
〇観光バスの中
バスガイド「はい、セミナーハウスでの合宿はいかがでしたか?この後は、富士五湖めぐりとなります」
江川和美「いよいよ富士五湖巡りね」
江川和樹「そうだね」
宇野武「お土産も買わないとな」
寿藍「私はもう買うもの決まってるわよ」
江川和美「大丈夫よ。急がなくても湖やお土産屋は逃げないわ」
江川和樹「そうだよ、寿さん」
大いににぎわうバスの中だった。バスからの富士五湖観光は、最高の時間となった。
〇池のほとり
やがて、バスは河口湖の近くに到着した。
山下紀夫「河口湖で記念撮影をして、それからお土産屋でお土産を買います」
生徒たちは、一斉に集合した。
山下紀夫「それでは行きます、せーの!」
メンバーは、写真撮影をしたのち、お土産屋へと向かった。
〇お土産屋
メンバーは、お土産屋へとやってきた。
江川和樹「これなんかどうかな?」
江川和美「いいわねそれ!!」
和久井あかり「じゃあこれにしようっと!!」
高橋瞬「これにするかな」
メンバーは、お土産を購入していった。
〇テーブル席
お土産を購入したのち、一同はレストランへと移動した。
山下紀夫「ここで昼食を摂り、バスに乗って学校へ行きます。学校に到着したら解散です」
メンバーは、食事を摂り始めた。
藤堂利一「お土産も買えてよかったね」
江川和樹「いい思い出ができたよ」
江川和美「そうね。さらに友達もできて楽しかったわ!」
メンバーは、昼食を楽しんだ。
〇観光バスの中
メンバーは、バスに乗り込み帰路についた。
バスガイド「皆さん、新入生合宿は楽しめましたか?」
「楽しめました!」
「いっぱい友達もできました!」
バスガイド「それはよかったですね」
途中でトイレ休憩をはさみつつ、メンバーを乗せたバスは高校への道を急いだ。
〇学校の校門
やがて、バスは校庭へと到着した。
山下紀夫「えー、皆さん、忘れ物はございませんね?それでは皆さん、これにて解散となります」
太田加奈子「皆さん、来週月曜日、きちんと学校に来てくださいね!」
井口文「なお、新入生合宿中の写真に関しては今後配布されますので保護者にも見せてください」
太田加奈子「それでは解散となります!」
ありがとうございました!
江川和美「新入生合宿、楽しかったわね」
江川和樹「そうだね」
〇駅の出入口
江川和樹「さて、もうすぐ我が家だ」
江川和美「お土産もちゃんと渡さないとね」
彼らは家に向かった。
江川和樹「それにしても、いろんな事件があったね」
江川和美「そうね。事件発生が夜だったのが不幸中の幸いね」
〇シックなリビング
「ただいま!」
江川るり子「おかえりなさい。新入生合宿は楽しかった?」
江川和美「楽しかったわ!」
江川和樹「お土産もあるんだよ!」
江川勝「ほほう、二人で選んだんだね?」
江川和美「そうよ」
江川勝「そういえば、事件が起きてたってニュースになってたが、あのペアが事件を解決したらしい。あのペア、どこにいるんだ?」
(どうか、秘密がばれませんように....!!!!もしもばれたら....)
〇雷
女神「私との約束を破るとは、なんてことを!あなた方の、正義の戦士の資格を剝奪させていただきます!」
「勘弁してください!」
女神「いいえ!あなた方はもう、正義の戦士ではありません!」
〇シックなリビング
「まぁ、いずれ会えると思うよ」
江川るり子「そうよ、あなた。きっと会えるかもしれないわ」
江川勝「それもそうだね」
(何とか、女神さまとの約束を守れた!)
そのあと、二人は部屋で着替え、夕食を食べた。
江川和樹「新入生合宿ではいっぱい思い出ができたよ!」
江川和美「いっぱい友達もできたし、キャンプファイヤーも楽しかったわ!」
江川勝「写真も見たよ。楽しかったそうだね」
江川和樹「クラス写真とかは、後日配布するって」
江川るり子「もらってきたら、見せてね」
思い出話に花が咲いた。
〇部屋の前
夕食後、和樹と和美は風呂で疲れをいやした。
そしてテレビを見て寛いだ。
その後、寝る時間になった。
江川和樹「明日と明後日はお休みだから、ゆっくり休もう」
江川和美「そうね。でも勉強の準備もしないとね」
彼らは部屋に入った。
〇一人部屋
和樹は、部屋の中に入り、横になった。
江川和樹「新入生合宿、楽しかったなぁ」
江川和樹「何だろう?事件だ!和美も知ってるはずだ!」
急いで和美の部屋へ向かう和樹。
〇可愛い部屋
江川和美「事件だわ!」
江川和美「誰?」
江川和美「兄さん!」
江川和樹「事件発生だ、和美!場所は駅近くの病院だ!」
江川和美「判ったわ!すぐに変身しましょう!」
〇幻想空間
スマホと変身アイテムを使い、二人は変身した!
「いくよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
ジャスティスボーイ「ワープ開始だ!ワープホール作るぞ!」
「出発!」
彼らは出発した。
〇病院の入口
病院の外はかなり緊迫していた。
刑事「埒が明かなくてイライラする!」
警察官「人質も心配だな」
そこへ現れたのがジャスティスツインズ!
ジャスティスボーイ「僕たちにお任せください!」
ジャスティスガール「すぐに解決して見せます!」
刑事「あなた方は、あの、ジャスティスツインズですよね?」
刑事は、事情を説明した。
ジャスティスボーイ「ひどすぎますね。僕らにお任せください!」
ジャスティスガール「すぐに人質を解放させるとともに、犯人を退治して見せますから!」
刑事「お願いします!」
いざ、戦いが始まる!
〇病院の待合室
病院の待合室では、犯人が人質を取り、立てこもっていた。
犯人「てめぇなぁ、俺が納得するとでも思ってるのか!」
医者「ですから、私が発言しているのは、あくまで無理ということでありまして....」
犯人「俺はお前の言うことに納得できねぇと言ってるんだ!」
犯人「誰だ!」
ジャスティスボーイ「納得できないのは僕らだ!」
ジャスティスガール「おとなしく観念しなさい!さもないと痛い目に遭うわよ!」
犯人「うるせぇ!こいつの命が惜しいか!」
ジャスティスボーイ「隠れるぞ!」
ジャスティスガール「そうね!」
犯人「ビビって逃げていきやがったか!執事とメイドが威張りやがって!」
〇大きい施設の階段
病院の階段に隠れた二人は、作戦を練り直すことに。
ジャスティスボーイ「奴にうかつに近寄ると危険だ!」
ジャスティスガール「いかにして人質を助け出し、犯人を捕まえるかがカギね」
ジャスティスボーイ「そうだね」
数分後。
ジャスティスボーイ「あれで行こう!」
ジャスティスガール「賛成!」
二人は、スマホを手に、こう叫んだ!
「コスチュームチェンジ!」
「ソーサラーモード!」
ジャスティスボーイ「戻るぞ!」
ジャスティスガール「オッケー!!」
〇病院の待合室
犯人「てめーら、これ以上騒ぐとこれだぞ!」
(いつまで続くのだろうか.....)
ジャスティスボーイ(喰らえ!)
犯人「なんだ!?」
ジャスティスガール(次はこれよ!)
犯人「なんだ!?」
ジャスティスボーイ「僕らがしっぽ巻いて帰ったと思ったろう!」
ジャスティスガール「さすがのあなたも、予想外だったようね!」
犯人「うるせえ!お前ら、ぶっ飛ばしてやる!」
犯人は、ピストルを発砲した!
ジャスティスボーイ「今だ!」
ジャスティスボーイは、シールドを作った。
ジャスティスガール「これでトドメよ!」
ジャスティスガールが繰り出したのは、トドメの一撃だった!
犯人「うわーっ!」
ついに犯人をやっつけた!
「やったぁ!」
医師「助かりました」
医者「あの男は、難癖をつけてきたんですよ」
ジャスティスボーイ「なるほど。でもご安心を!」
ジャスティスガール「既に犯人はやっつけました!」
犯人「チ、チクショー.....」
犯人をやっつけた二人は、犯人を縛り上げていたのだ。そして、二人は犯人を連れて外へ出た。
〇病院の入口
刑事「さぁ、さっさと歩け!」
犯人「チクショー...」
警察官「ご協力、ありがとうございました!」
ジャスティスガール「いえいえ。私たちは正義のヒーローですから」
ジャスティスボーイ「ただ当然のことをしたまでです」
彼らは急いで撤収した。
〇部屋の前
彼らが戻ってきたときには、既に太陽が昇っているところだった。ちょうど朝が来たのだ。
江川和樹「ふぅ、何とか戻ってこれたね」
江川和美「そうね」
江川和樹「もう朝だし、着替えようか」
江川和美「そうね。せっかくの休日ですもの」
数分後。
江川和樹「たまにはさ、僕らで朝ご飯作ろうよ」
江川和美「そうね。お父さんとお母さんをびっくりさせましょう」
〇シックなリビング
江川和樹「できたぞ!」
江川和美「きっと喜ぶわね!」
江川勝「珍しいね。休みなのに早起きして」
江川和樹「折角だし、朝ご飯作ってたんだよ」
江川和美「ちょうどできたところよ」
江川るり子「珍しいわね」
早速、朝食を味わう一同。
江川るり子「フレンチトースト、すっごく美味しいわね」
江川勝「ハムエッグも格別だ!」
江川和樹「サラダは和美が作ったんだよ」
江川和美「アイスミルクココアは兄さんが作ったの。ココアパウダーをお湯で溶かしてから、牛乳を入れたのよ」
江川勝「凄く美味しいじゃないか!」
江川るり子「本当ね。まさか家族サービスだなんてびっくりよ」
江川和樹「うれしいよ、そう言ってくれて」
江川和美「また機会があったらこういうの、またやるからね」
かくして、事件は無事に解決。
しかし、事件はいつまた起きるかわからない。負けるな、ジャスティスツインズ!