〇SHIBUYA109
怪人「カッパッパッパ！ 街が水浸しカッパッパッパ!!」
クリムソン「チクショー!! とっとと倒れやがれ!!」
怪人「カッパッパッパ!! 何度試しても同じこと!! オレに炎は効かねェ!!」
クリムソン「クッ!!」
ジャスティスシグナル「そこまでだ!!怪人!!」
クリムソン「ジャスティスシグナル!! 何しに来やがった!?」
ジャスティスシグナル「おいおい、助太刀に来たのに ひどい言いようだな・・・」
クリムソン「全てのヴィランは俺が倒す！ 警察の犬は引っ込んでろ!!」
クリムソン「うっ・・・」
ジャスティスシグナル「クリムソン、何も手柄を横取りしにきた わけじゃない」
ジャスティスシグナル「ここは協力し合おうじゃないか」
クリムソン「うるせェ!!」
ジャスティスシグナル「うわっ、ちょっ、 こっちに!?」
ジャスティスシグナル「シグナル・イエロー!!」
クリムソン「チッ!!　盾でうまいこと防ぎやがって!!」
ジャスティスシグナル「・・・クリムソン・・・」
怪人「カッパッパッパ!! ヒーロー同士で仲間割れとは傑作だなァ!!」
怪人「いっそそのまま殺し合うがいい!!」
怪人「シャイニーメロディと シャイニーリズムのようになァ!!」

〇渋谷駅前
　　同時刻。
　　避難誘導を手伝っていた
　　罰斗と美音は
　　いっそそのまま殺し合うがいい!!
　　シャイニーメロディと
　　シャイニーリズムのようになァ!!
虚森罰斗「・・・え？」
虚森罰斗「シャイニーメロディと シャイニーリズムが殺し合った・・・？」
虚森罰斗「美音ちゃんが清歌さんを・・・ 殺し・・・た・・・？」
陽向美音「・・・罰斗くん・・・ それは・・・その・・・」

〇SHIBUYA109
クリムソン「シャイニーメロディと シャイニーリズムが殺し合った!?」
クリムソン「どういうことだよ!!」
クリムソン「ジャスティスシグナル!! お前は何か知ってるのか!?」
クリムソン「そもそも暗黒帝国ダークネスの崩壊後、 あの魔法少女二人はどこに消えた？」
クリムソン「なんとか言えよ、ジャスティスシグナル!!」
ジャスティスシグナル「・・・・・・」
怪人「カッパッパッパ!! ヒーローどもが仲間割れしている 今がチャンス!!」
怪人「死ねェ!!」
クリムソン「・・・うるせェ」
クリムソン「邪魔すンじゃねェ!!」
「ぐ、ぐぁァッ!?」
クリムソン「・・・フン」
クリムソン「ネオダークネスオーブ・・・ この感じはやっぱり・・・」
ジャスティスシグナル「・・・！ クリムソン、キミはそれについて 何か知っているのか？」
ジャスティスシグナル「そもそも、なぜキミはそこまで ヴィランを憎んでいるんだ？」
クリムソン「・・・うるせェ」
クリムソン「自分も隠し事ばっかのクセに 俺のことばっか詮索すんじゃねェ!!」
ジャスティスシグナル「・・・」
ジャスティスシグナル「・・・・・・」

〇渋谷駅前
陽向美音「・・・・・・」
虚森罰斗（美音ちゃん・・・ あれからずっと話してくれない・・・）
虚森罰斗（でも、どう声をかけたら・・・？）
ベル「・・・美音ちゃん」
陽向美音「・・・ベル」
ベル「・・・罰斗殿には、全部話そうにゃ」
陽向美音「・・・・・・でも」
ベル「たしかにあれが正しいことだったのか それはわからないにゃ」
ベル「でも、怪人である罰斗殿なら、 正しくないこともまるっと受け入れて くれるのにゃ！」
陽向美音「ベル・・・そうかもね・・・」