アイドルはヒーローじゃない

上尾つぐみ

シャイニーリズム(脚本)

アイドルはヒーローじゃない

上尾つぐみ

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〇墓石
義田信吾「清歌(さやか)・・・」
虚森罰斗(お墓・・・?)
虚森罰斗(響谷(きょうごく)家・・・ってことは 信吾さんの親戚じゃなさそう・・・)
義田信吾「いるんだろう、罰斗くん。 出てきなさい」
虚森罰斗「あ・・・気づいてましたか」
義田信吾「見られたくないところを 見られてしまったね」
虚森罰斗「すみません・・・ デートじゃなかったんですね」
義田信吾「デート・・・といえばデートかな」
虚森罰斗「?」
義田信吾「この墓に眠る響谷清歌は、僕の恋人だからね」
虚森罰斗「・・・!!」

〇空
  響谷清歌・・・
  またの名をシャイニーリズム
  シャイニーメロディの
  相棒だったヒーローだよ

〇墓石
虚森罰斗「シャイニーメロディの相棒・・・」
虚森罰斗「ヒーローだったってことは、 やっぱりヴィランに・・・その」
虚森罰斗「殺された・・・ん、ですか・・・?」
義田信吾「・・・違う」
虚森罰斗「えっ」
義田信吾「清歌は殺されてなんかいない」
義田信吾「誰も清歌を殺してなんかいない!!」
虚森罰斗「・・・!?」
義田信吾「あ・・・」
虚森罰斗「ど、どうしたんですか、急に」
義田信吾「あ、いや・・・ 急に声を荒らげてすまない」
「線香もあげ終わったし、 僕はここで失礼するよ」
虚森罰斗「・・・信吾さん、どうしたんだろう」

〇住宅街
義田信吾「・・・・・・」
義田信吾「清歌の死は、誰も悪くないんだ・・・ 誰も・・・」
義田信吾「・・・ん?」
義田信吾「着信・・・? ベルから・・・?」
義田信吾「もしもし?」
  もしもしにゃー信吾殿ー
義田信吾「ベル、急にどうしたんだ?」
  実は、先日のダークネスオーブに関して
  興味深いことがわかりましてにゃー
  信吾殿の耳にも入れておこうかと
  思いましてにゃ!
義田信吾「そうか、わかった。すぐ向かうよ ありがとう」

〇シックなリビング
義田信吾「お邪魔するよ」
陽向美音「シン兄ぃ! いらっしゃい!」
虚森罰斗「・・・あ」
義田信吾「さっきのことなら、 もう怒ってないよ」
虚森罰斗「そ、そうですか・・・」
陽向美音「シン兄ぃと罰斗くん、何かあったの?」
義田信吾「いや。何でもないよ」
義田信吾「それより、ベル。 ダークネスオーブから 何がわかったんだ?」
  うむ。昨日の怪人のダークネスオーブ
  ですがにゃ
  シャイニーメロディが
  暗黒帝国ダークネスと戦っていたころの
  ものより、邪悪な力が強まってますにゃ
義田信吾「なんだって!?」
  さしずめネオダークネスオーブと言った
  ところですかにゃー
陽向美音「そんな・・・なんでそんなものが?」
  たしかに、皇帝と姫は
  捕まってないとはいえ
  崩壊した暗黒帝国ダークネスに
  こんなものが作れるとは
  思えないにゃー
  全くもって謎なのにゃ
義田信吾「電話だ」
義田信吾「この番号は・・・警部からだな なんだって急に」
  義田くん、大変だ!
  一丁目のあたりでヴィランと
  火炎ヒーロー:クリムソンが交戦中!
  すぐジャスティスシグナルも応援に
  向かってくれ!

次のエピソード:誰が彼女を殺したか

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