アイドルはヒーローじゃない

上尾つぐみ

メロディマイクの秘密(脚本)

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〇荒れた公園
怪人「キシャァー!!」
虚森罰斗「ッ──!! 逃げられない──!!」
虚森罰斗「でも向こうから近づいてきてくれた おかげで、マイクに手が届きそうだ!」
虚森罰斗「よし!届いた!!」
怪人「キシャァー!!」
虚森罰斗「しまった!! 口と鼻を塞がれて、息が──!!」
陽向美音「罰斗くん、大丈夫!?──」
虚森罰斗「く・・・美音ちゃん、 せめてマイクだけでも受け取って──!!」
陽向美音「これは──私のマイク!」
陽向美音「ありがとう、罰斗くん! これがあれば──!!」

〇魔法陣2
陽向美音「──!!」
  まただ・・・
  また美音ちゃんのマイクが光っている!

〇荒れた公園
虚森罰斗(美音ちゃんの声を聞きつけた鳥たちが 集まってきた!)
怪人「きしゃー・・・!!」
虚森罰斗「──スライムが怯んだ!」
陽向美音「罰斗くん、今のうちに逃げるよ!!」
虚森罰斗「──はい!」
怪人「キシャァっ!」

〇ビルの裏
虚森罰斗「ハァ・・・ハァ・・・ なんとか逃げられましたね」
陽向美音「罰斗くんごめんね 私のマイクのためにここまで・・・」
虚森罰斗「いえ、オレのほうこそ 結局また助けられてしまって・・・」
怪人「キシャァーッ!!!!」
虚森罰斗「ッ!! 見つかったか・・・!!」
陽向美音「罰斗くん!!下がって!!」
陽向美音「なんとか罰斗くんを守らないと・・・ お願いメロディマイク、力を貸して・・・!!」

〇魔法陣2
陽向美音「メロディ・フォーム・チェンジ!!」
  美音ちゃんのマイクから光の刃が・・・!?
  ・・・刃が消えた!?
陽向美音「そんな・・・やっぱりダメなの!?」

〇ビルの裏
怪人「キシャーッ!!!!」
  そこまでだ!!

〇電脳空間
義田信吾「変・身!!」
ジャスティスシグナル「警察ヒーロー:ジャスティスシグナル!!」

〇ビルの裏
虚森罰斗「ジャスティスシグナル!!」
  とうッ!!
  シグナル・ブルー!!
虚森罰斗「──速い!! なんて速度の攻撃だ!!」
怪人「ゴバァー!!」
  大丈夫だったか!?
陽向美音「シン兄ぃ・・・」
陽向美音「シン兄ぃ・・・ ごめんなさい、私・・・ 何もできなくて・・・」
ジャスティスシグナル「・・・今の美音はヒーローじゃないんだ 気にすることはない」
陽向美音「でも・・・」
虚森罰斗(美音ちゃん、すごく悲しそうだ)
ジャスティスシグナル「・・・美音は美音にできることを がんばればいいさ」
ジャスティスシグナル「このあとのライブ、応援してるぞ!」
陽向美音「・・・ありがと、シン兄ぃ」
ジャスティスシグナル「・・・っと。 僕はそこで倒れている男性を 署まで運ばないとな」
虚森罰斗「・・・この男性が何故怪人に? って、怪人のオレが訊くのも変ですが」
ジャスティスシグナル「どこかの悪の組織の仕業だろうけど、 どの組織かと言われると・・・」
陽向美音「──シン兄ぃ、これ見て!」
ジャスティスシグナル「これは・・・ダークネスオーブ!」
ジャスティスシグナル「怪人が倒されたあとにこれが 落ちているということは・・・」
陽向美音「暗黒帝国ダークネス・・・」
虚森罰斗(暗黒帝国ダークネス・・・ シャイニーメロディと戦った悪の組織・・・)
虚森罰斗「美音ちゃん、とりあえず ライブ会場に戻りましょう」
虚森罰斗「オレも暗黒帝国ダークネスは 気がかりですが、 今悩んでも仕方ありません」
陽向美音「罰斗くん・・・そうだね! ライブをサボるわけにはいかないもんね!」

次のエピソード:ジャスティスシグナルの恋人

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