エピソード9(脚本)
〇おしゃれなレストラン
桃井太郎「出たんです・・・出たんですよ!」
奥谷百合「なにが?」
桃井太郎「龍神村では——」
〇洞窟の入口(看板無し)
——龍神村では、祭りの度に龍神様の木彫りを洞窟の奥に滞納します
〇岩の洞窟
いつもは昼間、木彫りを持って洞窟内をお参りするのですが
マーコ「チョー暗ーい。 チョー楽しー」
マー君「マジくれー。 マジやべー」
村長の鶴の一声で、肝試し的なイベントを取り入れたんです
提燈の灯りを頼りに洞窟を歩く、という
マーコ「チョーたのしー」
マー君「マジやべー。マジ・・・」
マー君「いてっ、何だよー、急に止まんなよー」
「ぎゃー!!」
〇洞窟の入口(看板無し)
〇おしゃれなレストラン
桃井太郎「龍神様の祟ですよ。神聖な祭りに肝試しとかいう変な企画乗っけるから、怒ったんですよ」
奥谷百合「結局、なんだったの?」
桃井太郎「真相は分かりませんが、それ以来洞窟は立ち入り禁止になってます」
奥谷百合「あなたも見たの?」
桃井太郎「現場から連絡を受けて、駆けつけたら・・・」
桃井太郎「あれは雪男です、イエティです。 間違いない!」
奥谷百合「イエティねー・・・」
桃井太郎「次の日、祠の中を捜索したら・・・」
運野遊造「お供えしていた酒瓶が空になって、饅頭なども食い散らかされてたんだ」
桃井太郎「奴は、お祭りの日にはお酒や食べ物があることを知っている」
桃井太郎「だから祭りを開けばまたやってくる。 それ以来、祭りは封印されました」
奥谷百合「イエティの仕業だったら、龍神様の祟り関係なくない?」
桃井太郎「!? 確かに」
奥谷百合「うーん、封印されていた伝説の祭り開催なんて、凄いキャッチーなんだけどな」
桃井太郎「うーん・・・」
〇役所のオフィス
佐々木「封印された祭りを開催?」
桃井太郎「無理ですよねー。 いや僕も本当は乗り気じゃないんですけどね」
佐々木「良いんじゃない」
桃井太郎「ですよね・・・」
桃井太郎「って、え? 良いんですか?」
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