#01 あっちからもこっちからも シーーー!静かに~!困っているのは一体誰?(脚本)
〇高級マンションの一室
今日は休日。ワタクシとだんなは、リビングでテレビを観ている。
するといつも通り、うちのだんながテレビに向かって突っ込む。
うちのだんな「このアナウンサーのお姉さん。いま噛んだよね!」
うちのだんな「あれ?漢字の読み方も違ったぞ~。」
うちのだんな「気が付いた?いまの背景もちょっと変だったよね~」
だんなの独り言が大きくて、テレビに全然集中できない・・・
ワタクシ「ドラマに変えてもいい?」
気分を変えてドラマにチャンネルを合わせる。
ワタクシ「ワタクシの好きな俳優さん出てる~♡」
すると、5分もたたないうちに
うちのだんな「そんなバカな!それは絶対ありえないよ~~」
うちのだんな「ないない!現実にはそんなヤツいないって~」
うちのだんな「普通は気づくよね~なんで気が付かないのかな~この主人公・・・」
台無し・・・これでは好きなドラマも楽しめない!!
うちのだんな「あ~楽しかった。テレビは、ツッコミどころが多くて飽きないね~」
だんなの声が気になって、結局何も入ってこなかった!! ちぇっ!!
〇高級マンションの一室
娘ちゃんにグチるワタクシ。
ワタクシ「パパと一緒にテレビを観ていたら、独り言が大きくて、全然集中できないんだよね」
ワタクシ「好きなドラマなんか、観た気にならないの・・・」
娘ちゃん「そうだよね~パパいつも楽しそうにしているもんね。」
グチっちゃって、ちょっとおとなげなかったかな・・・
娘ちゃん「ねーねー知ってる? 身長2mmの宇宙人がいるんだって!」
ワタクシ「宇宙人?しかも身長2mmなの?」
ワタクシ「面白い話ね?どこで聞いたの、そんな話?」
娘ちゃん「え~知らないの?私が今読んでいる本に書いてあったの。」
苦笑するワタクシ・・・でも、娘なりに気を遣ってくれているのね・・・
ワタクシ「そんなのいるんだ・・・」
娘ちゃん「そう!だからパパはきっと、その宇宙人に向かって、地球のテレビの解説をしてあげているのよ!」
娘ちゃん「だから、どうでもいい事に聞こえていることも、2mmの宇宙人のために言っているんだと思う!」
娘のやさしさに ちょっとジーンとくる・・・
わけなく!!
全然違うと思うんだよね~ワタクシは・・・
ワタクシ「いやいや、それって、その宇宙人もきっとこう言っていると思うんだけど!」
ワタクシ「パパ!うるさくて集中できない!! しーーーー!!静かに!!」
ワタクシ「全然、テレビの音が聞こえないんですけど!って!?」
娘ちゃん「・・・」
娘ちゃん「実は私もそう思う・・・(笑)」
娘ちゃん「私もパパの独り言うるさくって・・・隣の部屋のテレビで観てる」
娘ちゃん「・・・」
ワタクシ「・・・」
なんだか・・・ごめん。足元の宇宙人。
知らない所で・・・うちのだんながご迷惑おかけしています・・・!?
ついでに、踏まれないように気をつけて。
うちのだんな、4Lサイズの重量級だから・・・
擬人化すると普段のモメゴトも可愛いく感じられますね!
私も子どもがいるのでとても勉強になります!
続きも楽しみにしています☆