悪役令嬢は異世界に住むことになりました。

まいおり

第一章・悪役令嬢 令和のJKになる①(脚本)

悪役令嬢は異世界に住むことになりました。

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〇王宮の入口

〇洋館の廊下

〇貴族の部屋
カレン・ミルフィード「!!」
ユウキ「お嬢さま 私です!!」
カレン・ミルフィード「ユウキ」
ユウキ「反乱軍が城内に突入しました!」
ユウキ「早くお逃げください!!」
カレン・ミルフィード「それは出来ぬ!」
カレン・ミルフィード「私は誇り高きミルフィード家の娘」
カレン・ミルフィード「反乱軍に背中を見せるなど・・・」
ユウキ「彼らに捕まれば辱められ殺されるのですよ!!」
カレン・ミルフィード「構わぬ!」
カレン・ミルフィード「この身は汚されても心までは──」
ユウキ「あー、もう・・・」
「ちょっ、ちょっと」

〇巨大な城門
民衆「大公を捕らえたぞー」

〇森の中
「はぁ、はぁ」
ユウキ「お嬢様、私の手をしっかり握っていて下さい!」
カレン・ミルフィード「ユウキよ どうして、そなたは私を助けるのだ?」
カレン・ミルフィード「国中の者が私を憎んでおると言うのに・・・」
ユウキ「私はお嬢様にお仕えしている身です」
カレン・ミルフィード「仕えたといえ、僅か半年じゃ」
カレン・ミルフィード「私の巻き添えを食うこともないであろう」
ユウキ「話は後です!」
ユウキ「とにかく安全な場所まで」
ユウキ「この先に行けば・・・」

〇山中の川
「はぁ、はぁ・・・」
ユウキ「ここまで来れば・・・」
ユウキ「さぁ、もう少しです 私について来てください」

〇山中の休憩所
カレン・ミルフィード「・・・?」

〇通学路
カレン・ミルフィード「な、なに? ここ・・・」
ユウキ「ここは私が普段暮らしている場所です」
ユウキ「お嬢様の立場では異世界になります」
カレン・ミルフィード「異世界?」
ユウキ「お嬢様は今日からここで暮らすのです」
カレン・ミルフィード「!?」

〇一戸建て

〇綺麗なダイニング
橘 理沙「駆け落ちなんか許しません!!」
橘 理沙「まったく・・・ 最近、夜遅くまで何してるかと思えば不純異性交遊してたのね」
橘 ゆうき「違うって! 何度も言ってるだろ」
橘 ゆうき「放課後に彼女のいる異世界に行って、執事のバイトをしてたんだよ」
橘 ゆうき「そしたら反乱が起こって・・・」
橘 ゆうき「だから彼女を連れて逃げて来たんだ」
橘 ゆうき「見殺しに出来る訳ないだろ!」
橘 理沙「何が異世界よ! 漫画の見過ぎです!!」
橘 ゆうき「本当なんだって 偶然入口を見つけて・・・」
橘 理沙「さぁ、あなたも親御さんが心配しているだろうから帰りなさい」
カレン・ミルフィード「・・・」
橘 ゆうき「だから彼女には帰る所がないんだって」
橘 理沙「いい加減にしなさい!」
橘 ゆうき「あー、もう・・・」
カレン・ミルフィード「キーキーうるさい女だ」
橘 理沙「ひっ!」

〇一戸建て

〇男の子の一人部屋
カレン・ミルフィード「・・・」
カレン・ミルフィード「ユウキ・・・」
橘 ゆうき「何とか信じてもらいましたよ」
カレン・ミルフィード「少しやり過ぎたか?」
橘 ゆうき「混乱しているみたいですが大丈夫です」
カレン・ミルフィード「そうか・・・」
橘 ゆうき「ここに住む以上は国籍を取得しなければならないのですが──」
橘 ゆうき「姉は役所勤めなので上手く処理してくれるでしょう」
カレン・ミルフィード「そなたの姉は優秀なのだな」
橘 ゆうき「親代わりですし、頼りになります」
カレン・ミルフィード「・・・」
橘 ゆうき「どうしました?」
カレン・ミルフィード「父上や母上はどうしたであろうかと思ってな・・・」
橘 ゆうき「・・・」
橘 ゆうき「今、あちらに戻るのは危険です」
橘 ゆうき「ほとぼりが冷めた頃、安否の確認に行ってまいります」
カレン・ミルフィード「うむ」
橘 ゆうき「後は・・・」
橘 ゆうき「日々を円滑に暮らしていく為に、しきたりや習慣などを憶えてもらわなければなりません」
橘 ゆうき「話し言葉は共通でも、使われている文字は異なるので日本語も覚えていただかなければなりません」
橘 ゆうき「よろしいですね?」
カレン・ミルフィード「イヤとは言えないのであろう」

〇一戸建て
  そして・・・
カレン・ミルフィード「・・・」
橘 ゆうき「とても似合っていますよ」
橘 理沙「まるでお人形さんみたいね」
カレン・ミルフィード「こんな服など着られるか!!」
橘 ゆうき「な、なにしてんですか!?」
カレン・ミルフィード「私は落ちぶれていても貴族の娘」
カレン・ミルフィード「娼婦の服など侮辱である!!」
橘 理沙「娼婦?」
カレン・ミルフィード「高貴な身分の婦女子は、特別な事を除いて肌が露出するような服装は慎むものじゃ!」
橘 理沙「あー、なるほど・・・」
橘 理沙「確かに夏服は露出が多いわね」
橘 ゆうき「でも、規定の制服だし・・・」
橘 理沙「これならどうかしら?」
橘 理沙「冬用なら大分抑えられるわよ」
カレン・ミルフィード「うむ」
橘 ゆうき「でも、もうすぐ七月だよ・・・」

〇大きな木のある校舎

〇教室
担任「みっなさ〜ん♪」
担任「今日から新しいお友達が増えることになりました〜」
担任「それではご登場願います」
「外人だ」
「可愛い〜」
カレン・ミルフィード「!!」
男子生徒B「ねぇねぇ、何処の国からやってきたの?」
男子生徒A「彼氏とかいるのー?」
「好きな男のタイプはー?」
「ウヘヘ・・・」
カレン・ミルフィード「チッ!」
カレン・ミルフィード「最初に言っておく・・・」
カレン・ミルフィード「私は落ちぶれたとは言え 由緒正しき貴族ミルフィード家の公女である」
カレン・ミルフィード「下賎の者と必要以上に馴れ合うつもりなど無い事をあらかじめ言っておく」
「・・・」
橘 ゆうき「・・・」

〇学校の屋上
橘 ゆうき「お嬢様、ここに住む以上尊大な態度は控えてください」
カレン・ミルフィード「おぬしも見たであろう 男どもの卑猥で侮辱的な視線と言葉の数々」
カレン・ミルフィード「思い返しても腹が立つ」
カレン・ミルフィード「あの者どもを捕らえ、処刑するが良い!!」
橘 ゆうき「お怒りは分かりますが落ち着いて下さい!」
橘 ゆうき「高校生男子が女の子を卑猥な目で見るのは仕方ないんです」
橘 ゆうき「細かい事に腹を立てていたら身が持ちませんよ」
カレン・ミルフィード「そなたは私に誇りを捨てろと言うのか!?」
カレン・ミルフィード「国を失い、父や母、この上尊厳まで失う事など私には耐えられない」
カレン・ミルフィード「は、離せ!!」
橘 ゆうき「何処に行くんですか?」
カレン・ミルフィード「国に帰る!」
橘 ゆうき「死ぬつもりですか?」
カレン・ミルフィード「屈辱の中で暮らすくらいなら死を選ぶ」
カレン・ミルフィード「離せ!」
橘 ゆうき「離しません!」
カレン・ミルフィード「離せ!!」
橘 ゆうき「離しません!!」
カレン・ミルフィード「離さぬのなら・・・」
カレン・ミルフィード「ユウキ・・・」
橘 ゆうき「私は・・・」
橘 ゆうき「お嬢様を失いたくありません」

〇広い公園
橘 ゆうき「今まで貴族として好き勝手に生きてきたのですから──」
橘 ゆうき「いきなり異世界に来て、平民として暮らせば戸惑うのは分かります」
橘 ゆうき「結果的に、私の事を恨むかもしれない」
橘 ゆうき「それでも良いんです それでも──」
橘 ゆうき「お嬢様に生きていて欲しい」
橘 ゆうき「・・・」
カレン・ミルフィード「ユウキよ」
カレン・ミルフィード「どうして、そこまで私の事を思ってくれるのだ?」
橘 ゆうき「そ、それは・・・」
???「へっへっへ、なーるほどね」
男子生徒A「そういう事だったのか」
橘 ゆうき「山本!」
カレン・ミルフィード「お前は・・・」
山本「お嬢様 昼間のご無礼をお許しください」
山本「それ程の高貴な方だとは知らなかったのです」
橘 ゆうき「ちょっと、山本」
橘 ゆうき「何考えてるんだよ」
山本「別に・・・ 俺も仲間に入れて欲しいだけだよ」
橘 ゆうき「仲間ってなんだよ?」
山本「ごまかすなよ 悪役令嬢ごっこしてたんだろ」
橘 ゆうき「はぁ?」
山本「見てたぞ 良い雰囲気だったじゃねぇか!」
山本「俺もカレンちゃんとイチャイチャしたい!」
橘 ゆうき「ちょ、ちょっと・・・」
カレン・ミルフィード「ふむ、それでは私の下僕として仕えたいと申すのだな」
山本「御意!」
カレン・ミルフィード「・・・」
カレン・ミルフィード「ユウキよ 御意とはどういう意味だ?」
橘 ゆうき「・・・」

〇屋根の上
  数日後・・・

〇山中の川
謎の男「んっ!」
謎の男「ここは何処だ?」

〇住宅街
謎の男「異国!?」
謎の男「あの森がこんな所に繋がっていたとは・・・」
謎の男「・・・」
街の人「ふんふんふ〜ん」
謎の男「おい、そこの女」
街の人「キャー!!」
謎の男「おいおい・・・」
街の人「さ~て 今夜のお夕飯は」
謎の男「ちょっと聞きたいんだが・・・」
街の人「キャー」
謎の男「・・・」
謎の男「逃げると殺す」
男子生徒B「な、なんですか?」
謎の男「近くで、この女を見かけなかったか?」
男子生徒B「あっ、カレンちゃん?」

〇中庭
カレン・ミルフィード「ふ~、暑いのー」
山本「お嬢様、冷たいお飲み物でもいかがでしょう」
カレン・ミルフィード「うむ」
カレン・ミルフィード「お前は本当に良く気がつく」
山本「ありがたきお言葉」
???「へへへ、見ーつけた」
謎の男「お尋ね者のお姫さま」
カレン・ミルフィード「なにやつ!?」

〇学校の廊下
橘 ゆうき「おっかしいな〜 どこ行ったんだ?」
橘 ゆうき「あっ、佐伯さん カレン知らない?」
佐伯「山本くんと一緒にいたわよ」
橘 ゆうき「まったく・・・」
橘 ゆうき「あいつ、カレンにベッタリだな」

〇中庭
担任「みんな下がっていなさい!」
担任「救急車はまだなの!?」
橘 ゆうき「先生!」
担任「あっ、橘くん」
橘 ゆうき「や、山本・・・」
担任「た、大変なのよ!」
担任「カレンちゃんが変なコスプレした男の人に・・・」

〇住宅街
橘 ゆうき「お嬢様ー」
橘 ゆうき「クソッ!」
橘 ゆうき「闇雲に探してもダメだ!」
橘 ゆうき「何処だ」
橘 ゆうき「何処に行ったんだ!!」
橘 ゆうき「カレーン!!」

次のエピソード:第一章・悪役令嬢 令和のJKになる②

コメント

  • 悪役令嬢モノと言うものを初めて読みましたが、中々どうして面白いですね!こっち側に来て振り回すのか!!😂スチルも複数使い分けて見せ場作ってて、演出のレベル高いように感じました!

  • 山本いいキャラしてるのでどうか生きてますように😱
    カレンも無事なのか…続きが気になります!

  • カレンちゃんの天然ものの高飛車なところとか、現代世界で常識しらずなことをしでかすところとか、読んでてハラハラするものの、それに周りの人が適応していってるのが逆におもしろかったです。現にいますよね、えって思う行動も許されるキャラの人って。

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