エピソード8(脚本)
〇高い屋上
小雨那奈「私も、三波君の事…………………好き」
小雨は、上目遣いで俺を見てきた。
俺はあまりの可愛さで、目を逸らしてしまった。
小雨那奈「なんで、目。逸らすの?」
三波青空「そ、それは…………可愛いから…………」
俺は、さらに赤くなった。
小雨那奈「そんなに可愛いって言われると、恥ずかしいんだけど」
小雨は普段見せないような、羞恥に顔を染めていた。
三波青空「ご、ごめん」
俺は咄嗟に謝ると、
小雨那奈「それはそうと────」
小雨は俺から離れ、後ろに下がると
小雨那奈「今から恋人になるんだから、呼び方は下の名前ね?」
と、笑みを浮かべた。
俺は少し恥ずかしいが、
三波青空「分かった。那奈」
俺は笑顔でそう言った。
すると、小雨もそれに返して名前を呼ぶと思ったが
小雨那奈「うん!三波くん!」
名字で返されてしまった。
三波青空「あの~、名字で呼ばれてるんだけど?俺」
小雨那奈「えっ?私名字で呼んでた?」
三波青空「うん、ハッキリと」
那奈は、口に手を当ててハッと驚き、
小雨那奈「じゃぁ、もう一回」
那奈は、胸に手を置き・・・
小雨那奈「よろしくね!青空くん!」
こうして、俺は天然少女と恋人になった。
小雨のキャラクターが本当に魅力的です!
一話ごとに彼女の魅力が感じられて、読み進めるのが楽しかったです。生き生きした会話が心地よく、他のラブコメ作品もぜひ読んでみたいです。
最後まで天然なヒロインのキャラクターがとても可愛くて、なにより魅力的でした! 主人公の純情なところも好きで、感情移入して読むことができました。主人公は天然なヒロインに振り回されつつも、ヒロインが好きなことが伝わってくるのも良かったです。二人の関係が微笑ましく、キャラクターも魅力的な、楽しいラブコメ作品でした!