私異世界に飛ばされて男の子を膝枕しちゃってます

めんま

1話 私異世界にいる?(脚本)

私異世界に飛ばされて男の子を膝枕しちゃってます

めんま

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〇魔法陣のある研究室
  ゲノム研究所
「姉さん!一緒に逃げよう!」
  少年は同じ髪の少女に訴えた
クリスタ「無理よ、ルーデウス。この首輪がある限り私はここから逃げられない。 首輪を外したあなたが逃げなさい」
ルーデウス「どうしてだよ、こんなの・・・」
マリア「ルーデウス、クリスタ!」
クリスタ「マリア!ルーデウス連れてここから逃げて!貴方との約束は必ず守るから! お願い!」
マリア「分かったわ」
  マリアはルーデウスを背負って走り出した。
ルーデウス「姉さん!必ず助けに行くから! だから!」
クリスタ「待ってるね。ルーデウス」

〇学校の校舎
  日本 とある学校

〇教室
  被服室で一人スマホでファッション記事を見ている少女がいた
遠藤美咲「モデルの人やっぱり 顔小さいし服がとても似合ってる。 何より私より足が細いな〜」
遠藤美咲(私中学生の時から足が太くてこれがコンプレックスで、だからスカートとか着たくないだよね)

〇川沿いの道
遠藤美咲「ごめんお母さん 今から帰るね」
遠藤美咲「下校時間ギリギリまで学校に居ちゃった」
遠藤美咲「明日は発表会に出す衣装を仕上げないと!」
  下校中美咲の周りが突然暗くなった
遠藤美咲「え?何これ?」
  暗くなり突然足元に魔法陣が浮かび上がった
遠藤美咲「え?何なの? キャーーー!!」
  魔法陣の光に包まれた美咲そのまま消えていった。

〇森の中
遠藤美咲「う〜ん」
遠藤美咲「ここは?森の中?」
  目を開けるとそこは森の中だった
  『ガサ、ガサ、ガサ』
遠藤美咲「え?」
  突然草むらが動いた
遠藤美咲「あれってゴブリン?」
  ゴブリンは近づいて持っていたハンマーを振りかぶる
遠藤美咲(う、嘘? 私、死んじゃんの?)
???「走れー!」
  突然声が聞こえてきた
ルーデウス「こっちだ!走って!」
遠藤美咲「え?は、はい!」
  男の子は手を掴んで一緒に走り出した
  しかし、その先は壁が!
遠藤美咲「嘘!行き止まり?」
マリア「ルーデウス!」
ルーデウス「マリア!頼む!」
マリア「ハァ!」
ゴブリン「グゥォ〜」
  マリアといった女性はゴブリンを一撃で倒した。
ルーデウス「君大丈夫かい?」
遠藤美咲「は、はい」
ルーデウス「僕はルーデウス、そっちがマリアだ 君の名は?」
遠藤美咲「私は・・・」
遠藤美咲(どうしよう、安心したら気が遠くに)
  ドサッ!
ルーデウス「君!大丈夫かい?」
遠藤美咲(私どうなっちゃうの〜)

〇黒
クリスタ「ごめんなさい あなたを巻き込んでしまって・・・」
クリスタ「でもあなたの力が必要なの。 弟のルーデウスを助けてあげて」
クリスタ「あなたのその力でルーデウスを助けて。 お願い・・・ 私はいま・・・」

〇荒廃した教会
遠藤美咲「待って!」
遠藤美咲「あ、あれ? ここは?」
ルーデウス「良かった。 目が覚めたかい? 具合は大丈夫?」
遠藤美咲「う、うん。 ここは?」
ルーデウス「君が倒れた近くの聖堂だよ。 今は廃墟だけど 僕は君を待ってたんだ」
遠藤美咲「倒れた?待ってた? そうよ、ここってどこなの?」
ルーデウス「だから聖堂・・・」
遠藤美咲「違うよ! ここって日本なの?それとも外国?」
ルーデウス「ニホン?ガイコク? 良く分からないけど違うよ ここは君にとっては異世界だ 別の世界から飛ばされて来たのさ」
遠藤美咲「い、異世界?」
遠藤美咲「それじゃさっきのゴブリンは本物!?」
ルーデウス「そう 君は姉さん、クリスタの異能の力でここに召喚されたんだ」
遠藤美咲「姉さん? それって君と同じ髪色の女の子?」
ルーデウス「姉さんと話したのかい?」
遠藤美咲「いいえ だけど夢の中で助けてって」
ルーデウス「そっか、それじゃ 君の名前を教えて頂けませんか」
遠藤美咲「私は遠藤美咲 17歳です」
ルーデウス「ミサキさんか! それじゃなんであなたがここに呼ばれたか説明しますね」
ルーデウス「さっきも言った通りあなたを呼んだのは僕の姉クリスタの力です」
遠藤美咲「異能って言ってた」
ルーデウス「姉さんは別世界からこっちの世界へ召喚する召喚(サモン)を使える その力はただ呼ぶだけでは無く異能を与えて呼べる」
遠藤美咲「ということは私も?」
ルーデウス「そう、なんか体に違和感とかありませんか?」
遠藤美咲「特には」
ルーデウス「そうですか」
遠藤美咲「でもどうしてお姉さんは私を?」
ルーデウス「姉さんの意思じゃない? Dr.ゲノムの指示です」
遠藤美咲「Dr.ゲノム?」
ルーデウス「Dr.ゲノムは異能を持っている人間を人体実験をやり世界最強の軍隊を作る計画をしている」
遠藤美咲「どうして?」
ルーデウス「分からないけど良い方向性ではないことだけは分かります」
ルーデウス「そして姉さんは今Dr.ゲノムの研究所で捕まっている そして新たな異能力者を呼ぶため利用されているんだ」
遠藤美咲「飛ばされた人たちはどうなるの?」
ルーデウス「Dr.ゲノムの研究所で異能の強化、兵士として働かされる」
遠藤美咲「ということは私を捕まえに来るってこと?」
ルーデウス「そうだね あと15分程で回収部隊が来るよ」
遠藤美咲(え?なんでそんな詳しい時間まで分かるの?)
マリア「ルーデウス!」
ルーデウス「マリアか」
マリア「ゲノムの回収部隊が近くまで来ている。 あと15分といったところだ」
遠藤美咲(当たってる)
ルーデウス「良し!予想通りだ マリア!作戦通りにいくよ!」
マリア「本当にやるのね」
ルーデウス「やるとも!」
遠藤美咲「え?どうするの? 逃げるの?」
ルーデウス「逃げる? いいや、戦うよ」
遠藤美咲「えーーーー!」

〇美しい草原
  草原
マリア「来た!あれだ」
遠藤美咲「あれって!?」
  サムライじゃん!
ルーデウス「サムライ? ミサキさんそれってナンだい?」
遠藤美咲「えっと・・・ 私の世界にいた剣士? みたいな感じかな」
サムライ「あれは」
サムライ「お主がゲノム殿が異世界から呼んだ者であるな このまま私と一緒に来てもらおうか」
ルーデウス「そんなことはさせない お前はここで倒す」
サムライ「お主は ゲノム殿が言っていたもう一つの回収対象の銀髪の少年か」
遠藤美咲(ルーデウス君も対象ってことは ルーデウス君も異能力者!?)
ルーデウス「そうはならない! マリア頼む!」
マリア「あぁいくぞ!」
「グォォ〜」
遠藤美咲(凄い!一瞬でゴブリンを倒しちゃった!)
サムライ「少しはやるようだな だが私は簡単には倒されないぞ」
マリア「お前は剣士と聞いたが 武器も持たずに何を言っている」
サムライ「ヒッヒッヒ! それはどうかな?」
  いきなりサムライの周りが光り出し
  サムライの手には日本刀が作り出された
サムライ「私の力は武器を生成する力、 自由自在に生成することが出来る」
マリア「それがどうした。 武器が作れるだけでお前は強くなったのか?」
サムライ「この女が〜」
  マリアは次々とサムライの生成された武器を破壊していきました。だかしかし
  サムライは
  刀、槍、薙刀などあらゆる武器を生成して戦いに応じた運び方をしていた。
  だが、マリアは笑みをしながらサムライに言った
マリア「お前の力は見切ったぞ」
サムライ「何を言っている 次の武器で貴様は終わりだ」
マリア(今だ!)
サムライ「ウギャーーァ──」
  ドサッ
遠藤美咲「やった!勝った!」
マリア「お前の武器の生成には時間が掛かって 生成しているときはガラ空きだ タイミングを合わせれば容易い」
サムライ「む、無念 だがタダでは終わらせない」
サムライ「これで終わりだ!」
  サムライから小型の銃を取り出し
  ルーデウスの方向へ向けて
  銃弾を発射させた。
マリア(しまった! ルーデウスの予想にはここまでのビジョンはなかった!)
マリア「ルーデウス!逃げろ!」
遠藤美咲「あ!あぶない!」
  美咲は咄嗟にルーデウスに立ち手を広げて
  ルーデウスを守ろうとした
ルーデウス「ミサキさん! 駄目だ危ない!」
遠藤美咲「守るんだ! お姉さんにお願い! ルーデウス君の力の力になりたい!」
  美咲は両手を前に出したその時
  魔法陣が浮かび出し防御壁を作り出した
  銃弾は防御壁に弾かれて
  二人は無事に済んだ
ルーデウス「凄いよ!ミサキさん こんなの僕の予測には見れなかった」
遠藤美咲「予測?」
ルーデウス「言ってなかったね 僕の力は未来予測、名前はマサユメ 未来の出来事を見ることが出来るだ」
遠藤美咲「未来を見る!?」
ルーデウス「まぁ詳しい話はまた今度で・・・」
サムライ「む、無念だ 俺は死ぬのか?」
ルーデウス「あぁ、だからゆっくりと眠るんだな」
サムライ「く、くそぉ〜〜」
  目を閉じたサムライは魔法陣に包まれ消えていった。
遠藤美咲「き、消えた」
ルーデウス「恐らくあのサムライの元の世界に戻ったと思います」
遠藤美咲「それじゃ私も死んじゃったら元の世界に戻れるけど死んじゃった状態で戻っちゃうの?」
ルーデウス「恐らく」
遠藤美咲「そんなぁ〜」
ルーデウス「だからミサキさん! 僕と一緒にDr.ゲノムの計画を一緒に阻止して姉さんを助けましょう!」
ルーデウス「姉さんならミサキさんを元の世界に戻せる手段を知っているかも知れません」
遠藤美咲「え?えーーーーーー」
遠藤美咲(私異世界に飛ばされて なんか凄いことに巻き込まれちゃった?)
ルーデウス「締まった こんな時に眠気が」
遠藤美咲「ルーデウス君!」
  ドサッ
マリア「ミサキさん そのままルーデウスをお願いしていいかしら」
遠藤美咲「は、はい」
  ルーデウスは私の膝枕でぐっすり眠ってしまった。
ルーデウス「ね、姉さん」
遠藤美咲(寝言言ってる 可愛いな)
  私異世界に飛ばされて男の子に膝枕をしちゃってます。
  第一話
  私異世界にいる?          
                   完

次のエピソード:2話 出発

コメント

  • 斬新な設定でドキドキしながら読んでしまいました!
    今後の展開が楽しみです!

  • 異世界への順応性の高さに驚きましたが、きっとお姉さんがミサキさんを選んだのは通ずるものがあったからなんでしょうね!
    だからこその順応性なのかな?と思いました!

  • まさに異世界冒険ファンタジー。エフェクトの使い方も鮮やかで楽しかったです。気になったタイトルもしっかり回収されて納得です。

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