エピソード1(脚本)
〇草原の道
???「おい、聞いたか、 あの兵士たちの乱暴行為!」
???「ああ、フォルが鎮圧したんだってな」
???「暴れた二人の兵以外は、こちらに恭順してくれるとになったが 早めに手を打たないといつ反故されるかわかったものじゃない」
フォル「そこで提案だが、奴らの言っていたことが 本当なのか調べに行きたいんだ!」
???「確か執政官が変わって 奴らの暴行行為が正当化される とか言っていたな。 本当だったらとんでもない事になるぞ!」
フォル「ああ、もちろん危険な旅になるだろうから僕一人で行く残る! みんなは村を守ってくれ!」
???「わかった気をつけていけよ!」
〇霧の立ち込める森
「くそ、どこに行きやがった!」
多くの兵士たちが物々しく何かを探している!
敵兵長「ミロ、君を本国の貴族には渡さない そのために、やつも夫婦揃って 冥土に送ってやった! そして、私の邪魔はできない」
敵兵長「とはいえ、一度探索を打ち切るとしよう。 そろそろ本国が異変に気づく頃だ!」
向こう側に仕込んだスパイに
少しづつ追手を提案させ
そいつらを各個撃破
最強の本隊は跡継ぎの皇子が誰がなるかでもめてるはずだか
俺達の戦うのは2戦級の第二騎士団
俺たちでも勝ち目はある!
〇洞窟の深部
サーヤ「お嬢様大丈夫ですか?」
ミロ「ええ、サーヤ、あなたこそ大丈夫?」
サーヤ「ええ、私は大丈夫です。 ノブヒコさんとアスカさんがくれた この生命、無駄にするわけには行きません」
ミロ「なんとしてでも生き延びるのです トーメントの野望を阻止する為にも!」
〇城の会議室
話は少し前に巻き戻す──
ミロ「お父様お呼びですか!」
執政官ヨシキ「我が娘ミロよ 今日はお前に大事な話がある──」
執政官ヨシキ「お前は帝国本土にいる我が友 トシオの息子のコーヤくんのもとに 嫁いでもらう」
側近「ヨシキ様のお子はミロ様一人のはず ここの跡継ぎはどうするのですか!」
執政官ヨシキ「ここの跡継ぎはノブヒコ君だ アスカちゃんとのことも知ってる だからこそ、ミロの居場所を作ってやった」
実質帝国本土から援助金を引き出すため
そして後継ぎとの亀裂を生まない最善策をとった筈だった
〇怪しげな酒場
敵兵長「く、ミロ様が帝国本土に嫁ぐだと! なんてこった!」
この男、トーメントもまた
跡継ぎ候補の一人であった
だが、有能だが、徳に欠ける
という理由で
本候補の座は同期のライバル
ノブヒコのもとに
そして!
???「メデタイ席で荒れてんな 旦那 だから、後継者候補から落ちたんだ!」
???「ライバルのノブヒコに彼女のアスカがいた事で やつを後継者候補から勝手に外し、油断!」
???「不機嫌な態度で部下に接すれば あんたは後継者に推してくれる部下はいなかっただろう」
敵兵長「後継者の座など ノブヒコにくれてやる。 だが、ミロ様は私の嫁に欲しかった!」
度量を引き絞り確実な成果を出す代わりに
人望と徳に欠けるトーメントに
怪しげな取引を持ちかける謎の男
!
ろくでもない結果になったのは言うまでもないだろう!
様々な階級における人々の思惑が端的にまとめてあり、興味深かったです。この作品を読んで、現代の私たちの暮らしや国家、政治についても考えさせられました。
どんな世界でもどんな立場でもエゴイスト的な言動は後々自分の身に降りかかってくるのはおなじですね。ミロ様には是非幸せになってほしいです!
この環境ってきらびやかなように見えて、複雑な思いが込み合ってますよね、自分の思う人生を歩めたら楽しいでしょうがそんなわけにはいかず、、、複雑ですよね。