エピソード2 ビブリオセラピー2(脚本)
〇西洋の市街地
チャービル達は歩きながら、話をしていた。
グスマン「それで?欲しい時計って?」
チャービル「ああ、時計ね」
ケリー「そうそう。どんな時計?」
チャービル「俺が欲しいのはPierre Lannierって時計ブランドだ」
グスマン「なんだって? ピエール・デ・ゴマス? どんなブランドだよ」
チャービル「ちがう! ピエール・ラニエだ! フランスのブランドだよ」
ケリー「へえ〜! フランスね!」
グスマン「なあ、なんでフランスパンが美味いかわかるか?」
チャービル「急な話だな、なんでだ?」
グスマン「それはフランスにはいいフライパンがあるから!」
グスマン「グゥへへへへへぇへへへえへへへ笑」
すると、少し沈黙が続く。
チャービル「・・・・・・ ケリー、その時計なんだけど俺のすきな木製を使った素材もあるらしくてな」
ケリー「ええ」
チャービル「それで、凄くその木軸のデザインがかっこよくてオシャレなんだ」
グスマン「おい!! 無視するなよ!! いいギャグだろ! 面白いだろ!」
チャービル「えーと・・・・・・ なんの話だっけ?」
ケリー「時計の話でしょ?」
グスマン「おいおい! いまの面白かっただろ!?」
チャービル「いいや、全然」
チャービル「大体なんだよ? フランスのパンはなんで美味いのか? いいフライパンを使ってるからってそんなギャグつまんな〜い!」
グスマン「あっそ」
ケリー「それより、早く時計見に行きましょう!」
チャービル「そうだなー!」
3人は映画館の前に時計屋に行く事にした。
チャービル「あの店に入ろう」
グスマン「わかった」
そのお店はそんなに高級店という訳ではなくて、少しこじんまりとした商店街にあるような時計屋だ。チャービル達はそこに入る。
〇宝石店
チャービル「このお店な、前にもきた」
グスマン「え?前にも? 知らなかったな。俺にはなんで教えてくれないんだ?」
チャービル「何でもかんでも全部お前に言うわけないだろ! 妻でもないのに!」
ケリー「ビル!」
チャービル「なんだよ!」
ケリー「安心しなさい。あなたに妻はできないわ笑」
チャービル「うるさいっ!」
グスマン「それで? どんなの買うんだ?」
チャービル「この革ベルトのブラックで木目調のデザインにするよ」
グスマン「それはピエール・ラニエなのか?」
チャービル「そう。ここの文字盤にPって書いてあるだろ?」
グスマン「ああ」
チャービル「これはお前が言うパンのPかもな」
と、チャービルは笑いながら言う。
グスマン「なんだと!?」
チャービル「冗談だよ、買ってくるから待ってろ」
そう言うとチャービルはガラス越しにあるピエール・ラニエの腕時計を買いたくて、店員を呼んだ。
そして、チャービルは「この木目調のピエール・ラニエ」の腕時計が欲しいと言い、腕時計をガラスケースから出してもらった。
〇宝石店
チャービルが時計を買ってると、知り合いの店員がやってくる。
バル「やあ! ビル」
チャービル「ん? あぁ〜 バルじゃないか! 久しぶりだな! また時計買いにきた」
バル「そうかそうか! 今日はなにを?」
チャービル「今日はこのピエール・ラニエだ、最近気になって、今日買った」
バル「ピエール・ラニエね! お目が高いな! その木目調、かわいいよね」
チャービル「そうだな」
そこにグスマンに呼ばれる。
グスマン「おい、ビル! そろそろ行こうぜ!」
チャービル「ああ! わかった!」
バル「もう行くのかい?」
チャービル「すまない、この後仕事もあるし、映画も見に行くからまた何かあったらくるよ」
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