〇漁船の上
　　鷹橋リョウと、宮茸健児は、明石海峡に浮かぶ船の上でバイト中だった。
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「鷹橋〜、何か釣れたか〜」
鷹橋りょう（１８歳）「さっきから、ちっちゃい鯛１匹と、オコゼと、ハコフグ１匹ですね」
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「ハコフグは捨てろ、ちっちゃい鯛とオコゼは食えるから置いとけ、オコゼは猛毒だから背中の毒針に気をつけろよ!!」
鷹橋りょう（１８歳）「先輩はどうですか??」
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「俺、殺生は苦手だ」
　　こう見えても、鷹橋リョウは魔法使い、
　　宮茸健児は、神の指先を持つと言われる天才外科医だった。
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「魔法使い鷹橋!!俺たちの本当のミッションを忘れるな！」
　　ちなみに、、宮茸健児はこの年でバツイチだった。
鷹橋りょう（１８歳）「はい!!宮茸先輩!!引き潮になったら、泳いで海苔を集めるのが、我々のミッションであります!!」
　　いかに肩書きが凄くても、鷹橋リョウと、宮茸健児は、失業中の貧乏フリーターだった!!
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「おっ!!鷹橋!!俺の竿に大物きたー!!」

〇沖合
　　宮茸の針に引っかかったのは・・・・

〇沖合
　　沙都耶麻朋花（26）だった。
沙都耶麻朋花（さとやまともか）（26）「たった一つの命を捨てて産まれか変わった不死身のからだ・・!!」

〇漁船の上
鷹橋りょう（１８歳）「海亀・・・・と美女・・・」
鷹橋りょう（１８歳）「宮茸先輩・・ここは竜宮城ですか!?」
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「女神だ・・・・俺に女神が降臨した・・」

〇漁船の上
沙都耶麻朋花（さとやまともか）（26）「私の眠りを妨げる奴らは〜、てめえらか!?」
鷹橋りょう（１８歳）「お嬢さん、大丈夫ですか??」
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「あ、ご趣味は・・・!?」
沙都耶麻朋花（さとやまともか）（26）「私は、私をこんなめに合わせた世界をとことん憎んでやる!!憎んで、憎んで、世界を燃やし尽くしてやる!!」
鷹橋りょう（１８歳）「お嬢さん、落ち着いて・・」
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「あの・・好きなお味噌汁の具は??」
沙都耶麻朋花（さとやまともか）（26）「すきあり!!」
沙都耶麻朋花（さとやまともか）（26）「くたばりやがれ!!!」
　　鷹橋リョウと、宮茸健児は、間一髪、朋花の出刃包丁をかわした!!
　　ちっちゃい鯛の命が犠牲になった!!

〇沖合
鷹橋りょう（１８歳）「宮茸先輩、逃げましょう!!」
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「嫌だ・・俺の女神が降臨したんだ!!」
鷹橋りょう（１８歳）「先輩!!!僕の魔法でてれぽてーしょんしますよ!!」
　　鷹橋リョウは、宮茸健児をつれて、海に飛び込んだ!!

〇水中
鷹橋りょう（１８歳）「宮茸先輩!!淡路島まで泳ぎますよ!!」
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「嫌だ!!女神に好きなお味噌汁の具を聞くんだ!!」
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「鷹橋、俺だめだ、疲労物質が筋肉に溜まって、腕が回らねええ、淡路島まで泳ぐなんて無理!!」
　　その時、海亀が現れて、二人を背中に乗せた!!
　　水泳部の先輩宮茸と、後輩鷹橋は、海亀に助けられ、結局、無事たこフェリーに救助された！
宮茸健児（みやたけけんじ）（２０）「結局泳ぐはめになった・・」

〇シックなバー
　　2022年８月　東京
　　バー「キャッツ&ドッグ」
　　沙都耶麻朋花（28）カウンター席で一人カクテルを飲んでいる。
　　カクテルの名前は、ブラッデー・メアリー
　　沙都耶麻朋花（さとやまともか）は、年齢不詳、経歴不明のスナイパー、
　　”きらら”とい渾名で、地下世界では恐れられていた。
きらら「美味し！」

〇シックなバー
曽江島エイジ（２５）「お嬢さん、お一人ですか？」
きらら「あら、お嬢さんなんて光栄、わたくしあなたが思うよりずっと年増よ、おばさんで十分」
曽江島エイジ（２５）「お隣に座ってもいいですか？」
きらら「連れがくるけど、それまでならどうぞご勝手に」
　　朋花のカクテルが空になっている。
曽江島エイジ（２５）「お酒おごらしてください」
きらら「あら、これはご馳走様」
きらら「ロックのウイスキーね、美味しそう」
曽江島エイジ（２５）「おいくつか当ててみましょうか？当たったら今晩お付き合いいただけませんか？」
　　エイジの手がきららの腰をだく
きらら「私、まどろっこしいのは嫌いなの、場所を移りましょう」

〇タワーマンション
　　高級ホテル・ドルフィン

〇ラブホテルの部屋
曽江島エイジ（２５）「キスしてもいい??」

〇ラブホテルの部屋
きらら「いきなりキス??、まあ、なんて身勝手な人、でもいいわよ」
　　キスする、エイジときらら
曽江島エイジ（２５）「いたっ!!」
　　きららが、エイジの舌を噛む
きらら「あらまあ、よわっちいわね、相変わらず」
曽江島エイジ（２５）「舌を噛むなんて、冗談やめてよ」
　　エイジと、きらら、もう一度キスする。今度はもっと濃厚に。
きらら「あなた、私のこと好き??」
曽江島エイジ（２５）「もちろん、好きだよ」
きらら「嘘つき!!」
曽江島エイジ（２５）「ぎゃああああああああ!!!!」
　　きららが、エイジの舌を歯で噛み切った!!
きらら「うふふ、あなた、私が誰かわかる??」
曽江島エイジ（２５）「んんんんん!!!!」
　　恐怖で怯えるエイジ、首を左右にふる。
きらら「あはははは、私の名前を言ってごらん??」

〇ラブホテルの部屋
蓮　栄華（れん　えいか）（２８）「とってもエロいおね様〜とっても猟奇的なシーンが撮影できそうだわ〜」
蓮　栄華（れん　えいか）（２８）「そろそろ、お酒に入れた薬が聞く頃ね〜」
きらら「ううっ!!からだが!!」

〇ラブホテルの部屋
マズオ「姉ちゃん、たっぷり可愛がってやるわ〜!!」

〇ラブホテルの部屋
きらら「あらまあ、ご丁寧に、この私のために、３人ともお集まりいただいて、いたみいる光栄！」
きらら「3人まとめて、地獄に落ちな!!!!!」
きらら「ちょー楽しいー!!!!」

〇殺人現場
マズオ「この女、平気みたいだぞ!!」
蓮　栄華（れん　えいか）（２８）「そんな馬鹿な??薬が、効いてない??」
マズオ「お、お前は何者だ??」
　　きららは、わざと銃弾を的から外した！
マズオ「あわわわわわわわわ」

〇ラブホテルの部屋
　　きらら、拳銃のマガジンを入れ替える。
きらら「3秒わげるわ、私が誰だか思い出したら、助けてあげる」
きらら「でないと、今度は、心臓一撃よ!!」
きらら「3！」

〇ラブホテルの部屋
マズオ「あわわわわわわ・・殺される・・・」

〇ラブホテルの部屋
きらら「2！」

〇ラブホテルの部屋
宮茸健児「ちょいまち!!やっと再会できた〜俺の女神〜逃げてくれ〜」

〇ラブホテルの部屋
きらら「邪魔すんな!!」
きらら「ほらっ!!私の名前を言ってみなあ!!!」

〇ラブホテルの部屋
鷹橋りょう（１８歳）「朋花さん!!もう気がすんだでしょ!!逃げてください!!」
宮茸健児「女神さまっ!!俺は、あなたを殺人者にしたくない!!」
きらら「何言ってんの、もう遅い!!私、エイジの舌噛み切ったもん!!」
鷹橋りょう（１８歳）「この男の舌は、大丈夫、神の指先をもつ天才外科医、宮茸先輩が、今くっつけました!!」
宮茸健児「いぇーーーーーーーい!!」
きらら「誰も、私の名前を知らない・・・誰からも愛されない・・・・」
宮茸健児「大丈夫です!!きららさん!!俺があなたを愛しています!!!」
きらら「わ・・私、こらからどうしたらいいの??」
鷹橋りょう（１８歳）（宮茸先輩うざいよ！）
きらら「ねえ、母さん・・・」
鷹橋りょう（１８歳）「もう、ここは警察に包囲されています。屋上にヘリコプターを停めています。それで逃げます!!」
きらら「でも。もう私、いっぱい悪いことしちゃった・・取り返しがつかないわ」
宮茸健児「それでもいい、そんなきららさんが、俺は大好きだんだ!!つべこべ言わずに、逃げるぞ!!きららさん!!」
鷹橋りょう（１８歳）「宮茸先輩いっちゃった!!ちょうはずかし〜」
きらら（ちょいこの男うざい！）
　　宮茸健児は、きららの手を引いて外に出た!!
宮茸健児「きららさんは、俺が守ります!!!!!」
きらら（うざい！）
鷹橋りょう（１８歳）「うざい!!」
宮茸健児（しあわせ〜）

〇ラブホテルの部屋
警察官「曽江島エイジ、マズオ!!並びに、蓮栄華、 逮捕する!!!!」

〇警察署の入口
　　こうして３人は逮捕された。

〇海水浴場
　　フロリダ、リゾートビーチ
　　日本から逃げて、フロリダのリゾートホテル滞在中の宮茸健児、きらら、鷹橋リョウは、ビーチにいた!!
きらら「あ〜リゾートさいこ〜生きててよかった〜」
宮茸健児「アイス、いかがっすか〜!!」
鷹橋りょう（１８歳）「マッサージいかがっすか〜!!」
　　きらら以外の、宮茸健児と、鷹橋リョウは宿泊代を稼ぐため、バイト中だ!!!
きらら「夕食は、キャビアとオマールえび〜」
宮茸健児「夕食は牛丼〜」
鷹橋りょう（１８歳）「夕食は、コンビニ弁当〜」
　　大金持ちを夢見て、バイトに汗を流す、宮茸健児と、鷹橋リョウであった!!!!
　　第５話に近日公開!!