〇スペイン坂
キララ「パズルゲーム「タップ＆パズル」へようこそ！」
キララ「ゲームのルールは簡単」
キララ「出題される問題を考えて、答えがわかったらタップしていくだけ」
キララ「今日はキララと二人でカフェデートだよ♥️」
キララ「それでは「タップ＆パズル」スタート！」

〇店の入口
　　タップ＆パズル　スタート？
キララ「この店だよ。オシャレですごくいいことなんだ」
清少納言「ヤッホー。キララ、遊びに来たよ」
キララ「清少納言さん!?」
キララ「またそんな若い子の格好なんてして・・・」
清少納言「どう？　かわいいでしょ、えへっ（*^.^*）」
キララ「その話し方がもう若くないですよ・・・」
キララ「っていうか、まだ現代にいたんですか？」
清少納言「いろいろ現代文学の勉強しててさ」
キララ（へえ、やっぱり一応は文学者なんだなあ。 ちょっと見直した）
清少納言「「スパイファミリー」「キングダム」・・・面白い作品がたくさんあるな」
キララ「漫画じゃないですか」
清少納言「「ごちうさ」や「ゆるキャン」もいいな」
キララ「いろいろなジャンルが好きなんですね」
清少納言「キララは「ごちうさ」で誰が好き？ チノちゃん？　それともリゼちゃん？」
キララ「は？」
清少納言「私はココアちゃんかなあ」
清少納言「そうだ！　私がキララのお姉ちゃんになってあげるよ」
キララ「・・・」
清少納言「私をお姉ちゃんって呼んで！」
キララ「時間がないので、もう中に入りますよ」

〇シックなカフェ
　　今度こそ「タップ＆パズル」スタート！
清少納言「いい店じゃん」
キララ「はい。すごくオシャレで料理もおいしいんですよ」
清少納言「何を食べようかな？」
キララ「食べる前にパズルを始めますよ」
キララ「準備はいい？」
キララ「最初の問題です」
キララ「今回はカフェだから食べ物に関する問題だよ」
　　【問題】
　　次の（　）に共通して入る漢字１字を答えてください。
　　　「（　）物連鎖」
　　　「医（　）同源」
　　　「無芸大（　）」
キララ「これは簡単だからわかるよね」
清少納言「料理まだかなあ・・・」
キララ「あの、パズル中ですよ・・・」
キララ「それでは正解です」
キララ「「（　）物連鎖」 「医（　）同源」 「無芸大（　）」 に共通して入る漢字１字は？」
　　【正解】
　　　「（　）物連鎖」→「食物連鎖」
　　　「医（　）同源」→「医食同源」
　　　「無芸大（　）」→「無芸大食」
キララ「正解は「食」でした！」
キララ「できたかな？」
キララ「ちなみにそれぞれの意味は・・・」
清少納言「そんなの自分でググれ」
キララ「あの・・・」
清少納言「お、料理が来たぞ」
清少納言「うまそうだな。食べよう！」
キララ「あの、パズルは・・・」
清少納言「まずは食べようぜ。出来たてが一番うまい」
キララ「確かにそうですね」
キララ「あなたもいっしょに食べましょう♥️」

〇シックなカフェ
清少納言「おいしかった」
清少納言「キララ、ケーキも頼んどいたぞ」
キララ「まだ食べるんですか？」
キララ「でも、甘いものは別腹なので大丈夫です」
キララ「じゃあ、ケーキが来るまで次のパズルをしよっか」
キララ「問題です」
　　【問題】
　　次の４つの漢字を並び替えて四字熟語を作ってください。
　　
　　「肉・酒・林・池」
キララ「肉、酒、林、池？　 何それ？」
キララ「清少納言さん、何かヒントを教えてください」
清少納言「肉、酒・・・ あっ！　お酒頼むの忘れてた！」
清少納言「すいませーん、ビールください」
キララ（制服だとお酒頼めないと思ったのか着替えてきた・・・）
清少納言「高級な肉やお酒で豪華な宴会しようぜ」
キララ「すみません。あまりヒントにならなくて・・・」
キララ「それでは正解です」
キララ「「肉・酒・林・池」を並び替えてできる四字熟語は？」
　　【正解】
　　「肉・酒・林・池」
　　→「酒・池・肉・林」
　　→「酒池肉林」（しゅちにくりん）
キララ「正解は「酒池肉林」でした」
　　「酒池肉林」
　　贅沢をきわめた豪華な宴会のこと。
　　由来は「中国古代王朝・殷の紂王が、池を酒で満たし肉を林のようにつるして酒宴を開いた」という故事から。
キララ「おいしそう！ いただきまーす」
清少納言「これビールにも合うな」

〇シックなカフェ
キララ（清少納言さん、酔っぱらって寝てる・・・）
キララ「暗くなってきたし、そろそろ帰ろうか」
キララ「えっ、もっとキララといたい？」
キララ「しょうがないなあ」
キララ「じゃあ、これが最後の問題だよ」
　　【問題】
　　「珈琲」の漢字の読み方は？
キララ「えっ、簡単？」
キララ「このお店の看板にも書いてあった？」
キララ「しゃあ、答え合わせしよ」
キララ「「珈琲」の漢字の読み方は？」
　　【正解】
　　「珈琲」コーヒー
キララ「正解は「コーヒー」でした！」
キララ「え？　何でこの漢字なのかって？」
キララ「そんなこと訊かれても・・・」
清少納言「コーヒーに「珈琲」という漢字を当てたのは、江戸後期の蘭学者・宇田川榕菴（うたがわようあん）」
清少納言「理由は、コーヒーの木に実った赤い実が、当時の女性が髪に飾っていた「かんざし」に似ていることから」
清少納言「「珈」は髪に挿す花かんざし、「琲」はかんざしの紐をつなぐ紐を表している」
キララ（清少納言さん、やっぱりこの人すごいのかも・・・）
清少納言（ここの店に来る前にググったらそう書いてあったような・・・）

〇店の入口
キララ「清少納言さん、起きてください」
清少納言「眠い～」
キララ「・・・」
キララ「お姉ちゃん、帰りますよ」
清少納言「お姉ちゃん！　キララ、今お姉ちゃんって呼んだ？」
キララ「呼んでません」
清少納言「もう一回言って！　お姉ちゃん大好きって」
キララ「呼びません。もう「ごちうさ」ごっこは終わりですよ」
キララ「まったく、しょうもない清少納言さんです」
キララ「でも、今日は来てくれてありがとうございます。うれしかったです」
キララ「・・・今日はいろいろとごめんね」
キララ「今度は二人きりでデートして「タップ＆パズル」をしようね♥️」