黒執事と深紅のメイド様

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エピソード1(脚本)

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〇謁見の間
  ここは
  アルデナード国の辺境の地
  アルズナムド
  広大な肥沃した大地を有し
  穀倉地帯として名をはせる場所
  周囲は山岳地帯と広大に森に囲まれ
  魔物や盗賊がでることもなく
  隣国の脅威にさらされることもなく
  事件と言えば
  農作物を荒らす獣害であったり
  村民の痴話げんかぐらいである
  あまりにも穏やかで豊かであり
  人々も幸せに暮らしている
  そう。
  人々の理想郷
  それが「アルズナムド」である
  だから・・・
領主アルザス「暇なんだけど・・・ なんか面白いことない?」
領主アルザス「毎日毎日、 やること無いんですけど~~~」
領主アルザス「退屈なんですけど~~!!!」
セバス「おはようございます、メイ。 今日はよく眠れましたか?」
メイ「・・・」
メイ「・・・」
メイ「・・・」
メイ「はい」
領主アルザス「ちょ、ちょっと 俺、領主アルザスなんですけど! 無視される存在じゃないんですけど!!」
セバス「アルザス様は少しお黙り下さい。 今はメイとお話をしておりますので」
領主アルザス「うっそ! 俺の扱い、どんだけ~~!!」
セバス「ここに来てから一週間程度 慣れるまで時間がかかるでしょうから ゆっくりで構いません 少しずつ仕事を覚えてください」
メイ「・・・ありがとうございます」
領主アルザス「俺にも優しい言葉かけてよ ねぇ、ねぇ、セバス! ねぇってば~!!」
セバス「男のわがままは見苦しいですよ 領主であろうものが そのような軽薄さはいかがなものかと」
メイ「・・・」
領主アルザス「・・・」
セバス「・・・」
「お前達、ばか~~~~っ!!!!!」
メイ「よろしいのですか? アルザス様をあのままにされて」
セバス「男の嫉妬ほど 見苦しいものはありません 放っておけば大丈夫です」
メイ「そんなものなのでしょうか?」
セバス「次第に慣れてきますよ この領地には この領地なりのやり方があります」
セバス「それに・・・」

〇山間の集落
領主アルザス「みんな俺の事を無視して!」
領主アルザス「俺以外、みんな馬鹿ーっ!」
村の子供A「おじさん、 馬鹿って言ったら 自分が馬鹿なんだよ」
領主アルザス「お、おじさん?」
村の子供A「お父さんとお母さんが 馬鹿って言ったらいけないって 言ってたよ」
領主アルザス「そうなんだけど、そうじゃないんだよ」
  まだ途中です・・・ごめんなさい

コメント

  • 領主さまって立場的には強いはずなのに、扱われ方がひどくて、でもそれって彼の威厳がなくて可愛い感じのキャラだからってのもあるんだろうなぁなんて考えながらほのぼの読むことができました。この領主様、頼りない感じだけどなんか憎めないなぁ。

  • 『馬鹿っていったら自分がばか』っていう子供の一言が笑えました! 自分が子供の頃、おなじような事を同級生と言い合っていたような記憶があって、だから領主の質が・・・!と好感がもてました。

  • 平和ボケの領主様。執事なのに領主様を無下に扱う面白さ。新人執事のメイ。それぞれの個性がハッキリと分かります。これからどうなるのか楽しみです。

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