おまけのねた(脚本)
〇体育館の中
太陽「おまけだよー」
月斗「俺が月斗で」
太陽「俺がゲットした」
月斗「いーよ!もう!」
太陽「夫婦漫才」
「太陽と月」
月斗「よろしくお願いしまーす」
月斗「なんだよ!夫婦漫才って!」
太陽「夫婦が漫才することだよ」
月斗「知ってるわ!」
月斗「そう言う意味じゃなく!」
太陽「まだ結婚してないからダメぇ??」
月斗「拗ねるな!」
月斗「俺はそれに弱いんだから」
太陽「じゃBL漫才にしよ」
月斗「まんまだな!」
〇体育館の中
月斗「懐かしいなここー」
太陽「さいしょにしたとこねー」
月斗「なんかヤラシイな、その言い方」
太陽「意識しすぎじゃない?」
月斗「そ、そうかな」
太陽「でも、ほんとのはじめては」
太陽「昨日だったけど」
月斗「やめろ、やめろ!」
月斗「みんな聞いてるだろ」
太陽「聞きたいよね?」
太陽「俺、隠し事イヤなのよ」
月斗「隠してもいい事あるっつってんだろ!」
〇体育館の中
太陽「でも昨日、」
太陽「すっっごかったねぇぇぇぇぇ!」
月斗「やめろー!マジで!」
月斗「でも言い方、オモローッ!」
太陽「マジで近所の人に聞こえてたと思うよ」
月斗「え?え?マジで!?」
太陽「だって朝、隣の人がウチに来たもん」
太陽「おめでとうございますって」
月斗「なにがめでたいんだよ!」
太陽「プレゼントもって」
月斗「何持ってきたんだよ」
太陽「カーネーション」
月斗「母の日か!」
太陽「緑色の」
月斗「ミドリン先輩!?」
太陽「え?」
太陽「そーだったのかな!?」
月斗「緑色のカーネーションなんて聞いたことないけど!」
月斗「隣の家の人、名前なんて言うの?」
太陽「たしか」
太陽「青山・・・」
月斗「あ、青か」
太陽「ミドリ」
月斗「青山ミドリ!」
太陽「確かに、青信号も緑っぽいしね」
月斗「山も緑じゃん!」
太陽「じゃあ、青山ミドリは」
月斗「ミドリン先輩!?」
「え?」
〇体育館の中
月斗「え?え?」
太陽「何、今の?」
月斗「今の人がカーネーション持ってきたの?」
太陽「あれ、どうだったろ」
太陽「記憶が・・・」
月斗「怖っ!」
ランボー「ワンッ!」
太陽「あ、ランボー!」
月斗「ランボー?」
太陽「レオ先生の犬!」
月斗「こいつかぁ!」
月斗「めっちゃ可愛いじゃん!」
太陽「えー?」
太陽「俺とどっちが可愛いん?」
月斗「犬に嫉妬するな!」
月斗「お前に決まってんじゃん!」
太陽「ワンッ!」
〇体育館の中
太陽「んーでも」
月斗「何?」
太陽「ランボーって、月斗に似てるかも」
月斗「はー?どこがー?」
太陽「鳴き方」
月斗「やめろ、やめろ」
月斗「んなことねーわ!」
太陽「ランボー!よしよし」
ランボー「はぁはぁ、ハッハッ!」
月斗「恥ずいわ!」
太陽「カラダ触ってやったらさ」
ランボー「アンッ!アンッ!」
太陽「ね?」
月斗「マジで、もうやめてぇ〜」
太陽「最後、もみもみ」
ランボー「イック〜ッン!」
月斗「はぁはぁ」
ランボー「ハッハッ!」
太陽「・・・」
太陽「3人で」
太陽「する?」
月斗「バカか!」
月斗「するなら2人だろ!」
太陽「・・・ヤバぁ」
月斗「あ、ちょ、その」
太陽「ごめんね、ランボー」
太陽「レオ先生のトコに帰んな!」
ランボー「ワンッ!」
月斗「すげぇいい子じゃん」
太陽「マジ、すげぇいい子だよ」
太陽「月斗は」
月斗「お、俺!?」
太陽「なんかマジでみんなにも見てもらいたいわ」
太陽「俺らの」
月斗「やめろ!」
太陽「これがホントの月食」
月斗「夜の天体ショーか!」
太陽「うまいッ!」
月斗「そういう意味じゃねーわ!」
〇体育館の中
太陽「んじゃ、そろそろだね」
月斗「終わりますか」
レオ先生「お前ら!」
太陽「げっ」
月斗「レオ先生!?」
レオ先生「俺の事、めちゃくちゃ言ってるらしいな!」
月斗「こいつです!こいつ!」
太陽「わ、ずりぃ!」
太陽「夫婦漫才は連帯責任でしょ!?」
月斗「夫婦じゃねーもん!まだ!」
太陽「まだ?」
太陽「ってことは、もうすぐ・・・」
レオ先生「おいおい、俺の前でイチャつくんじゃねー!」
レオ先生「・・・」
レオ先生「ま、でも」
レオ先生「お前らお似合いだよ」
太陽「先生、いい人」
月斗「好き」
太陽「俺とどっちが好きなの?」
月斗「だから、お前に決まってんじゃん!」
レオ先生「だから、やめろっつーのに!」
レオ先生「デレすぎなんだよ、2人して」
レオ先生「こっちが恥ずかしくなるわ」
レオ先生「じゃ、ま、そろそろ終われよ」
太陽「はーい」
レオ先生「あと、忠告な」
レオ先生「学校ですんなよ」
太陽「なんで?」
レオ先生「なんで、ってお前、」
レオ先生「俺、学生の時それで停学くらってから」
太陽「カッケー」
レオ先生「バカか!」
レオ先生「んじゃ、早く帰れよ!」
太陽「やっぱレオ先生が顧問でよかったわ」
月斗「だね」
太陽「じゃ、そろそろホントに終わろか」
月斗「最後は色々な人にも登場してもらえてありがたかったね」
太陽「でもあの緑色の人は・・・」
「・・・」
「・・・」
太陽「やっぱあの人が」
月斗「あの人?」
青山ミドリ「お呼びですか?」
太陽「誰?」
青山ミドリ「青山ミドリです」
太陽「あ、この人だ」
月斗「いや、最後全然カンケーねー人出た!」
太陽「こんな終わり方イヤー!」
青山ミドリ「では、またいつの日か〜」
「お前が締めるな!」
月斗「て、ことで」
太陽「邪魔が入ったけど」
月斗「最後はやっぱり2人で締めよ」
太陽「だね」
〇体育館の中
月斗「俺が月斗で」
太陽「俺が太陽」
太陽「月が綺麗で」
月斗「太陽が眩しくて」
太陽「月日が揃って」
月斗「未来が始まる」
「太陽と月」
「本当にありがとうございましたーッ!!」
太陽「ばいにゃん」
月斗「あ〜あ、終わったなぁ」
太陽「バカヤロー、まだ始まっても──」
月斗「うわぁー、その古い終わり方やだなぁ」
太陽「あのさー、緑色のカーネーションの花言葉知ってる?」
月斗「なんなの?」
太陽「知らねー」
月斗「知らんのかい!」
太陽「でもこうしよう」
月斗「なに?」
太陽「俺色に染まれ」
月斗「葉っぱも花も緑色だからか」
太陽「それと月斗が俺色に染まった日にもらったから」
月斗「やめろ!やめろ!」
月斗「世界中から緑色のカーネーションなくなるわ!」
太陽「え?」
月斗「え?」
太陽「でも、月の裏側見たのは俺だけだね」
月斗「もぉ〜やめてくれ!」
太陽「Hなクレーターが・・・」
月斗「はい、もーしゅーりょー!!」
太陽「帰って続きしよ」
月斗「うーん、だね」
おわり
いろんなネタを回収、というか更に発展させがら展開したこのラスト、終始笑いっぱなしでした。完走お疲れ様でした!
将来的に3も期待していいのでしょうか?全世界待望のこの名作シリーズを!
最後にオールスター登場! 最高のラストでした。
最後まで読めてよかったです。ありがとうございました。
レオさまの映画、懐かしい〜!私はリバー・フェニックスさまの「マイ・プライベート・アイダホ」という、ちょいBL映画も好きでした。(世代が…わかりますかね?)
完走おめでとうございます!
ミドリン先輩心残りですが、先生のワンコの3P提案で大爆死させていただきました。月斗と太陽楽しかったー!