〇美術室
太陽「ラララ〜♪」
月斗「どしたの機嫌いいね？」
月斗「なんかいい事あった？」
太陽「バレた〜？」
太陽「月斗と手ェつなげたから喜んでる」
月斗「お前が転んだから、手ェ引っ張っただけだろ」
太陽「優しいよね〜」
月斗「そんな俺、月斗と」
太陽「俺、太陽のスペシャルコンビ」
「太陽と月」
月斗「よろしくお願いしまーす」
月斗「自分でスペシャルとか言うなし」
太陽「じゃ、ウルトラコンビね」
月斗「ダッセ！」

〇美術室
月斗「俺と手ェつないだだけでそんな上機嫌になんのかよ」
太陽「ね、ホント、不思議」
月斗「なんだよ、それ」
太陽「ね」
月斗「それで喜ぶなら」
月斗「手くらいいつでも繋いでやるわ」
太陽「尻軽なんだね、月斗」
月斗「ちげぇわ！」
月斗「手ェ繋ぐだけでそこまで言われんのかよ！」
太陽「手ェ繋ぐって」
太陽「そういう意味だから」
月斗「絶対違うね！」

〇美術室
月斗「手くらい今、繋いでやるよ」
太陽「照れる」
月斗「なんだそのリアクション」
月斗「ほら、つなげよ」
太陽「ちょ、やめて、恥ずい」
月斗「なにそれ、マジ」
月斗「ほらほら〜」
太陽「ちょ、Sっ気出てる」
月斗「らしくなくて新鮮だわ〜」
月斗「なにどーした？」
月斗「ほら、お手！」
太陽「わん」
月斗「めっちゃ可愛い！」
太陽「ちょ、もームリー」
月斗「え？」
月斗「どこ行くんだよ！」