えっちがしたい(脚本)
〇オフィスのフロア
令和四年7月15日。同じ朝が始まる。お早と挨拶し息を吐く。
穏やかな朝を迎え会社に行き席につく。
デスクワークして終わった後は後輩連れて呑みに行く。
そして呑んだ後は彼女を連れて星を見る中キスをしてベッドイン。オフ男が流れる中愛を語り合う。
結構、自分好き。
皆聞いてくれる。今からある俺の笑い話。
謎の人「じゃあこれは採用ってことで?」
謎の人「じゃあ頑張ってね」
男が、意味ありげに俺に挨拶し微笑みかける。
よく見るとコイツ、ドキッとする位いい男だな息も出来ない位スタイルがいい。
部屋に入るとユメコちゃんが珈琲作ってスタンバってた。
お早う♡
ユメコちゃんと僕のブレイクタイム
〇桜並木
朝早く桜の並木道を歩いて来たらしい。
ユメコちゃん・・見た目はちゃらくて夜露死苦とかいいそうなのにふわふわしている。さくらを舞い花びらが舞う君は僕にキスをする
服は白い系統。髪も女のコらしい色で。ちょっと高めのハンバーガーを食べるんだ。その後花屋で花束買って・・・
どう?似合うって。君は言う。
僕は頷き帰り際にもう1度キスをする。今度は俺から。帰りたくないと駄々をこね結局また一晩いっしょに過ごす。
〇オフィスのフロア
ユメコ「・・・」
崎山先輩「こらそこの2人何してる。 はたらく準備しなさい」
ユメコ「はたらく準備って何? くすっ。 変なの」
崎山先輩。今日も爽やか朝から牛乳んだ後にご飯と玉子焼き食べてるんだろうな
・・・。仕事、仕事。
カタカタカタカタカタカタカタ。
辰「結構難しいな。 クルッ。 このカタログどうすればいいですか?」
崎山先輩「う〜ん。難しいな、もう少し頑張ってみて」
はい。
ココの職場環境は本当にいい。頑張ってと声かけあったり。
カタカタカタカタ。
あともう少し・・・。
(カタカタカタカタ・・・)
・・・終わった
終わった。
やっとご飯だ。
今日は親子丼。
自分で言うのも何だけど結構料理作れる方。家庭菜園もしたりしている。これでモテナイ訳がない。
ユメコ「美味しそう、ご飯。 自分で作ったんですか?」
辰「うん。 モグモグ。食べる? ユメコちゃんは何食べてるの?」
ユメコ「パンです」
パン屋さんのじゃないんだといい3つ目のチョコのパンを食べあい、じゃれ合う所なんかホントラブラブだと思う
休憩終わりに飴を渡し手がふれただけで顔が赤くなる。
どうやら君の存在に夢中らしい
あ、そうだカタログ終わったのでちょっくら行ってきます。
〇綺麗な図書館
ここで最後か・・・。
ユメコちゃんと桜並木道歩けなかったな。カタログにこんなに時間かかるとは。
あっ、来た。
辰「どうも、今晩は。相楽グループの猪鹿倉といいます。カタログ持ってきました。宜しくお願いします」
館長「はい。お願いします。 ・・・ 中々いいですね。 あ、どうぞ」
中々いい本あるな。本は読む方だけど推理小説しか読まない。
カタン。
音がする方に歩いていくと。
閉館時間過ぎてるのに本を握りしめ立ち去っていく男の姿が・・・。
辰「泥棒だよな?図書館閉まってる時間だし。一応言っておくか」
館長「おい、君。何してるんだ。まだ終わってないぞ」
あ、やべ。どうしょう。どうしょう。
俺は咄嗟に目の前にある文庫本を取った。
辰「あ、すみません。こ、これを探してて」
館長「あはは、冗談ですよ。 ・・・おや、この本は」
館長は面白い本をすすめてくれた。女の子同士仲良くなる話し。そして終いには入れ替わり絆を深める話し。けれど百合じゃない。
俺もこんな相棒欲しいなと思いながらユメコちゃんいるからいっかと思い。コンビニにおかず目当なのにビール買いに行くふりをする
館長「あ、これ、このカタログありがとうございます。お願いします」
辰「はい。では、これで」
〇開けた交差点
図書館を過ぎ森林公園を進むと桜並木道があった。ああ、今日、ここであの子と歩いてたのになと思うと今日一日勿体ない事したなと
思った・・・。
何かいい事ないかな。
辰「雨降ってきた。月が隠れてる。 傘がないなあ」
翌朝、仕事場に行くと・・・。
〇オフィスのフロア
崎山先輩「俺等これから帰るから宜しく。今日から配属になる子来るからいいよね。もれなく残業もついているけどじゃあね」
ユメコ「おはよ♡」
顔を赤めながら俺にラ・ブ光線飛ばすユメコちゃん。余程良かったらしい。
どうしようもないなオレ。当分、立ち直れないかも・・・。
涙が溢れんばかりに溢れ出てくる
この気持ちを何というのだろう
辰「あ、館長に泥棒の事いってなかったな」
小説・・・。
そう言えばさくらの絵が描かれてたな。
タイトルが何か
君なかれ
さくら溢れる
音聴けた。
みたいなタイトルだったな
辰「はあ。エッチしたい」
辰「・・・相棒ほしい」
外も見るとまだ雨が降ってた。風邪もひいたし。
くすりが欲しい。
傘も。
ユメコちゃんとのデートもすべて彼の空想のなかだったってことなのかな。好きな人がいるってだけで会社時間が楽しく過ごせそうですね。
彼の頭の中での想いを馳せらせている感じが、素直で純粋で可愛らしかったです。みんな言葉にしないだけで誰しも似たような空想ってありますよね。
本当なら本人しかわからない、なんかいろいろ考えて妄想してるのが全部わかったのが面白かったです。誰しも人ってこんな感じですよね。笑