世界樹世界の魔女と龍

小潟 健 (こがた けん)

27 暇だからギルドへ行こう(脚本)

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〇暖炉のある小屋
ドミニク将軍「聞いたぞ、アデライーデ!! ミスリルと一緒に大活躍だったそうじゃないか!!」
アデライーデ「イヤだよドミニクさん、ミスリルが気ままに暴れただけさね」
ドミニク将軍「ミスリルの力の振るいどころはアデライーデが決めるんだろ? デュナが昔言ったじゃあないか」
アデライーデ「三年も前の話なんだけどねぇ・・・」
ドミニク将軍「それよりもだ、俺は驚いたぞ!」
アデライーデ「あぁ、大型のドーカのこと──」
ドミニク将軍「アデライーデ、友達が出来たんだって!!?」
マリリン「おや、大気が震えた?」
アデライーデ「トモダチくらいいつだってつくれたもん」
ドミニク将軍「その子なんだろう? 俺にも紹介してくれよ」
アデライーデ「マリリン、一発かましてやんな・・・」
マリリン「オウオウ・・・ おひげのステキなおじさまよぉ、はじめましてぇン?」
マリリン「アタイの名は! マリリン!! アデライーデに話つけたいんならさぁ、 先にこのアタイに話を通して貰おうかなぁ?」
マリリン「ア゛ア゛ン゛!!!!??」
ドミニク将軍「・・・・・・」
アデライーデ「今のは完成度高かったよ、甘い飴ちゃんを口に詰めてあげよう・・・」
マリリン「もごーーっ!?」
マリリン「・・・カラコロ・・・黒飴、うめぇなぁ」
マリリン「ガチガチ、バリボリ」
アデライーデ「この子が友達のマリリン、見ての通り飴は齧るタイプなんだ」
ドミニク将軍「完成度? どこを目指しているんだ・・・」
マリリン「チンピラマネージャーと大物タレントを目指してます」
ドミニク将軍「普通が良いんじゃない?」
  ドゥランノ大枝祭の体調不良と、ミスリルの──

〇基地の広場
ミスリル「グルグルグルゥ(単騎で滅殺できるもん)」

〇暖炉のある小屋
  ──との申し出から、アデライーデ達は多少の暇ができていた
アデライーデ「ドミニクさんは、これからまたシャーキン将軍と相談かい?」
ドミニク将軍「これから援軍の本隊が来るし、その編成やら門の攻略やらで、やることは山積みだよ」
ドミニク将軍「だがそれも全て、アデライーデとミスリルがこの砦を守ってくれたからできる事だ」
ドミニク将軍「改めて、ありがとう、感謝する」
アデライーデ「どういたしまして まぁ、アタシらは借りを返しただけさね」
マリリン「貸しをしたらミー君借りれるのかぁ・・・」
アデライーデ「今ならアデライーデも付いてくるよ」
マリリン「んまぁ!? お得!!」
アデライーデ「しかし、そうなると今日は暇だねぇ・・・」
ドミニク将軍「そうだな、アデライーデとドゥランノ大枝祭との会談は明日を予定している」
マリリン「じゃあ探険者ギルドにでも行ってみる?」
アデライーデ「組合にアタシを登録するのかい?」
マリリン「ん~、正直微妙かもなー」

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