エピソード1(脚本)
〇幻想空間
俺は、目を開けるとフワフワした生き物になっていた。
優斗「え、何これ?これが僕?」
優斗「あれ、さっきまで何してたんだっけ?」
神様「貴方は先程車に引かれて亡くなりました」
優斗「え?俺死んだの」
神様「はい、そうです。 早速ですが貴方にはこれから仕事をして貰おうと思います」
優斗「仕事ですか?」
神様「この封筒を1年掛けてこの家に運んで欲しいのです」
優斗「わ、分かりました。ちなみにこの封筒の中身はなんですか?」
神様「心臓と記憶の欠片が入っている」
優斗「し、、、心臓?どうして」
神様「お前には関係ない」
神様は消えてしまった。
〇森の中
〇森の中
〇森の中
〇森の中
〇空
私は遠回りをしながら春夏秋冬過ごしとうとう1年が経った。
神様に言われた家に着いた
〇綺麗な一戸建て
優斗「なるほど。この家に置けばいいのか」
優斗「それにしてもなんか懐かしいな」
その頃家の中では、、、、、
〇シックな玄関
〇ダイニング(食事なし)
お父さん「お母さん、今日の新聞ある?」
お母さん「分かった。今取りに行ってくるね」
お母さんが外に新聞を取りに行く
〇シックな玄関
〇綺麗な一戸建て
家から出てきたお母さんはポストを開ける
すると新聞と見知らぬ封筒が入っていた。
お母さん「この封筒何かしら?」
家に入った後バックに封筒をしまった。
〇ダイニング(食事なし)
お母さん「貴方、新聞よ」
お父さん「ありがとう」
〇部屋のベッド
お母さん「00起きなさい。今日学校でしょ?」
???「後10分だけ寝かせて」
お母さん「遅れても知らないわよ」
龍斗「やべぇ、寝過ごした」
〇ダイニング(食事なし)
お母さん「だから言ったじゃない。送って行こうか?」
龍斗「走っていけば間に合うから」
お母さん「そう、気をつけて行くのよ」
龍斗「もう、行ってくるね」
優斗は勢いよく家を出る。
〇綺麗な一戸建て
家を出てすぐに勢いよく車が突っ込んでつこんきた。
優斗は事故に逢う
この後、運転手が警察と救急車を呼んで優斗は病院に連れて行かれた。
〇病院の廊下
〇病室(椅子無し)
手術中
龍斗(俺は死んだのか?それともまだ生きててこれから死ぬのか?)
医者「心臓がぐちゃぐちゃだからもう駄目だ」
〇病院の廊下
お母さん「なんでこんな事になったんだろう?」
お父さん「お母さん、落ち着いて今は優斗が助かる事だけを考えよう」
医者「残念ながら心臓がぐちゃぐちゃな為これ以上何もできません。ドナーを探すしかないでしょう」
お母さんの鞄から封筒が落ちる。
そして中身が出る。
医者「これはどういう事ですか?」
お母さん「朝、家のポストの中に入っていたんですよ でも、信じて下さい。中身は知りませんでした」
医者「ふむ」
医者は何かに気がついて顎に手を当てた。
医者「僕の勘が正しければまだ助かる可能性があります」
お父さん「本当ですか?ありがとう御座います」
医者はすぐに潰れる後の心臓と封筒に入ってた心臓を鑑定した。すると100%一致した。
そこから1時間後
〇病室(椅子無し)
手術室
封筒の中に入っていた記憶の欠片が私の所まで飛んできた。
何かに導かれる様にフワ。フワリ、ひらり、フワッと空に消えて行く
〇雲の上
〇病室(椅子無し)
短くて長い旅、お疲れ様です。と聞こえた気がした。
龍斗「ただいま」
と言うと、お母さんとお父さんが泣きながら
お父さん「お帰り」
「お帰り」
龍斗「未来の、、いやお化けの俺助けてくれてありがとう」
と小さい声で呟いた。
そうか それは 最後使われるんだ!
と思う話でした!
お化けになった彼が、過去の自分自身を助けに行く話、とてもおもしろかったです。
なぜ1年?と思ってたんですが、全部読んで腑に落ちました。
温かな気持ちになれました。
人の宿命は変えることはできないけど、運命はそれぞれの生き方で変えられるというように、幼い優斗君がどうして命を落としてしまったのか、どうすれば死なずに済んだのかを考えさせられるストーリーだと思いました。