21 聖獣?(脚本)
〇空
良く晴れた空──
その中で、雄大に羽ばたくドラゴンが一頭
その背には──
三人の人影が並んでいた
マリリン「お姉さん・・・お腹の縄、キツくないですか? マリリンは割と限界ですぅ・・・」
イスランド兵3「縄の縛り加減は昨日と同じですよ マリリンちゃんがお昼ごはんを食べ過ぎたんです」
アデライーデ「いくら兵舎の食堂が食べ放題だからって、加減ってモンがあるだろうにね」
イスランド兵3「はい、少し緩めました これ以上は落ちた時に危ないからダメですよ」
マリリン「おぉ、ありがとうございます! これでこの後の戦闘もバッチリです!」
アデライーデ「バッチリも何も、マリリンは見ているだけだろうに・・・」
マリリン「え~? アディだって、ミー君に働かせて見ているだけじゃん」
アデライーデ「いざって時は働くさね」
アデライーデ「そんな事よりも、弓兵長 そろそろ目標だよ」
イスランド兵3「はい・・・確認しました」
イスランド兵3「それでは、ミスリルによるドーカ集団への攻撃をお願いします」
アデライーデ「ミスリル、今日はアンタの体力以外、無制限だ──」
〇空
「やっておしまい」
ミスリル「グル(承知)」
〇海岸の岩場
小島を埋め尽くさんばかりのドーカ達に、暴君の嵐が叩き付けられた
その威力はテルトラット砦近辺での制限されたものの比ではなく、ドーカ達を大地ごと抉り抜いた
〇空
マリリン「スゲー! 耕してるー!」
イスランド兵3「フフッ、ウフフ、それは良いですね・・・ まるでビチ○ソ共が肥料の様です!!」
マリリン「おっ、おう・・・そうですね・・・」
マリリン「ねえアディ? ミー君ってやっぱり聖獣なのかな?」
アデライーデ「聖獣? 魔獣じゃあなくってかい?」
マリリン「そういやアディは離島で引き込もって居たんだっけ?」
アデライーデ「引き込もっちゃあいなかったけれども、小さな離島群の中で生活していたのさ 本島の情報は2年ぐらい知らないね」
マリリン「本島っていうか、幹都の教会の勢力が少し変わったんだよね」
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