プールでの出来事

わみと

読切(脚本)

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〇水泳競技場
  とある休日の
  とあるプールで
  ヤスカ、ナツト、ヨシヤの
  3人はテストに合格したのだが
ヨシヤ「やったー!! 俺ら3人は合格だぜ」
ナツト「やったぜ!!」
ヤスカ「頑張って練習したからだね」
  リンゴ、リョウジ、ユキカは
  テストで不合格となってしまった
リョウジ「うえーん、不合格だ」
リンゴ「頑張ったのにね」
ユキカ「悔しいよぉー」
ヤスカ「どんまい!!3人とも」
ヨシヤ「泣くなよ、3人とも」
ナツト「そうだぜ、まだ次があるんだから」
リョウジ「うん、分かった」
リンゴ「次、頑張るね」
ユキカ「でも、自信無い」
ヤスカ「ユキカちゃん大丈夫だって」
ナツト「そうだぜ、俺らも応援するし」
ヨシヤ「元気出しなよ 次はきっと行けるから」
ユキカ「うん、ありがとう」
  そして、翌週、
  再びテストが行われた
  リンゴとリョウジはなんとか
  合格出来たのだが
  ユキカはまた不合格となってしまった
ユキカ「うえーん、また不合格だよ」
ユキカ「やっぱりダメだった」
ヤスカ「ユキカちゃんがまた不合格で 私、悲しいわ」
ナツト「俺もだぜ」
ユキカ「えーんえーん、 私、このまま 取り残されちゃうんだ」
コーチ「何、めそめそしてんだ、ユキカ」
コーチ「お前、今日、居残りだからな」
ユキカ「えー、そんなのやだよー」
コーチ「だって仕方ないでしょ」
ユキカ「うえーん えーんえーん」
コーチ「今日はユキカ以外 帰っていいぞ」
ユキカ「みんな帰っちゃうよぉ」
ユキカ「うわーんわーん うえーんえーん」
ユキカ「えーんえーんえーんえーん」
ヤスカ「ごめんね、ユキカちゃん」
ナツト「先に帰るけど、頑張ってな」
ヨシヤ「めそめそすんなって」
リョウジ「じゃあ、申し訳ないけど」
リンゴ「私も、ごめんね」
ユキカ「うえーん えーんえーん」
コーチ「努力しないお前が悪いんだろうが」
ユキカ「うわーん わーんわーん」
コーチ「やる気あるのか?お前」
ユキカ「えーんえーん うわーんわーん」
  ユキカちゃんは
  涙を流して泣くばかり
  そして、2時間後
コーチ「俺も帰るからな」
コーチ「お前はもう後3時間居残りだ ええな?」
ユキカ「えーんえーん」
  そして、3時間後

〇住宅街
  やっと練習を終えたユキカちゃんは
  水着のまま
  すっかり暗くなった
  夜の街を
  泣きながら歩いて帰るのだった
ユキカ「しくしく、えーんえーん」
ユキカ「うえーん、えーん」
  そして、
  
  バタン
  
  ユキカちゃんは
  疲労によりたおれてしまったのだ

〇病院の診察室
  その後、
  たまたま通りかかった
  通行人により
  ユキカちゃんは
  病院に運ばれたのだった
  重い過労と診断されたのだった
  ユキカちゃんには
  重いストレス症状も見られた
ユキカ「はぁ、私ったら 水着のまま」
ユキカ「暗くなった夜の街を歩いて 過労で倒れてしまった」
ユキカ「通行人のおじさんにも 迷惑かけちゃった」
ユキカ「夜も遅いし お父さんもお母さんも 心配してるよね」

〇住宅街
  そして、ユキカちゃんは
  再び夜の街を水着のまま歩いた

〇女の子の一人部屋
  そして、家に着いた頃には
  深夜1時をまわっていたのだ
  両親もとっくに寝ている
ユキカ「はぁ、疲れたな」
ユキカ「早く寝ないと」

〇水泳競技場
  そして一ヶ月後
  ユキカちゃんは
  努力の末に
  テストに合格したのだった
ユキカ「やった!!」
ヤスカ「おめでとう」
ナツト「やったね」
ヨシヤ「だから、諦めるなって言ったやろ」
リョウジ「やれば出来るじゃん」
コーチ「やれば出来ると 信じてたぞ」
リンゴ「ユキカちゃん、 頑張ったね」
  その後、コーチと
  ユキカちゃんを含む6人で
  スイミングを楽しんだのだった

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