【第12話】終焉の祝祭(脚本)
〇学校の校門
春。高校最後の日がやってきた。
教室にはいつも通りの賑やかさがあった
〇教室
しゅん(平凡に過ごしたはずの一年が、 いつの間にか一番大切な時間になっていたな)
えま「ついに今日がしてしまったね・・・」
えまも卒業式の日は普通に制服を着ている
こいつ、普通の制服ちゃんと残してたのか
しゅん「ああ、平凡に過ごすって目標は全く達成できなかったけどな」
友達のゆうや、るる、あさなも教室にいて
笑顔で話している
俺たちの物語はここで区切りを迎える
しかし友情も、想いも、ずっと続いていく
〇体育館の舞台
そして、俺らは卒業式を無事に終わり
〇教室
しゅん「さて、帰るか・・・」
えま「しゅん、ちょっといい?」
しゅん「ん?ああ」
しゅん(最後に変なことに巻き込まないでくれよ・・・?)
〇学校の廊下
えま「あのね・・・私ずっと言いたかったことがあるの」
えま「・・・・・・・・・っ!!」
えま「あんたは!!卒業しても!! 今年も来年もずっと遊ぶわよ!!約束!!」
しゅん「・・・・・・」
しゅん「ああ、俺もそうしたいよ」
〇桜並木(提灯あり)
二人、夕焼けの桜道を並んで歩く
終わりは、いつも新しい始まり。
これからも平凡でない人生が続く・・・