魔獣と同等の力③(脚本)
〇地下の避難所
91番「手はねぇが・・・・・・」
91番「アイツの意識の向く先の正体さえわかれば、 もしかしたら──」
91番「なんだ・・・・・・?」
96番「・・・・・・・・・・・・」
96番「・・・・・・悪ぃ」
91番「ん?」
96番「やっぱ──我慢できねぇわ」
91番「・・・お前、どういう──」
96番「『ちょっかい』かけてくるぜぇ・・・ 魔獣ちゃんに❤」
91番「・・・・・・・・・・・・」
91番「は?」
91番「・・・・・・はぁ・・・・・・ ・・・ったくよぉ!」
魔獣「・・・・・・・・・」
???「魔~獣~ちゃ~ん!」
魔獣「・・・・・・・・・」
魔獣「・・・・・・・・・・・・」
96番「あらら?無反応でちゅか~?」
96番「だったら、もっと殴っちゃいまちゅよ~っと!」
96番「・・・へぇ」
96番「つーか、さっきからそれは何なんだよ?」
魔獣「・・・・・・・・・・・・」
96番「・・・こいつ!」
〇地下の避難所
96番「何を企んでんのか知らねぇが── 俺と戦れ!」
96番「掴んだぜぇ・・・」
96番「オラァ!」
96番「ハハハ! ようやくまともに戦ってくれそうだな・・・・・・」
魔獣「𡿨☃〆♔♯←❍♪𠆡■・・・・・・」
96番「っやべ──」
96番「・・・・・・くっ!」
〇地下の避難所
91番「96番! ・・・クソ!」
96番「チッ!好き勝手しやがって──」
91番「オラァ!」
魔獣「𠰀㊭↖☪⧳→♯🂡■□↙!!」
96番「チッ・・・!」
96番「おい!91番! 邪魔すんな!」
91番「邪魔ってお前なあ・・・ 一撃食らってたろ」
96番「っうるせぇ!」
91番「ごふっ・・・」
96番「大人しくしてろ!」
91番「てめぇ・・・・・・」
96番「・・・・・・大体わかったんだよ。 コイツの警戒の下がな・・・・・・」
91番「何・・・?」
〇地下の避難所
96番「アイツだよ・・・ あの試験官サマだ」
91番「試験か──」
91番「クソ、お前が刺激したせいで攻撃してくるようになったじゃねぇか・・・」
91番「・・・で、俺らの試験官がここにいるって? そんな都合のいい話、あるか?」
96番「そりゃあある。 アイツもZ隊を任されてんだ。 俺らに何かあったら困るのさ」
91番「・・・それはそうだろうな」
「・・・・・・・・・・・・」
「ふざけんな!」
96番「お、珍しく気が合ったな」
91番「・・・まあな。 だが、冷静に考えりゃ、 俺らだけで倒すのは無理だ」
91番「何か、あと一手がねぇとな──」
「っ!」
???「・・・ここまでだな」
魔獣「♠ⓨ≣⇌⊛𠸖⧫𠁆✿𠮷!!!!」
91番「っ来るぞ!」
91番「っ!」
91番「・・・・・・試験官!」
魔獣「・・・・・・・・・?」
試験官「フッ・・・初めましてだな、化け物」
試験官「そして──さよならだ」